かあさんは雨女

語学と育児、その他いろいろ。

英語リスニング・ディクテーションチャレンジ! 〜「ミッフィーのぼうけん」9月2日放送分〜

こんにちは。マミです。

 

先日、娘を保育園に預けて、じつに2年ぶりに映画館で映画を観てきました。

やっぱり映画館っていいですね。大画面・大音量の迫力ということだけでなく、「映画を観るためだけの時間を確保して、じっくり作品世界に没頭する」ということのありがたみを噛みしめてまいりました。

家でのDVD鑑賞だと、何かと気が逸れたり、寝かしつけたはずの娘が起きてきて中断したりしちゃいますからねー。映画館、なかなか行けないけど、そのうちまた行きたいな。

 

で、この観てきた映画にからめて最近考えていることをグダグダ書いてたら長くなっちゃったので、また別の記事にまとめて書こうと思います。

ちなみに観たのは「マンマ・ミーア!」の続編です。楽しかったよ。

 

さて、今日は「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションですね。

今週はなんやかんやあってちょっと寝不足なので、解説は少なめでお送りします。

 

※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。

英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜

 

 「がっこうでのスナッフィー」9月2日放送 

 

ミッフィーと遊んでいるスナッフィー。今日は夏休みの最終日みたいです。

 

Miffy: It's the last day of the holidays, so I want to spend it all with Snuffy.
(今日はお休みの最終日だから、スナッフィーと一日中一緒に過ごしたいの。)

No stopping, Snuffy. We need to get to school.
(止まっている暇はないわ、スナッフィー。学校へ行かなくちゃ。)

Narration: I thought you said it was still holidays. Why are you going to school?
(まだお休みだって言ってたよね。どうして学校へ行くの?)

Miffy: The day before school starts, we will help to get it clean and tidy so it's ready for us.
(学校が始まる前の日は、学校をきれいにするのを手伝うのよ。私たちが勉強できるようにね。)

Narration: Oh, what a nice idea.(ああ、それはいい考えだね。)

 

一日早い登校日のようなものなんですね。犬を連れていってもいいとは、寛容だなあ。

ミッフィーの言っている"so it's ready for us"という部分がちょっと訳しづらかったですが、「私たちの(勉強するための)準備が整うように」というような意味ですね。

学校に着くと、ダンとメラニーが花壇の手入れをしていました。

  

Dan: It's Snuffy!(スナッフィーだ!)

Melanie: And Miffy. Hi, Miffy. Hello, Snuffy.
ミッフィーも。こんにちは、ミッフィー。こんにちは、スナッフィー。)

Miffy: That's enough, Snuffy. You have to behave if you're coming to school. Good girl!
(もういいわ、スナッフィー。学校に来たらお行儀よくしなきゃ。いい子ね!)

 

動詞"behave"は「振る舞う」という意味が基本ですが、「行儀よく振る舞う」という意味でも使われます。

 

教室の中では、グランティが働いています。

 

Grunty: Normal pencils go in this pot, and color pencils in this pot. This one needs sharpening.
(ふつうの鉛筆はこのペン立てに入れて、色鉛筆はこっち。これは削らなくちゃ。)

Miffy: Oh, Snuffy, drop it.(スナッフィー、だめよ。)

 

「ペン立て」は英語では"pen pot"といいます。

ミッフィーの言っている"drop it."は、直訳すると「それを落として」。鉛筆をくわえてしまったスナッフィーに言っています。

ところが、スナッフィーはそのまま走って行ってしまいました!

 

Miffy: Come back, Snuffy!(戻ってきて、スナッフィー!)

Boris: Whoa, whoaaa! No!!(うわあ、うわあああ! やめてくれ!)

Miffy: Boris!(ボリス!)

 

スナッフィーが走っていった先で、くまのボリスの悲鳴が! 慌てて駆けつけるミッフィー

 

Miffy: Boris, are you all right?(ボリス、大丈夫?)

Boris: I am, but my bucket isn't. Snuffy knocked it over.
(僕は大丈夫、でもバケツは大丈夫じゃないよ。スナッフィーがひっくり返したんだ。)

 

"knock over"は「ひっくり返す、はねる」という意味をもつイディオムです。

 

Miffy: Snuffy did? Are you sure?(スナッフィーがやったの? 本当に?)

Boris: I saw her. Well, I had my back turned cleaning the windows,
(見たんだよ。ええと、後ろを向いて窓を掃除していんだ、)

but when I heard a splash, I turned around, ...whoa! And I saw her running off!
(でもパシャっていう音が聞こえて、振り向いたら…おっと! スナッフィーが走っていくのが見えたんだ!)

 

"have one's back turned"というのは聞き慣れないフレーズですが、こう言っているように聞こえました。"turn one's back"で「背を向ける」というイディオムがあるので、同じような意味かと思われます。

"run off"は「逃げる」という意味のイディオムですね。

 

Miffy: I've got your pencil, Grunty.(鉛筆があったわよ、グランティ。)

Grunty: Thanks, Miffy. But I finished sorting the pencils.
(ありがとう、ミッフィー。でもペンの仕分けは終わったの。)

Teacher said to check the balls next. I have to see if they're bouncy enough.
(先生が、次はボールをチェックするようにって。ちゃんと弾むか調べるの。)

 

人に何かを依頼する構文(人に…させる)としては"tell 人 to ..."が知られていますが、"say 人 to ..."と言うこともできるのですね。略式英語で、軽い依頼・命令をするときに用いるようです。

ボールを弾ませているグランティ、勢いあまって転んでしまいました。

 

Grunty: Oops! Whoa!(うわっ! わあ!)

 

散らばったボールを嬉しそうに追いかけるスナッフィー。

 

Miffy: Snuffy! Wait!(スナッフィー! 待って!)

Melanie: Snuffy, no!(スナッフィー、やめて!)

Dan: Oh, Snuffy, no!(わっ、だめだよ、スナッフィー!)

Miffy: Uh-oh...(あら…)

 

スナッフィーが走っていった先から、メラニーとダンの悲鳴が聞こえてきました。

 

Miffy: Melanie, what happened?メラニー、何があったの?)

Melanie: Snuffy happend. She ran through the flowers and messed them all up!
(スナッフィーよ。スナッフィーが花の中を通っていって、めちゃくちゃにしたの!)

Miffy: That doesn't sound like Snuffy.(それって、スナッフィーらしくないわ。)

Dan: But we saw her, Miffy.(でも僕たち見たんだよ、ミッフィー。)

 

"Snuffy happened"とは面白い表現。スナッフィーが来たことがハプニングになった、というようなニュアンスを表現しているのでしょう。

"mess up"は「散らかす、台無しにする」という意味のイディオムです。

 

しかしスナッフィーはとっても賢い犬で、花壇を踏み荒らすような子ではありません。一体何が起こっているのでしょう…?

 

Melanie: Naughty dog, Snuffy.(悪い子ね、スナッフィー。)

Miffy: She's normally such a good girl. I'll keep a really close eye on her. Come on, Snuffy.
(ふだんはとてもいい子なのよ。私がしっかり注意して見ておくわ。おいで、スナッフィー。)

 

"naughty"は「いたずらな、わんぱくな、行儀の悪い」という意味の形容詞です。

"keep a close eye on ..."で「…を注意深く見る」というイディオム。そこに更に"really"をつけて「本当にじっくり見張っておくからね!」と、ミッフィーは言っています。

 

Grunty: Oh no, Snuffy!(わっ、やめて、スナッフィー!)

Miffy: Huh?(え?)

 

そこへ、今度はグランティの悲鳴。スナッフィーは今、ミッフィーと一緒にいるはずですが…?

 

Grunty: Snuffy knocked over all the pencils and ran out of the room!
(スナッフィーが鉛筆をひっくり返して、部屋から逃げていったの!)

Miffy: But she can't have done. She was right next to me.
(でも、そんなはずないわ。スナッフィーは私の隣にいたもの。)

Grunty: Well, who did do it then?(それじゃ、誰がやったんだろう?)

 

ミッフィーが言っている"can't have done"は"couldn't have done"とだいたい同じ意味で、「それを出来たはずはない」と過去の可能性について述べた表現です。

スナッフィーはミッフィーと一緒に外にいたので、部屋の中で鉛筆をひっくり返すなんて芸当は物理的に不可能ですね。

 

Boris: Snuffy! No!(スナッフィー! やめてくれ!)

Miffy&Grunty: Huh?(えっ?)

Miffy: What is going on?(何が起こってるの?)

 

こんどはボリスの悲鳴。次から次へと、不思議なことが起こっています。

 

Boris: Snuffy grabbed my sponge!(スナッフィーがスポンジを盗っていった!)

Miffy: She didn't. She was inside with us.(スナッフィーじゃないわ。彼女は私たちと中にいたもの。)

 

動詞"grab"は「ひっつかむ、とらえる」という意味ですが、転じて「ひったくる、奪う」という意味もあるのですね。初めて知りました。

 

Teacher: Snuffy! Snuffy, come back here!(スナッフィー! スナッフィー、戻っておいで!)

 

こんどは先生が叫んでいます。そして走ってくる2匹の犬。どちらもスナッフィーそのものですが、色が微妙に違います。

 

Grunty: Two Snuffys!?(スナッフィーが2匹!?)

Teacher: Goodness me, I wonder who that other dog is.
(なんてこと、もう一匹の犬は誰なのかしら。)

 

スナッフィーと、スナッフィーにそっくりな犬、2匹でたわむれています。これには皆びっくり。

"Goodness me!"は このアニメによく登場する言い回しで、「あらまあ、なんてこと!」と驚きや戸惑いをあらわす定型表現です。

 

そこへ、見慣れないくまのおじさんが登場します。

 

Bear: Excuse me, has anyone seen my dog? He ran this way, I think.  
(すみません、私の犬を見ませんでしたか? こっちに走ってきたと思ったんですが。)

Miffy: I think we know. He went that way.(たぶん、私たち知ってます。あっちに行きましたよ。)

 

スナッフィーにそっくりな迷い犬は、このおじさんの飼い犬だったようです。

 

Bear: Down, Biscuit, down, boy. He gets so excited. I hope he's not been too much bother.

(お座り、ビスケット、お座り。すごく興奮してるな。ご迷惑をおかけしていないといいのですが。)

Teacher: Nothing we can't sort out. I'm just glad we cleared up the confusion.
(私たちの手に負えないようなことは何も。謎が解けてすっきりしました。)

Bear: Bye, everyone.(さようなら、皆さん。)

Everyone: Bye, Biscuit.(さよなら、ビスケット。)

 

ビスケットという名前の犬だったのですね。"he"と言われているので、オスのようです。ちなみにスナッフィーはメスですよ。

"bother"は名詞で「面倒、厄介、騒ぎ、もめ事」などを意味します。

先生が言っている"sort out"は「処理する、解決する」という意味のイディオム。"Nothing we can't sort out."で「私たちに処理できないレベルの迷惑はかかっていないですよ」と、おじさんを安心させるために言っています。

 

ビスケットが帰ったあと、スポンジをボリスに返してあげたスナッフィー。

 

Boris: My sponge! Thank you, Snuffy.(僕のスポンジ! ありがとう、スナッフィー。)

Melanie: I'm sorry I blamed you, Snuffy.(あなたのせいにしてごめんね、スナッフィー。)

Dan: Me too.(僕も、ごめん。)

Grunty: Sorry, Snuffy.(ごめんね、スナッフィー。)

Teacher: Yes, we're all sorry, Snuffy.(そうね、みんな申し訳なく思っているわ、スナッフィー。)

 

みんな、こぞってスナッフィーに謝ります。スナッフィーは気にしていない様子。

 

Dan: I think she's forgiven us!(僕たちを許してくれたみたい!)

Teacher: Right. We'd better get to move on for then(?) to have everything cleaned by tomorrow.
(そうね。続きをやりましょうか、明日までに全部きれいにしなくちゃね。)

 

先生のせりふが早すぎて聴き取れませんでした。

とにかく、学校が始まる明日までに"have everything cleaned"(すべてきれいにしておく)状態にしなきゃね、と言っているようです。

 

Grunty: Can Snuffy come to school every day?(スナッフィーが毎日学校に来てもいい?)

Teacher: Hmm, I think she's quite clever enough already, don't you?
(うーん、彼女はもう充分賢いんじゃないかしら、そう思わない?)

Miffy: Yes, she is. Good girl, Snuffy.(そうね。いい子ね、スナッフィー!)

 

毎日学校でスナッフィーと遊びたいグランティですが、スナッフィーは賢いので、毎日学校に来てもらわなくても大丈夫、とのこと。

得意気なスナッフィー。みんなも納得ですね。おしまい。

 

 

さて、次回はまたスペイン語ライティング…、できるかな? また「ミッフィー」の次週分ディクテーションが先になるかもしれません。

できるペースでやっていきますよ〜。

 

では、またお会いしましょう。