TOEICを受けてきました。
こんにちは。
前回予告したとおり、5月20日(日)のTOEIC、受けてきました。
忘れないうちに、ざっと手応えを振り返っておきます。
まず全体的な印象ですが、正直に言うと「もっとできると思ってた…」という感じ。なんとなく悔しさが残っています。
前回受けたのは2年前、産休に入ったばかりの頃。
日々の激務やら悪阻やらあって英語学習なんぞ随分とご無沙汰だった頃に、力試しとして受けました。
このときは学生時代からの貯金があったので、なんとかギリギリ900点をマークできましたが、リーディングを最後まで解き終われないという悔しい結果になりました。
確かリスニング485点、リーディング415点くらいだったと思います。
それから2年、家事と育児に追われながらも、働いていた頃よりは勉強時間を確保しやすい生活のなかで、少しずつ英語学習をすすめてきました。
やってきた学習内容は、以下の通り。
◯リスニング
①定期購読している「English Journal(ALC)」の付属CDを使った学習。ジョギングしながら多聴、その後スクリプトを見てじっくり精聴、仕上げにジョギングしながら内容確認、のサイクルを毎月。
②このブログで毎週やっている「ミッフィーのぼうけん」アニメのディクテーション。一言一句残らず聴き取り、意味をつかむ練習。
◯リーディング
①上記「English Journal」のスクリプト学習。リーディングの力をつけるのにも役立ちました。
②定期購読している英語雑誌「Reader's Digest」(アジア版)を空いた時間に読む。毎週1記事は読むことを目標にしていたが、できない週もあり。
◯語彙
「究極の英単語(ALC)」を使い、レベル3(9000語)まで暗記。
他にも、映画を観たり英語ニュースを読んだり…と、生活のなかで英語に触れる機会は意識的に増やすようにしていました。
こうして色々やっていたので、前回よりはましな出来になるだろう…、できれば自己ベストに近づきたいなあ、なんてぼんやり思いながら臨んだTOEIC。
勉強の成果か、リーディングは何とか最後まで解くことができました。(ギリギリでしたけどね…)。
ただ、「まあ得意分野だし、楽勝でしょ」と思っていたリスニングで、思っていたより痛い目をみました。前回のほうが出来ていたような手応えすらあります(まあ485点だったしな…)。
なんだろう…歳かな? 集中力を保つのが難しくなってきたのかも…と、苦しい言い訳。
いや、でも本当、学生時代から何度も何度もTOEIC受けてきましたが、30歳を越えると解き終わったあとの疲労感が違いますね。しばらく動けませんでしたよ。トホホ…。
と、ごちゃごちゃ言ってないで、とっとと次に進みましょうね。
今回受けてみた感触を、リスニング・リーディング各パートごとに振り返ってみます。
◯リスニング
パート1は、まずまずの出来。写真を見てその説明に相応しい選択肢を選ぶもの。問題数も少ないし、ウォーミングアップ的な位置づけですね。
そしてパート2。これが鬼門でした。私としてはパート3と4(後述)で辛くなってくるんだろうなあ、と思っていたのですが、今回は2の方がきつかった。
パート2は一問一答形式で、最初に流れた一文の答えとして相応しいものを選択します。解答用紙には一切ヒントがありません。
たとえば「コピー機が壊れたのよ」→「総務部に連絡しなきゃね」みたいなかんじ。
ただ、こんなにシンプルなやり取りが出てくることは稀で、たいてい、ちょっとひねった返答が答えになっています。
たとえば、今回惑わされたのは、こんな問題。
(うろ覚えなので、英文が正確でない点はご了承ください…)
Aren't you leaving for Tokyo today?(今日、東京に発つんじゃなかったの?)
で、答えはコレ。
The conference has been postponed.(会議が延期になったんだ)
"Aren't you 〜?"と質問がきたら"yes/no"が返ってくるはず…とか、「東京に発つ」というフレーズがあったから、何時にとかどうやって行くとか、そういう話が出てくると思ったら、答えがコレですよ。
会話の流れとしてはごく自然なんですが、こういう回りくどい正解を、耳だけを使って3つの選択肢から見つけるのは本当に集中力が要ります。他の2つも質問文の内容に寄せた紛らわしいものになってるし。
他にも、「◯◯ってどんな××だったかしら?」に「僕は△△なんだから、知るわけないよ」みたいなひねくれた答えが用意されていたりして、ちょっと腹が立つんですよね、パート2。
そして、パート3と4。
それぞれ長めの会話やアナウンスを聞いてから、3つの質問に一気に答える形式です。
パート2と違って、話の流れから大まかにヒントを拾えるので、比較的解きやすかったように思います。
解き方は人によってそれぞれでしょうが、私にとってパート3と4を解くコツは、あらかじめ問題用紙に書いてある問題文に目を通しておくこと。
会話やアナウンスのあと、問題文を朗読するのに少し時間をかけてくれるので、会話を聞きながらざっと正答をマークし、あまり深く考えず、振り返らず、問題文を朗読しているうちに次の問題を読み進めます。
ここで選択肢をゆっくり読んで迷っている暇はありません。間違えてもいいから、次の問題を読むことで正答率を上げた方が効率がいい、といのが私の考えです。
そして、問題文の中の疑問詞(誰が、どこで、いつ、など)や、キーワードになる語(「次に」何をしようとしているか、「指示」は何か、など)に印をつけていきます。
これをしておくと、会話やアナウンスを聞くときのポイントがつかみやすくなります。
と、こんなかんじで、リスニングはなんとか乗り切りました。
偉そうなことを言っていますが、結果につながっているかどうかは…うーん。
◯リーディング
パート5は文法の問題、短文の穴埋めです。これはもう「慣れ」が大事なんじゃないかと思っています。文の流れのなかで、どの語を使うのが最も自然か…というような感覚は、実際に使われる英文を大量にインプットしていくなかで養われていくものだと思うので。
後の長文問題のことを思うとあまり時間はかけられないので、あくまで直感にまかせてバッタバッタと敵をなぎ払っていきます。もちろん文法力も大事ですけどね。
パート6は長文穴埋め問題。文章の中で唐突にカッコが出てきて、そこに相応しい選択肢を選びます。
私はいつも長文を読み進めながら、カッコが出てきたときに初めて選択肢を読むようにしています。選択肢を先に色々見てると、頭がごちゃごちゃしてきちゃうのです。
ただ、「次の一文は、どこに挿入するのが最も自然か」みたいな問題が時々出てくるので、この一文だけは先に読みます。長文を読んでいる途中で「あ、ここだな」とピンとくることが多いので。
パート7は、長めの文章を読んで複数の問題に答えていく形式。
私はいつも、パート7に入った時点で残り時間を確認し、1問に何分かけられるか計算します。パート7は54問、リーディングが全体で75分間なので、この時点でだいたい1問1分くらいの計算になることが多いです。
1問1分となれば、4つの問題がついている長文は3分で読まなければ! というふうにペース配分をしていきます。時間制限があると焦って集中が削がれたりもするので難しいですが、最後まで読みきれない悲しみを思うと、時間がかかりそうなら適当に切り上げて次にいく…という選択をしたほうが得点アップに繋がると思うのです。
こうして、この長文は5分、ここは4分…と時計を意識しつつ、なんとか最後まで解き終わると同時に試験終了となりました。
リーディングパートでは、文章を読む速さもさることながら、単語力も重要な鍵になってきます。
大学時代、自己ベスト950をマークしたときの単語力は大体7000語くらいでしたが、今回はそこに2000語を上乗せした9000語レベルで臨みました。
(注:950といってもリスニングが満点だったので、リーディングにはまだ伸びしろがあったのですね。)
解いてみた感触としては、やはり、2年前よりも読みやすさが格段に上がったように思います。
ただ、今の段階でもまだ知らない・見たことはあるけど意味は覚えていない単語がちらほら出てきたので、やはりもう少し単語力をつけておくと、更に安心して臨めるのかもしれませんね。まあ、知らない単語があっても前後の文脈で何とかなることが多いですけれど。
さて、ここまで振り返ってきました。
TOEICはリスングもリーディングも時間に余裕がないので(リーディングは実力次第で余裕ができるのでしょうが)、一度解いた問題を見直したり吟味したりする暇がありません。
今回も、解いている途中で自信のないものには印をつけたりしていましたが、結局見直す余裕はありませんでした。
さあ、結果はいかに…?
スコアが出るのは約3週間後。良くても悪くても、必ずこのブログで報告いたします。
次回は、毎週恒例企画「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションをお届けいたします。
また近いうちにお会いしましょう〜。