かあさんは雨女

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英語リスニング・ディクテーションチャレンジ! 〜「ミッフィーのぼうけん」8月12日放送分〜

こんにちは。

お盆明けですね。我が家でも1週間ほど実家に帰省をしておりまして、当ブログの更新が滞ってしまいました。

ずいぶん遅くなりましたが、毎週恒例企画「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーション、せっかくなので1週遅れでお送りいたします。

時間がなくなっちゃったので、解説は少なめです。悪しからずご了承くださいませ。

 

※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。

英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜

 

 ミッフィーのとくべつなはね」8月12日放送 

 

ミッフィーが、何やら箱の中をガサゴソやっています。 

 

Narration: Oh, hello, Miffy. Looking for something?
(あっ、やあ、ミッフィー。何か探しているの?)

Miffy: It's show and tell day at school. Teacher asked us to bring in something special.
(学校で発表会があるの。先生が、何か特別なものを持ってくるようにって。)

 

"show and tell"というのは、直訳すると「見せて話す」ですが、英語圏の学校でよく行われる「ものを持ってきて紹介する」というイベントを指します。プレゼンのスキルが身につく授業、というわけですね。私も小学校のときやったなあ。

 

Narration: So are you taking in a box?(それで、君は箱を持っていくの?)

Miffy: Ha-ha, no, the box isn't special. It's where I keep all my special things. Like this.
(ふふ、違うわ、箱は特別なわけじゃないの。これは私が特別なものを入れている場所よ。こんなふうに。)

Narration: Oh, your toy boat. That is special.(おや、君のおもちゃのボートだね。確かに特別だ。)

Miffy: Yes. Hmm... but I took this in last show and tell. I need to find something different.
(そうなの。うーん…でもこれは前回の発表で使ったからなあ。何か別のものを見つけなきゃ。) 

 

この「発表会」、けっこうしょっちゅうやっているんですね。

さて、ミッフィーは何を見つけたのでしょうか…?

 

Melanie: Hi, Grunty.(おはよう、グランティ。)

Grunty: Hi, Melanie.(おはよう、メラニー。)

Melanie: Look how special my special thing is. Ta-da!
(見て、私の「特別なもの」、とっても特別なの。ジャーン!)

 

朝の学校です。メラニーとグランティが、今日発表するものを見せあっていますね。

メラニーの言っている"Look how special my special thing is."は、直訳すると「私の(持って来た)特別なものが、どんなに特別か見て!」ということ。

そんなメラニーのプレゼン素材は、カラフルなドット柄の傘です。

 

Grunty: It's lovely. But I hope it doesn't rain.(すてきね。でも雨が降らないといいけど。)

Miffy: Where is your special thing, Grunty?(あなたの特別なものは何、グランティ?)

Grunty: Here. Ta-da!(これよ。ジャジャーン!)

 

グランティが取り出したのは、なんの変哲もなさそうな棒。

 

Melanie: Oh, Grunty, it's a stick?(えっ、グランティ、これって棒よね?)

Grunty: It's not just any old stick. It's my twirling stick. Look!
(これはただの棒じゃないの。バトントワリングのバトンよ。見て!)

 

"twirl"は動詞で「くるくる回す」。それに-ingがついて「くるくる回すこと」となります。

バトントワリング」という言葉は日本でも馴染みがありますね。

というわけで、グランティは華麗なバトントワリングを披露しています。普段は食いしんぼキャラのグランティ、こんな特技があったなんて意外ですね。

 

Miffy: Oh, wow! Great twirling, Grunty. Oh no, my feather!
(あっ、すごい! 上手なトワリングね、グランティ。あっ、大変、私の羽が!)

Melanie: Oh no!(あっ、だめ!)

 

ミッフィーが感心していると、持っていたカラフルな羽(これが発表の題材みたいです))が風に乗って飛んでいってしまいました。

 

Melanie: Don't worry, I'll get it down.(大丈夫、私が降ろすから。)

 

そのまま屋根に引っ掛かってしまった羽を、メラニーが傘を使ってなんとか取ろうとします。

 

Melanie: Hmm... I can't reach it.(うーん…届かないわ。)

 

メラニーが難儀していると、そこへ鳥がやってきて、羽をくわえてしまいました。

 

Melanie: Look!(見て!)

Grunty: Mrs. Bird, please can you give back Miffy's feather?
(鳥の奥さん、ミッフィーの羽を返してくれませんか?)

 

鳥の姿を見ただけで"Mrs"(夫人=メス?)だとわかるグランティもすごいですが、そんな彼女の説得もむなしく、鳥さんは羽をくわえたまま飛び去ってしまいました。

 

Miffy: No! My feather! It's gone!(大変! 私の羽が飛んでいっちゃった!)

Dan: Morning. I can't wait for show and tell today. What's the matter?
(おはよう。今日の発表が待ちきれないよ。どうしたの?)

Grunty: Miffy's special thing just flew away.
ミッフィーの特別なものが飛んでいっちゃったところなの。)

 

そこへダンが登場。彼も自分の発表にはしっかり自信があるようですね。

 

Teacher: Morning, children. I thought as it's such a lovely day, we can do show and tell outside for a change.
(おはよう、みんな。こんなにいいお天気だから、たまには外で発表会をやろうと思うの。)

Children: Yay! Hurray!(わーい! やったあ!)

 

先生がやって来ました。

先生の言っている"as it's such a lovely day"という文節について、"as"には色々な意味がありますが、ここでは「〜なので」と理由を示す意味で使われています。「こんなにいい天気だから(屋外で授業をしよう)」ということですね。やや堅い表現で、先生らしい言い方といえるかもしれません。

"for a change"は「いつもと違って、気分を変えて、たまには」という意味のイディオムです。いつも教室で授業をするより、たまには青空の下でやった方が気分がいい、ということ。この"for a change"、名詞として「気分転換」という意味でも使えるそうですよ。

 

Teacher: Is everything OK, MIffy?(大丈夫、ミッフィー?)

Miffy: Not really. My special thing just flew away.
(大丈夫じゃないんです。私の特別なものが、飛んでいってしまったの。)

Teacher: Oh, I'm sorry to hear that.(あら、それは残念ね。)

Why don't you come and sit with me and see what others have brought? It might make you feel better.
(私と一緒に座って、みんなが持ってきたものを見ましょう? 気分がよくなるかも。)

 

私もこんな教師でありたいものです。生徒が「宿題がが飛んでいっちゃった!」なんて言っても「そんなこと言って〜、さぼったんじゃないの?」とつい疑ってしまいたくなる私…(笑)。

ま、ここはミッフィーの信頼度が高いせいもあるでしょうが、さらりと「元気を出して、他の人の発表を一緒に見ましょう」なんて言える先生って素敵ですよね。

 

Teacher: Now, Dan. Why don't you go first?(さあ、ダン。あなたから始めましょうか。)

Dan: OK. My show and tell has been in my family for over a hundred years. 
(わかりました。ぼくの持ってきたものは、100年以上ぼくの家にあったものです。)

Miffy: Oh.(わあ。)

Grunty: Oh... I love it. It's very old.(うわあ…すてき。とっても古いのね。)

Melanie: And it's very long.(そして、とっても長いわ。)

Miffy: Oh.(そうね。)

 

ダンが取り出したのは、古い望遠鏡(telescope)。

 

Dan: If you look through it, you can see things far far away.
(これを通して見れば、遠い遠い場所にあるものでも見えます。)

Miffy: I know! I can do my show and tell after all.(そうだ! 私、発表ができるかもしれない。)

Melanie: You can?(できるの?)

Miffy: Yes, can I use your telescope again please, Dan?
(うん、私、望遠鏡をもう一度借りてもいいかしら、ダン?)

Dan: Of course you can, Miffy.(もちろんだよ、ミッフィー。)

 

このミッフィーの最後のせりふ、どうしても"again"と言っているように聞こえたんだけど、一度この望遠鏡を使ったことがあるのかしら? 日本版は本家より放送時間が短いので、カットされたのかもしれませんね。

 

Miffy: Look!(見て!)

Melanie: It's your special feather!(あなたの特別な羽!)

Teacher: Oh, I see it. Oh, how wonderful. Such lovely colors.
(あら、見えるわね。まあ、なんてすてきなの。きれいな色ね。)

Miffy: It's thanks to your telescope that I found it.
(あなたの望遠鏡のおかげで、見つけられたわ。)

Dan: Oh, I'm happy it's been used. It's usually stocked in an old box.
(わあ、ぼくもそれが役に立って嬉しいよ。いつもは古い箱に入れっぱなしなんだ。)

Miffy: So is my feather.(私の羽もよ。)

Grunty: And me! Wow, I've never seen a bird with two heads before!
(私も! わあ、二つ頭がある鳥なんて見たことない!)

Miffy: Huh?(えっ?)

 

ダンの望遠鏡のおかげで、鳥さんが木の上に持っていってしまった羽を見ることができました。

グランティも望遠鏡を覗きこんで、なにやら不思議なことを言っています。

 

Miffy: Ha-ha, It's not a two headed bird, Grunty. Mrs. Bird has had(?) a chick.
(ふふ、二つ頭の鳥じゃないわ、グランティ。鳥の奥さんに赤ちゃんがいるのよ。)

Grunty: Oh, yeah. So cute! Chirp chirp, chirp chirp, chirpy chirp.
(あ、そうね。とってもかわいい! ピヨピヨ、ピヨピヨ、ピヨピヨ鳥さん。)

 

鳥さんの頭が二つあるように見えたのは、ヒヨコがいたからでした。

"chirp"は名詞で「ピヨピヨという鳥の鳴き声」。"chirpy chirp"と形容詞化してもいますが、あまり意味はないようです。

と、望遠鏡のレンズにいきなり、赤地に黒の水玉模様がドーンと映りこみます。

 

Grunty: Wow, a giant lady bug!(わあ、大きなてんとう虫!)

Miffy: Huh?(え?)

 

メラニーが、水玉模様の傘を望遠鏡の前にかざして、いたずらしていたのでした。

 

Children: Ha-ha-ha.(ハハハ。)

Miffy: Oh, Melanie. メラニーったら。)

 

みんなで笑って、おしまい。みんな発表できて良かったね。

 

 

さて、今回は英語表現の難易度が低かったこともあり、ダイジェストでお送りしました。

次回からまた通常営業に戻ります。いつかきっとスペイン語の記事も…!!

 

ともあれ、また近いうちにお会いしましょう〜。