英語リスニング・ディクテーションチャレンジ! 〜「ミッフィーのぼうけん」1月7日放送分〜
こんにちは。
毎日寒いですね。世間では「爆弾低気圧」なる言葉まで出現しております。
北陸地方は相変わらず雪に閉ざされていますよ〜。
ぼたぼたと分厚い雪が舞い散り、窓の外がますます真っ白になっていくさまを呆然と見つめる関西人一家(夫は九州出身ですが)。
いよいよ少しずつ歩きはじめた我が家の1歳児・おタマですが、いま外に出るとたちまち雪の中に埋まってしまいますので、お散歩に出かけるのはもう少しお預けです。
は〜るよ来い♪ は〜やく来い♪
さて、今回は遅くなりましたが「ミッフィーのぼうけん」ディクテーションですね。先週日曜放送分です。
と、そのまえに余談をひとつ…
昨年の秋クールに放映された「ミッフィー」がもうDVD化されたようです。
DVDには英語字幕もついているので、当ブログで私が聴き取った英語が、早くも答え合わせできてしまうということ…(びくびく)。
まだ私が買うかどうかは検討中ですが(元々「お金をかけずにやる」というコンセプトの英語プロジェクトですので)、当ブログに書かれた英語のあやふやな部分については、きちんと公式な「答え」が手に入りますよ〜…と読者の皆様にアナウンスしたうえで、フェアにまいりたいと思っております。
これから放映されるエピソードについても、既にDVD化されたものの再放送が時々あるようですし…。確実に英語でミッフィーを理解したい方は、DVDBOXも発売されていますので、そちらを購入されると良いかもしれません。
では、当ブログではいつも通り、私が地道に聴き取った英語にてお送りしていきます。
※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。
英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜
「ボリスがおれちゃった?」1月7日(日)放送分
車に乗って、どこかへお出かけ中のミッフィーとママ。
Miffy: Where are we going, Mommy?(私たちどこへ行くの、ママ?)
Mother: We're off to collect Boris Bear.(私たちは、くまのボリスを迎えに行くのよ。)
Miffy: Hurray!! Boris always makes me giggle.(やったー! ボリスはいつも私を笑わせてくれるのよ。)
"collect"には「集める」という意味以外に「人を迎えに行く」という意味もあります。
「笑い」をあらわす英単語には色々と種類がありますが、"giggle"は「くすくす笑う」というニュアンス。楽しかったり、少し呆れてしまって「ちょっと笑っちゃう」感じなのでしょう。ボリスは確かにそそっかしくて面白いので、お友だちにいたら楽しそうですね。
Miffy: But Mommy, we're going the wrong way. Boris's house is that way.
(でもママ、この道間違ってるわ。ボリスの家はあっちよ。)
Mother: That's because today we're collecting Boris from the hospital.
(ボリスを病院に迎えに行くからよ。)
Miffy: The hospital?(病院?)
Mother: Yes. Poor Boris fell out of an apple tree this morning and broke his arm.
(そうよ。かわいそうなボリスは、けさリンゴの木から落ちて、腕を折ってしまったの)。
Miffy: Boris is broken!? Oh, no!(ボリスが折れちゃったの!? たいへん!)
この"Boris is broken"という表現、なかなかインパクトがあります(今回のサブタイトルにもなっていますね)が、まあ「骨が折れた」っていうことを示すのに"be broken"が使われる…こともあるのかな? なんだか、命の危険がありそうな言い草ですが…。
Mother: Come on, Miffy. Let's go and find out where Boris's room is.
(おいで、ミッフィー。ボリスの部屋を探しに行きましょう。)
病院に着いて、さっそく中に入ろうとするママ。ところが、ミッフィーはなんだかモジモジしています。
Mother: Aren't you going in, Miffy?(行かないの、ミッフィー?)
Miffy: Yes, but… I think I might have a tummyache.
(うん、でも…私、おなかが痛いみたいなの。)
Mother: Have you? Then maybe you need to see a doctor too, Miffy.
(そうなの? それじゃあ、あなたもお医者さんに診てもらわないとね、ミッフィー。)
ミッフィーが言っている"tummyache"とは、"stomachache"つまり「腹痛」の幼児語。
聴き取りにくいですが、不定冠詞の"a"がついていたようなので「痛み、なのに可算名詞(一つ、二つと数えられる名詞)なのかな…?」と辞書を引いてみたところ、「可算・不可算どちらでも使われる」とのことでした。
このほかに"-ache"とつく単語は"toothache"(歯痛)"heartache"(心の痛み)など色々ありますが、大体どれも可算/不可算どちらもアリとのこと。ただ"headache"(頭痛)は可算名詞のみ、とのことで、その線引きがよくわかりませんが…。まあ、"a"をつけてもつけなくても意味は変わりませんから、深く考えないことにしましょう。
Mother: Oh, here's one coming now.(あら、さっそく(お医者さんが)来たわ。)
Doctor: Hello.(こんにちは。)
Mother: Hello, doctor. We've come to visit Boris Bear.
(こんにちは、先生。私たちは、くまのボリスに会いに来たんです。)
Doctor: Ah, yes, Boris. I'm going to check on him now. Come this way.
(ああ、そう、ボリスね。これから彼を診察するところよ。こちらへどうぞ。)
Miffy: Uh… oh…(うーん…)
Mother: Miffy isn't sure about hospitals.(ミッフィーは病院が少し怖いみたいなんです。)
Doctor: That's a shame. Because I really need an assistant to help me with some very important jobs.
(それは残念。私はとても大事な仕事を手伝ってくれる助手を探していたんだけど。)
Miffy: Oh! Me! Me!(あっ! 私! 私!)
Doctor: There you are.(いいわね。)
Miffy: I love helping.(私、お手伝い大好き!)
Mother: Oh, Miffy…(まあ、ミッフィーったら…)
ママのせりふ、"Miffy isn't sure about hospitals."ですが、"sure"は「確かな、信頼できる、しっかりした」という意味なので、その否定形で「病院に対して不安がある、よくわからない気持ち」というニュアンスかな…?と思い「怖い」と訳しました。
Mother: Hello, Boris. Look what I brought.
(こんにちは、ボリス。私が連れてきたもの(人?)を見て。)
Boris: Hello, Miffy! You came to visit!
(こんにちは、ミッフィー! 来てくれたんだね!)
Miffy: Boris! Hmm… You don't look broken.
(ボリス! うーん…折れてるようには見えないわ。)
Boris: Ha ha, oh, good.(ハハハ、それは良かった。)
Miffy: Is your arm very sore?(腕、とっても痛むの?)
Boris: It was when I first fell out of the tree.(最初、木から落ちたときは痛かったよ。)
Doctor: But we're making it all better now.
(でも私たちがいま、(治療して)よくしていますからね。)
最初のママのせりふ"Look what I brought."は、ちょっとびっくりしますが、「ミッフィーを連れてきたのよ、見て」ということ。"bring"には、物だけでなく「人を連れてくる」という意味もあるのですね。そして、こういう場合は"who"ではなく"what"を使うのが一般的ですが、別にママが娘をモノ扱いしているわけではないようです。
昔観たアメリカのコメディドラマ「フレンズ」で、異性の友人を紹介しあう場面があり、"Look what you brought!"(直訳:あなたの連れてきた人を見て!)という台詞で「なんて素敵な人を連れてきたの!」と感動を表現する…というのもありました。
Miffy: Hmm.. Ah…(うーん…ああ…)
Mother: Where are you going, Miffy?(どこへ行くの、ミッフィー?)
Boris: What are you looking for?(何を探しているんだい?)
Miffy: Um… Where did you put the broken bit?(うーん…折れた骨のかけらはどこ?)
Doctor: The broken bit is inside this hard plaster. It protects the broken bone.
(折れたかけらはこの硬い石膏(ギプス)の中よ。折れた骨を守っているの。)
Miffy: Oh… You should've put that on before you climbed the tree, Boris.
(ああ…それ、木に登る前につけておいたら良かったね、ボリス。)
Boris: Ha-ha, you're much more sensible than me, Miffy.
(ハハハ、君は僕よりずっと分別があるね、ミッフィー。)
Doctor: Making our patients comfy is the most important job of all. Can you help me?
(患者に居心地よく過ごしてもらうことが一番大事な仕事よ。手伝ってくれる?)
Miffy: Of course. I like helping.(もちろん。お手伝い大好き。)
Boris: Thank you, Miffy. Would you like a grape?(ありがとう、ミッフィー。ブドウをひとついかが?)
Miffy: Yes, please.(ええ、いただくわ。)
ミッフィー、「骨のかけらはどこ?」とは、なかなかホラーなことを言いますね。
お医者さんの言った"comfy""comfortable"の略語で「居心地がいい」ということ。口語でよく見かける表現です。
ミッフィー、手伝いに来たのに、ブドウを食べちゃってますよ…?
Mother: Here, Boris. We brought your woodwork magazine to read while you're getting better.
(どうぞ、ボリス。治している間に読めると思って、あなたの木工雑誌を持ってきたわ。)
Boris: Oh, thank you. This one's my favorite.(ああ、ありがとう。これ、ぼくのお気に入りなんだ。)
Mother: And… some more grapes.(それと…ブドウをもう一房。)
どうやら、ボリスは「ブドウ大好きキャラ」として知られているようです。普段から自分の好きなものを周りに吹聴しておくと、こういうときにお見舞いでたくさんもらえたりしますよね〜。
Mother: Oh, Miffy. You'd better help Boris turn the pages.
(あら、ミッフィー。ボリスがページをめくるのを手伝わなきゃ。)
Miffy: Um… I'm (???) helping him with grapes.(もぐもぐ…私、ブドウを食べるのを手伝っているの。)
Boris: You're excellent helper, Miffy.(君は素晴らしいお手伝いだね、ミッフィー。)
Miffy: I know. It's a very important job.(そうよ。これはとっても重要な仕事なの。)
ミッフィー、ボリスが本をめくれず困ってるのに、助けてあげへんのか〜い!
ミッフィーのせりふは、ブドウを食みながら喋っているので、よく聴き取れませんでした(笑)。
それにしても、ボリスは優しいなあ。「素晴らしいお手伝い」って、ブドウ食べられてるだけなのに…。
Doctor: Good news, Boris. You're well enough to go home now.
(いい報せよ、ボリス。あなたはもう家に帰れるくらい良くなったわ。)
Boris: Oh, good. Thank you, doctor. Sorry, "doctors".
(ああ、良かった。ありがとう、お医者さん。失礼、「お医者さんたち」。)
Miffy: No problem.(いいのよ。)
Doctor: Have plenty of rest and try not to bump your arm while it mends.
(休養をたっぷりとって、元通りになるまでは腕をぶつけないようにして。)
Boris: I'll try, but I am rather than(?) clumsy.(やってみます、でも、僕って不器用だから。)
Doctor: Bye, then.(それじゃ、さよなら。)
最後のボリスのせりふがよく聴き取れませんでした。"clumsy"は「ぎこちない、不器用な」という意味ですね。rather thanだと意味がずれちゃうので、多分ちがう助詞が入るのでしょうが…。
Miffy: Next time you climb the apple tree, be more careful.
(次にリンゴの木を登るときは、もっと気をつけてね。)
Barbara: That's exactly what I was about to say.(それ、私も言おうと思っていたことよ。)
Miffy: Look, Barbara. Boris's mended. I helped to mend him.
(見て、バーバラ。ボリスが治ったの。私が治すお手伝いをしたのよ。)
Barbara: Are you feeling better, Boris?(気分は良くなった、ボリス?)
Boris: Much better. Thanks to all my lovely visitors, and the doctors, of course. Especially doctor Miffy.
(とてもいいよ。すばらしいお客さんと、もちろん、お医者さんたちのおかげでね。特に、ミッフィー先生。)
ここで、ボリスのガールフレンド、バーバラの登場です。
ミッフィーはボリスにお医者さん扱いしてもらって、ご満悦の様子。いやいや、君ブドウ食べるしかしてないやん…。
Barbara: Well, we should cheer you up too! A lovely big bunch of grapes.
(そうね、私たちもあなたを元気づけなきゃ! すてきな大きい房のブドウよ。)
Boris: More grapes!(またブドウだ!)
Mother: Let's get you home, shall we?(家に帰りましょうか。)
Miffy: Oh, do we have to? I like hospitals.(あら、帰らなきゃいけないの? 私、病院大好き。)
Mother: Maybe you can come back here one day, when you're a real doctor.
(きっとまたいつか戻ってこれるわ、あなたが本物の医者になったときにね。)
Miffy: Oh, "Dr. Miffy, how do you do?"(ああ、「ミッフィー医師です、初めまして」。)
"a bunch of grape"で「一房のブドウ」。ここでは複数形になっているので、房がたくさんあるのですね。良かったね、ボリス。
ミッフィー、最初は「病院怖い」状態だったのに、すっかり病院が気に入ったようです。
Boris: Do you think they'll mind if I use that wheelchair?
(この車いす、僕が使っても大丈夫かな?)
Barbara: You don't need a wheelchair for a broken arm, Boris.
(あなたは腕が折れたんだから、車いすなんか要らないわ、ボリス。)
Boris: It's not for me, it's for all the grapes! Ha-ha.
(僕が乗るためじゃなくて、このブドウを全部載せるためさ! ハハハ!)
Barbara: Oh, Boris...(まあ、ボリスったら…)
ボリスが言っている"they'll mind if I〜"ですが、"mind"は「嫌がる、気にする」という意味の動詞なので、直訳すると「僕が〜すると、彼らは嫌がるかな?」となります。つまり、「〜してもいいかな?」という意味になるわけですね。
同じように、相手に面と向かって「〜していい?」とたずねるときも"Do you mind if I 〜?"という表現がよく使われます。この場合、返事のしかたが要注意でして、「いいよ」と言うときは"No"と伝えなければなりません。"Yes"と答えると、「はい、私は嫌なので、やめてください」という意味になっちゃうのですね。
両手に持ちきれないブドウを運ぶために、車いすを使おうとするボリス。みんなが呆れて笑ったところで、おしまい。
さて、次回ですが、そろそろまた「チェブラーシカ」をやりたい…でも「ミッフィー」のペースも保っていきたい…と思いつつ、来週には大腸の内視鏡検査を控えていたり(報告が唐突!)するので、そのために絶食したり下剤を飲んだり色々とあって、あんまり元気がないかもしれません。
でも、大腸内視鏡検査、なんだか面白そうでもあるので、面白いと思ったらこのブログでレポートいたします(何のこっちゃ)。
いったい何のブログやねん…とツッコミを入れる向きもありそうですが、いつものようにマイペースに、書きたいことを書き散らかしてまいりますよ〜。
では、またお会いしましょう。