英語リスニング・ディクテーションチャレンジ! 〜「ミッフィーのぼうけん」2月11日放送分〜
こんにちは。
今年も無事にバレンタインデーが終了しました。毎年義理チョコを大量に作り、各方面にばらまく習慣のある私にとっては慌ただしい毎日(複数品目作るのと、チョコレートの温度管理が大変なので数日がかりなのです)でしたが、今年も納得のいくクオリティの義理チョコが完成いたしましたよ。
とはいえ、育休中は職場にばらまくわけにもいかず、渡せる人数がやや少なくてちょっと寂しいので、誰に頼まれたわけでもなく写真を貼りつけておきます。
ね、なかなかのもんでしょう?
毎年これを自分でも食べるのが楽しみなのです。
さて、「何のブログやねん」というツッコミが飛んできそうなところで、今日は英語ディクテーションをお送りしますよ。
先週日曜放送の「ミッフィーのぼうけん」です。
今回はミッフィーパパが大活躍!? 乞うご期待!
※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。
英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜
「みんなでふわふわ」 2月11日放送分
Narration: Hello, Miffy.(やあ、ミッフィー。)
Miffy: Hello.(こんにちは。)
Narration: It looks like you're in a hurry to get home.(急いで家に帰ってるみたいだね。)
Miffy: Oh, yeah! It was a last day of school today, and Daddy says he has a treat for me and my friends.
(そうなの! 今日で学校は終わりだったから、パパが私やお友だちにお楽しみを用意してくれているの。)
どうやら今日は終業式だったようですね。このあとパパが冷たい飲み物をすすめる描写があるので、季節は夏で、学年最後の日(ヨーロッパでは6月)なのでしょう。
パパが用意している"treat"、最近はハロウィーンの"Trick or treat!"という表現が有名ですが、「楽しみ、喜び、楽しみを与えてくれるもの」という意味ですね。
ミッフィーがパパのもとに到着。パパは大きな風船でできたお城を一生懸命、手動のポンプで膨らませています。(これ、人力でやるのは不可能なんじゃ…? と思ってしまいますが…パパすごい。。)
Miffy: Wow! A bouncing castle! What a lovely surprise! Thank you, Daddy.
(わあ、バルーンのお城! なんてステキなサプライズなの! ありがとう、パパ。)
Father: Oh, you're welcome, Miffy. Oh, I can't wait to get on and show you how it works!
(ああ、どういたしまして、ミッフィー。乗ってみて、どんな具合かを見せるのが楽しみだ。)
屋外イベントや子ども広場などでよく見るこのお城、英語では"bouncing castle"(跳ねるお城)というのですね。子どものために個人的にこれを用意するとは、ものすごいサプライズだな、おい。
パパはまず自分がお城に乗って動作確認(?)をするつもりだったようですが、ミッフィーが真っ先に飛び乗っちゃいました。
Father: Oh, ah... oh, yes, I-I-I'll let you have a go first then...
(ああ、えっと…うん、そうだね、それじゃあ君が最初にやってみるといいよ…)
パパ、自分が乗りたいだけでしょ! とツッコまざるを得ないヘコみっぷりです。
Miffy: You can't all(?) walk on it! It's all springy(?)! But it doesn't hurt if you fall over. Oh- oh... you just boing back up again! Wow!
(うまく歩けない! よく跳ねるもの。でも、転んでも痛くないわ。おっとっと…ボヨーンって、もとに戻れるもの! わあい!)
Father: Oh, that's it, Miffy! Up, down, up, down!
(そうだ、その調子、ミッフィー! 跳ねて、降りて、跳ねて、降りて!)
Miffy: This is great!(楽しい!)
このミッフィーのせりふ、飛び跳ねて笑いながら言っているのでたいへん聴き取り辛いです。"It's all springy"と書いたところも"springing"なのかどっちかわかりません。
そして、今回非常によく出てくる"boing"という語。オノマトペが語源になっていて、名詞で「ボヨーンという音」、動詞で「ボヨーンと音をたてる」という意味になります。
Miffy: Boing, boing, boing, boing, jumping really high
(ボヨン、ボヨン、ボヨン、ボヨン、とっても高く跳ぼう)
Boing, boing, boing, boing, reach it(?) to the sky!
(ボヨン、ボヨン、ボヨン、ボヨン、空に届くまで!)
ここで突然のミュージカル調。やはり聴き取りが不確かになってしまうのはご容赦くださいませ(歌は聴き取り辛いんだよ〜!)。
Father: Oh, I bet you're thirsty after all that busy boinging, OK? Come and get a drink.
(さあ、忙しく飛び跳ねて喉がかわいたろう? こっちに来て飲み物を飲みなさい。)
Miffy: Oh, good idea!(わあ、いいアイデアね!)
Father: Oh, yes, it is a boingy one, isn't it, eh? I might just have a quick---
(ふむ、これはボヨンとよく跳ねそうだな、ん? ちょっとだけやってみよう…)
Melanie: Oh, wow!(わあ、すごい!)
パパ、そんなにさりげない風を装わなくても「自分もやりたい」って言えばいいのに…(笑)。
さきほどの"boing"が形容詞化して"boingy"(ボヨンと跳ねるような)になっていますね。
そして、タイミングよく(パパにとっては悪く)現れる、お友だちのメラニー。
Miffy: Hi, Melanie!(こんにちは、メラニー!)
Melanie: Hi!(こんにちは!)
Miffy: Ready for a bounce?(飛び跳ねる準備はいい?)
Melanie: Yeah!(うん!)
Miffy: Come on, Melanie!(来て、メラニー!)
Father: Ah, all right, maybe I'll have a go in a minute.(ああ、いいよ、すぐに順番がくるだろう。)
"have a go"という表現は「やってみる」という意味で、ここではすぐに(in a minute)順番がまわってきてパパもボヨーンに挑戦できる、ということですね。
Father: Oh, I just had a great idea! Why don't we try it with three bouncing!
(おお、いいことを思いついたぞ! 3人で飛び跳ねるのはどうかな?)
Miffy: Oh, that is a good idea!(わあ、いい考えね!)
Father: Yes!(よし!)
Grunty: Me! With Grunty(?)!(私! グランティと一緒にやろう!)
Miffy&Melanie: Hurray!!(やったー!)
あきらめないパパ!
"three bouncing"という謎の遊びを提案し、やっとボヨーンできる! と思ったところで、こんどはグランティの登場です。
このグランティのせりふも聴き取り不能でした…(今回多いなあ)。
こどもたち3人は、入れてもらえないパパの気持ちなどつゆ知らず、楽しそうに飛び跳ねまくっています(いや、こども的にはそれでOKなんですけどね)。
Three: Boing, boing, boing, boing, jumping really high
(ボヨン、ボヨン、ボヨン、ボヨン、とっても高く跳ぼう)
Boing, boing, boing, boing, reach it to the sky!
(ボヨン、ボヨン、ボヨン、ボヨン、空に届くまで!)
Father: Phew! That looks like thirsty work, why don't you come on down and get a lovely cold drink?
(ふう! 喉がかわきそうな動きだね、こっちに来ておいしくて冷たい飲み物を飲まない?)
Miffy: No thanks, Daddy.(いらないわ、パパ。)
Grunty: We're in too much fun to stop!(楽しすぎて止められないもの!)
Melanie: Yes! Too much fun!(そうよ! 楽しすぎる!)
しぶといパパ、また飲み物をすすめています。
パパはボヨーン遊びのことを"thirsty work"と言っていますが、"work"は「仕事、作業、任務、課題」などなど様々な意味をもつ多義語。遊びのことをworkとは…いわないこともないのでしょうが、ここではあえて「労働」のような意味をもつworkを使うことで「疲れたでしょ、ささ、休んで休んで」とミッフィーたちに大仰に伝える意図があるものと思われます。
あっさり「いらない」と言われちゃったパパですが、まだ引き下がりませんよ!
Father: Umm... are you sure? Because this lemonade is so cold and refreshing.
(うーん…どうかな? だって、このレモネードはとっても冷たくてさわやかだよ。)
Grunty: Maybe just quick go and then(?)!(じゃあ、ちょっとだけ飲みに行こうかな。)
Melanie: And me!(私も!)
ここでのグランティのせりふも、言っている意味はわかりますが、いまいち表現がしっくりきませんね…。うーん。
さて、ようやくお城が空いたので、パパはそそくさと乗り込みます。
Father: Wow! Boing, boing, boing! Boing, boing, boing! Oh...
(わあい! ボヨン、ボヨン、ボヨン、ボヨン、ボヨン、ボヨン! おっと…)
すごいはしゃぎよう! あなた、こどもの前なのよ…、といさめてくれるママはいません(笑)。
そして、パン! とイヤな音が…。
Father: No...(まずい…)
Miffy: Oh, no!(うわあ、大変!)
Father: I put a hole in it!(穴をあけちゃった!)
Grunty: Are you OK? You need a plaster?(大丈夫? ばんそうこう、要る?)
Father: I'm all right, Grunty. Thank you.(大丈夫だよ、グランティ。ありがとう。)
Miffy: Oh, wait a minute!(あっ、ちょっと待って!)
パパ、穴あけちゃったの!?
お城はみるみるうちにしぼんでしまいました。
私が娘の友だちなら、爆笑するか呆れかえるかどっちかだと思うのですが、すかさずばんそうこうを差し出すグランティの優しさ! 涙がちょちょぎれそうです。
"plaster"という語は「しっくい、石膏」という意味ですが、イギリス英語で「ばんそうこう」も指すのですね。知らなかった。石膏で固めるギプスからの転用でしょうか。アメリカやオーストラリアでは、商品名の"Band-Aid"を使うそうです。
そういえば、ばんそうこうは日本語でも各地方で呼び方が揺れる語ですね。私の地元・関西地方では米・豪と同じ「バンドエイド」という呼び方が主流ですが、九州出身の夫は「リバテープ」と呼んでいて(これも商品名らしい)、結婚当初に混乱が生じた思い出が…(笑)。こういう呼び方の違いもおもしろいですね。
Miffy: A plaster might be useful after all!(ばんそうこう、役に立つかも!)
Grunty: Really?(本当?)
Miffy: All we have to do now is to find a hole.(やらなきゃならないのは、穴を探すことよ。)
ばんそうこうを使って何をするのか、何となく見当がついてしまいますが…?
みんなで手分けして穴を探します。
Melanie: Um... Here it is!(うーん…ここにあった!)
Miffy: And here is a plaster.(それじゃ、ここにばんそうこうを。)
メラニーが小さな小さな穴を発見! お城はものすごく一瞬でしぼんだので、なんだか物理法則に反しているような気がしなくもないし、ばんそうこうをペッタンと貼っただけで直ってしまうのも納得がいきませんが、ごちゃごちゃ言っても仕方あるまい。
穴が塞がったので、再びパパが手動で(!)お城を膨らませます。
Three: Yes!(やった!)
Miffy: Thanks, Daddy!(ありがとう、パパ!)
Melanie: It's as good as new!(新品みたい!)
Miffy: You can have a first bounce, if you like.(良かったら、最初に跳んできていいよ。)
おっ、跳んでいいって! パパ良かったね!!
と思いきや…、疲れ果てたパパは、スヤスヤと眠ってしまいました。お疲れさま。
みんなでクスクス笑い合って、おしまい。
さて、今回はボヨンボヨンと飛び跳ねながらのせりふがあったり、歌があったりで難易度高めでしたので、ディクテーションとしてはあまり出来がよくありませんでした。
しかもツッコミどころが多くて、英語解説というよりツッコミだらけになっていましたね。
これに懲りず、次回からも頑張りますよー。
そろそろまたロシア語をやりたい…、スペイン語でも、なんかやりたい。
できるペースで、また更新いたしますー。それでは。