かあさんは雨女

語学と育児、その他いろいろ。

TOEIC(2018年5月受験)公開反省会。

こんにちは。語学大好き新米かあさん、マミです。

 

我が家の1歳10ヵ月児・おタマ、最近は「お絵描き遊び」にハマっております。

といっても本人はまだあまり絵など描いたりする気はないらしく、もっぱら私や夫のナコ太氏にお絵描きボードを渡して何かしら書かせ、それが何なのかを当てっこする遊びに興じておるわけなのです。

 

先日はおタマとナコ太氏が仲睦まじくお絵描き遊びをしていて、私は家事をしながらその会話に耳を傾けておりましたところ、

 

おタマ「くつした!」

ナコ太氏「あ〜!! 惜しいねえ、これはバタコさんだよ」

 

というやり取りが聞こえてきて、一体どんなものを描いたんだ夫よ…と動揺を隠せなかった私です。

 

 

さて、こんなゆるい日常を送っておりますが、そろそろ本題に入ろうと思います。

かねてから予告していた、5月のTOEICの公開反省会です。

 

受験直後の報告記事はこちら↓

TOEICを受けてきました。 - かあさんは雨女

 

もうずっとブログ上でもグダグダと先延ばしにしていた、今回のTOEICの件。

だって「育休中ずっと勉強してるし、前よりもスコア上がってるといいなあ」なんて言いながらウキウキと受けたのに、フタを開けたらなんと10点も下がってしまったのですよ。

まあしかし、ブログできっちり結果報告をすると宣言していた以上、やらねばなるまい。

 

というわけで、今回の総括です。

ひとことで言うと、

 

苦手分野の改善に徹するあまり、得意分野がガラ空き。

 

そんなTOEICでございました。

私は昔からリスニングが得意で、いちど満点を取ったことなどもありすっかり油断していたのですが、今回はそのリスニングに足元をすくわれてしまいました。

 

ごちゃごちゃ言ってないで、さっさとスコアを出しますね。

ばばん!!

 

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ちなみに前回(2016年7月)の結果はこちら。

 

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リスニングwwwww下がりすぎたったwwww

 

そう、私はずっとリーディングが苦手だったので、今回はリーディングに力を入れて学習してきたのですよ。なんせ前回、最後まで解けなかった悔しさがものすごかったので。

で、この上げ幅は我ながら素晴らしいと思います。学生時代にとった自己ベストには僅かに及びませんでしたが(やっぱ若いときの脳みそってすごいなあ…)、わりと納得のいく解き方で最後までペースよく解き進むことができました。

 

そして、その反動といわんばかりのリスニング結果。

私はこれまで通算10回近くTOEICを受けてきていますが、リスニングのスコアがリーディングを下回ったのは今回が初めてです。

 

曲がりなりにもメイン企画で英語アニメのディクテーションをしているブログの筆者として、このスコアの下がり方はどうなんだ…。

 

と、点数だけ見てぐだぐだ言っていても仕方ないので、内訳を見てみますね。

 

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まずリスニングの分析です。

平均値と比較して最も弱かったのは「短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる」力。

これは上記の受験報告でも述べていた「パート2」の部分ですね。一問一答形式で、最初に流れた一文の答えとして相応しいものを選ぶ問題です。

ちょっとひねった問題が多くて、集中力が保ちづらかった…と感じたことを報告いたしましたが、まさに感じたとおりの結果になったわけです。

ただ注目したいのは、いちばん上の「短い会話、アナウンス、ナレーションの中で(略)要点、目的、基本的な文章を推測できる」力。ここはかなり得点できていますね。

 

つまり、「短い会話を聞いてなんとなく要点はつかめるんだけど、詳細はイマイチつかめていない」という私のリスニングスタイルが明るみに出たわけです。

おお、なんかすごい恥ずかしいぞ…。

 そして「長い会話」に関してですが、これは逆に「会話の要点や目的」よりも「詳細」の方が得点できていたようです。

 

このような結果になった原因については、以下の二点が挙げられると思います。

 

①自分はリスニングが得意だと思って慢心していた。

②何度も聴き直せると思って、リスニングの初回を大切にしていなかった。

 

私は昔から一つのことに集中するのが苦手で、特に耳から情報を入れるときは何か他のことをしながらの方がよく理解できるし覚えやすい、というバグった脳みそをもっているので、リスニングはいつも「ながら学習」の形をとっています。

この「ながら学習」、大学時代からずっと続けていて、これのお陰でTOEICのリスニングスコアもかなり上がりました。私が全幅の信頼を置いている学習法です。

 

(かなり余談ですが、ただ座って講義を聴き続けるだけではあまりに集中力が保たないので、講義をぜんぶ録音しておいて講義中は別の勉強をし、通学中に録音を聴き返したりもしていました。ほんとにそのほうがぐいぐい頭に入ってくるし、それでS評価とかもらえていたのですよ…。)

 

そして前回のTOEIC受験直後におタマを出産し、育児中心の生活のなかでもこの「ながら学習」のスタイルを続けてきました。家事をしながら、授乳しながら、時々ジムで運動しながら、耳は常に(…とはいかないまでも、多くの時間は)NHKラジオ講座や英語雑誌の音声素材を聴いていたことになります。

 

ですが、そこに慢心がありました。

 

「もともとリスニングが得意なのに、これだけいつも英語を聴いてるんだから大丈夫だろう」という謎の安心感。

そして、スクリプトのある教材については「一回聴く→スクリプトと和訳を読む→もういちど聴く」というサイクルで学習していたため、「一回で聴き取れなくてもスクリプトを読めばいいや」という気持ちになっていたことも確かです。

 

更に、このブログでも英語アニメのディクテーションをもう半年以上続けていますが、これも「何度も何度も聞き返して、正確にせりふを聴き取る」という趣旨のもの。裏を返せば「1回で聴き取る必要は全くない」ということです。

 

つまり「一発勝負だと思って、集中して英語を聴く」という学習を、この2年間ほとんどやってこなかったのです。

翻ってTOEICの問題形式を見てみると、同じスクリプトを複数回読んでくれる問題など1問もありません。ぜーんぶ一回こっきりです。

 

思えば大学時代からやっているこの「ながら学習」、若いころはもっと「一発で聴き取ってやるぞ!」みたいなハングリーな気持ちでやっていた気がするなあ。

それがだんだん「長く続けているから大丈夫」みたいな、根拠のない自信をもつようになってくるんですよ。歳をとるって、そういうことなのかもしれません。

 

こういった最近の学習傾向を振り返って今回のスコアを見てみると、本当に今の私の弱いところを見事に浮き彫りにしてくれたように思います。いやー、TOEICってすごいわ。

 

逆に、この2年間でどんな力がついたかというと、それはずばり「聴いている間に少し集中が途切れても、前後の文脈からおおまかな内容を推測する」という力。

これはリスニング中に何かハプニングがあったりして(例えば昼寝してるおタマが起きるとか)、聴いている内容に空白が生じることが多いためだと思います。このスタイルも悪いことばかりじゃないわけだ。

 

 

ちなみにリーディングの結果についてですが、おおむね満足のいくもの(もっと上を目指したくもあるけど)だったものの、ひとつ得点率が下がっている分野がありました。

それは「文法」

 

…って、これも私の得意分野やないかい!!

 

確かに、文法、なーんにも対策してませんでした。はっきり結果が出るもんですね…(汗)。

リーディング問題は後半で時間が足りなくなるので、最初の文法問題はサラサラ〜っとやろう…という意識が強すぎたのかもしれません。

逆に「語彙」はこれまで少し弱かったので、かなり力を入れて対策してきた分野。まずまず得点できています。

 

というわけで、いまの自分の英語力を的確に分析してくれるTOEICの凄さ、恐ろしさを改めて実感した回なのでした。

 

では、これまでの分析を踏まえて、今後の対策をメモしておきますね。

  • リスニングは「ながら学習」を続けつつ、1回で聴き取る訓練をする。
  • TOEIC関連のリスニング素材をもう少し取り入れる。定期購読している「English Journal」は主にインタビュー記事とニュースしか学習していなかったが、TOEIC対策特集も定期的に組んでくれているので、それをしっかりやる。
  • 文法の総復習。そして文法問題に集中できるよう、リーディングのスピードを上げる訓練。

 

おおむね、こんなところでしょうか。

これまで通り、家事・育児や他の学習と両立しながらの学習になるので、マイペースに少しずつ前進していければと思っております。

次はいつ受けるか未定ですが、近いうちにまた受けるつもりです。そのときは必ずここで報告しますね〜。

 

次回は2週間ぶりの「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションをお届けいたします。

では、またお会いしましょう〜。