かあさんは雨女

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英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!その③ 〜「ミッフィーのぼうけん」9月17日放送分〜

こんにちは。

1歳1ヵ月になった娘・おタマが少しずつ言葉を理解するようになり、楽しくってつい色んな芸(?)を仕込んでしまう新米かあさん、マミです。

 

「パチパチ」と言えば拍手してくれますし、「何歳?」と聞けば指でぎこちなく「1」を作ってくれます。「いないいないばあ」も、してもらうよりするほうが得意。「いないいない」が言えなくて「んまんまんま…ばぁ〜」になってしまうのもご愛嬌。

最近は「バンザーイ」を覚えました。私が言うのに合わせて「ばばーい」と言いながら元気いっぱいに両手を挙げてくれます。可愛さが振り切れていますね。

 

さて、そんな親バカ全開の私ですが、今日は英語の回でした。遅くなりましたが、ちゃんとやりますよ。日曜の「ミッフィーのぼうけん」をディクテーションします。

 

※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。

英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜

 

今回はちょっと難易度高かったです。ご指摘や訂正はコメント欄にてどうぞ。

 

ミッフィーときんぎょ」9月17日(日)放映

 

のっけから、なぜか金魚鉢を持って歩いていくミッフィー。呼び止めるナレーションです。

 

Narrator: Hello, Miffy. Are you taking that goldfish for walk?

(やあ、ミッフィー。金魚を散歩に連れていくのかい?)

Miffy: Ha-ha, don't be silly. You don't take fish for walk. This is Bubbles(?). I'm looking after him for Dan.

(ハハハ、ばかなこと言わないで。お魚を散歩に連れて行ったりしないわ。これはバブルス。ダンのために、お世話をしているの。)

Narrator: Oh, so, where are you taking him?

(ああ、それじゃ、どこへ連れていくの?)

Miffy: To the playground. I'm bringing him with me to make sure he stay safe.

(遊び場よ。彼(バブルス)が安全に過ごせるかどうか見守るために連れていくの。)

Narrator: That's very thoughtful of you, Miffy. Just be careful with him.

(それは思いやりのあることだね、ミッフィー。気をつけてね。)

Miffy: I will.(そうするわ。)

 

犬や猫ではなく、金魚のお世話を頼むなんて、律儀なことです。

ダンというのは、ミッフィーの友だちの男の子。ビジュアルはミッフィーにそっくりですが、耳がちょっと違います。そのダンが金魚の飼い主というわけ。

look after〜で「〜の世話をする」。金魚さんの名前のスペルはBubblesで合っているのかわかりませんが、himと言っているのでオスのようですね。 

 

Miffy: Hi, Melanie. Hi, Grunty.(こんにちは、メラニー。こんにちは、グランティ。)

Melanie: Hi, Miffy.(こんにちは、ミッフィー。)

Grunty: Miffy! Catch!ミッフィー! キャッチして!)

Miffy: Oh!(ああ!)

Grunty: Oops, sorry, Miffy.(あっ、ごめんね、ミッフィー。)

Miffy: It's alright, Grunty. But be careful with Bubbles.

(大丈夫よ、グランティ。でもバブルスに気をつけてね。)

Grunty: I will.(気をつけるわ。)

 

広場では、友だちのメラニーとグランティが遊んでいます。

ボール遊びをしているところに金魚なんか連れてったら、そりゃそうなるで…というシーンですね。"Be careful.""I will."のやり取りが、さっきのナレーションとミッフィーのやり取りの「被せ」みたいになっています。

 

Melanie: You should put him down somewhere out of the way.

(どこか、(ボールの来ないところに)降ろすべきね。)

Miffy: OK.(わかった。)

Grunty: Let's see how high we can fly the ball. Here(Hiya?)!

(どれくらい高くボールを飛ばせるかしら? それ!)

Miffy: Oh! Got it! Higher!(ああ! 捕まえた! もっと高く!)

Melanie: Got it. Even higher!(捕まえた。もっともっと高く!)

Grunty: Oh, miss!(あっ、失敗。)

Miffy: Bubbles!(バブルス!)

 

somewhere out of the wayというのが、どういう解釈をすればいいのか少し自信がないですが、恐らく「ボールの通り道(the way)を離れた(out of)ところ」ということではないかと思います。

グランティがボールを投げたときの掛け声、人にものを渡すときの"here"なのか、単に意味の無い掛け声なのかもよくわかりませんでした。外国語だと、このような掛け声やオノマトペをどのように綴るのかがちょっと難しいですね。

金魚鉢をせっかく離れたところに置いていたのに、ボールが飛んでいってやっぱり危ない目にあうバブルス。かわいそう…(笑)。

 

Melanie: Sorry, Miffy. That was my fault.(ごめんね、ミッフィー。私の失敗だわ。)

Grunty: Maybe the playground isn't the safest place for goldfish after all.

(遊び場は結局、金魚にとって一番安全な場所じゃないみたいね。)

Miffy: You're right, Grunty. I'd better take him home. Bye!

(その通りね、グランティ。家に連れていくのがよさそうだわ。バイバイ!)

Melanie/Grunty: Bye, Miffy.(バイバイ、ミッフィー。)

 

グランティが的を射たことを言ってくれて、ミッフィーは早々と退散。

"would better do"は「〜するのがよい」という意味で、他人に対して使うと「〜しなさい」と指示する表現になります(主に目下の人に対して使われます)。ミッフィーは自分自身の行動に対してこのフレーズを使い、「バブルスを連れて帰った方がよさそうね」と言っています。(この"would better do"、前回も出てきていました。)

 

Miffy: Hey, Snuffy. Be careful! Oh, all right. Just one throw. There!

(あら、スナッフィー。気をつけて! ああ、わかった。1回投げるだけね。それ!)

 

家に向かう道すがら、今度は犬のスナッフィーがじゃれてきます。

木の枝を投げてもらって嬉しいスナッフィー、思わずミッフィーに飛びつきますが…。

 

Miffy: Careful, Snuffy! Sorry, Snuffy. Looking after fish is harder than I thought.

(気をつけて、スナッフィー! ごめんね、スナッフィー。魚のお世話って、思っていたより大変だわ。)

 

 ミッフィー、金魚のお世話がうまくいかず、しょんぼりとおうちに帰ります。

 

Mother: Miffy! Miffy? Miffy bug(?). Did you not hear me calling? Dinner's ready.

ミッフィー! ミッフィー、かわいいミッフィー。呼んでいるのが聞こえなかったの?夕飯ができたわよ。)

Miffy: Sorry, Mommy. But I don't want to let go of Bubbles. Every time I did, something terrible really happens!

(ごめんなさい、ママ。でも私、バブルスを置いていけないの。そうするたびに、何か恐ろしいことが本当に起こるのよ。)

Mother: Oh…(あら…)

Miffy: The only way I can be sure Bubbles is safe is to not put him down till morning.

(バブルスが安全だって確信できるただ一つの方法は、朝まで彼を置いておかないことなの。)

 

最初のせりふ、ママがミッフィーを呼びかけるときに使った語について。

英語では、恋人や夫婦、親子などの間で、愛情をこめて相手を呼ぶときの表現がたいへん多彩です。日本人でも薄々知ってる(?)honeyやdarlingの他に、海外ドラマなどを観ていると、sweetie, sugar, pumpkinなどなど、実に多彩な食べ物の名前で呼び合っていたりします。たぶん「食べちゃいたいくらい可愛い」という愛情の現れなのでしょうね。

で、このママのせりふも何かそういう愛情表現の一種なのだろうけれど、よくよく聞いてみると、どうやらbugと言っているらしい。…虫? と思って色々調べたところ、辞書には載っていなかったのですが、こちらのサイトでbug, sugar bug, love bugという表現が見つかりました。虫は虫でも、ladybug(てんとう虫)のように、ちんまりと可愛らしい虫さんのような我が子…ということなのでしょうか。わかるような、理解しがたいような。上記のサイトには、他にもnoodleとかbeanとかpotatoとか…、結局、なんでもいいんかい! とツッコミを入れたくもなりますが、自分のお気に入りを探して呼んであげるといいようですね。

 

Mother: Hmm… So does Dan hold Bubbles all the time to keep him safe?

(うーん…じゃあ、ダンは彼(バブルス)を安全にしておくために、いつも抱えているの?)

Miffy: Hm… He keeps Bubbles on the shelf in his bedroom. We can do the same!

(うーん…彼は、ベッドルームの棚の上にバブルスを置いているわ。同じことをすればいいのね!)

Miffy: There you go. It will be nice and safe there. Thank you, Mommy.

(これでいいわ。そこは居心地が良くて安全ね。ありがとう、ママ。)

Mother: You're welcome. Now, come and have some dinner.

(いいのよ。さあ、来て夕飯を食べましょう。)

Miffy: Um…(うーん…)

Mother: It's your favorite.(あなたの好物よ。)

Miffy: Carrot stew!? Yay!(にんじんのシチュー?やった!)

 

ママが核心を突いたことを言います。まじめに四六時中金魚を抱えていたミッフィー、ようやく真実に気づいたようです。ちょっとズレたところがあっても、こういう責任感が強くてまっすぐなところが、ミッフィーの魅力ですよね。

 

Father: And they all lived happily ever after. The end. Night-night, Miffy.

(そして、彼らはいつまでも幸せに暮らしました。おしまい。おやすみ、ミッフィー。)

Miffy: What about Bubbles, Daddy?(バブルスには、パパ?)

Father: Oh, night-night, Bubbles.(ああ、おやすみ、バブルス。)

Miffy: Night-night, Daddy.(おやすみなさい、パパ。)

 

寝る前の日課なのでしょう、ミッフィーに絵本を読んであげているパパ。

この"They all lived happily ever after."という表現は、「彼らはいつまでも幸せに暮らしました。めでたし、めでたし」というおとぎ話の定型表現ですね。このフレーズを見ると、私はいつもディズニー映画"Enchanted(邦題:魔法にかけられて)"を思い出すのですが、語り始めると長くなるので割愛! 英語の勉強にと思い、せりふを全部洗い出して分析した思い出の作品です。映画に使われる英語の解説なんかも、いつかやりたいなあ。

「おやすみなさい」の表現としては、言わずと知れた"Good night."の他にも、ここに出てきた"Night-night."とか"Nighty-night."というものがあります。

 

さて、翌朝。ミッフィーがバブルスに餌をやっていると、ダンが訪ねてきます。

 

Dan: Morning, Miffy. How's Bubbles?(おはよう、ミッフィー。バブルスはどう?)

Miffy: Hi, Dan. He's fine. I'll just get him. Here he is.

(こんにちは、ダン。彼は元気よ。いま連れてくるわね。さあ、どうぞ。)

Dan: Oh, hello, Bubbles. I knew you were doing great job, Miffy. I told everybody what a great pet sitter you are(?).

(ああ、こんにちは、バブルス。君はいい仕事をしてくれると思っていたよ、ミッフィー。僕はみんなに、君がどんなにすばらしいペットシッターかを教えたんだ。)

Miffy: Everybody?(みんな?)

 

ダンのせりふが速くて聴き取りづらかったのですが、ミッフィーペットシッターとしての資質をみんなに吹聴したみたいですね。余談ですが、babysitter(ベビーシッター)という語はスペースを空けずに1語で表現できるのに対し、pet sitterは2語のままになっています。使われる頻度の違いでしょうか。

 

噂を聞きつけて、早速くまのボリスが訪ねてきます。ライトニング(稲妻)という、仰々しい名前のペットを飼っているようですが…?

 

Boris: Hello, Miffy. Dan said you'd be the perfect person to look after my pet. Lightning. Just for one night.

(こんにちは、ミッフィー。ダンが、君は僕のペットのお世話をするのに完璧な人物だって言っていたよ。ライトニングだ。1晩だけでいい(から、世話してほしい)。)

Miffy:Lightning? I don't know… Oh! That one then(?).(ライトニング? どうしよう… ああ! これならいいわ。)

Boris: Thanks, Miffy. See you tomorrow.(ありがとう、ミッフィー。また明日ね。)

Miffy: Bye, Boris.(さよなら、ボリス。)

Dan: Bye.(さよなら。)

Miffy: Bye, Dan. Bye, Bubbles.(さよなら、ダン。さよなら、バブルス。)

 

大人のボリスが、子どもであるミッフィーの家にアポ無しで来ていきなりペットを預けていくとは、いい度胸だ…と思ってしまうのですけれど(笑)。私が保護者だったらちょっと怒ると思う…、と、余談はさておき。

ライトニングというのは、カメさんの名前なのでした。それなら大丈夫かな?

 

Narrator: Miffy? Are you going to take Lightning for walk too?

ミッフィー? 君はライトニングも散歩に連れていくの?)

Miffy: No. I got the perfect bedside table to keep him on.

(いいえ。彼を置いておくのに完璧なベッドサイドテーブルがあるの。)

Narrator: Let's think that's probably best.(たぶん、それが一番いいだろうね。)

 

賢いミッフィーは、ペットを連れて歩くのではなく、居場所を作ってあげるということを学んだのでした。めでたし、めでたし。

 

さて、これで3回目が終わりました。

ディクテーションシリーズを始める前は、せりふを全部書き取るなんて難しいかな? と思っていたのですが、いざ始めてみるとなかなか楽しいです。アニメを最初に通して観たときは、毎回「これが一言一句聴き取れるのか…?」と不安に思ったりもしますが、何度も繰り返して聞いているうちにピッタリくる英語に思い当たったときの快感といったら! 病みつきになりそうです(笑)。今後も無理のないペースでやっていきます。

 

さて、スペイン語検定の時期も近づいてきて、このところ少し立て込んでいます。次回は連続でミッフィーをやることになるかもしれません。いずれにせよ、近いうちにまたお会いしましょう。