英語リスニング・ディクテーションチャレンジ! 〜「ミッフィーのぼうけん」9月9日放送分〜
こんにちは。マミです。
ねんねの赤ちゃんだった頃からおしゃべりが大好きだった娘・おタマも2歳になり、おしゃべり力に益々磨きをかけている今日この頃。
元々「おタマちゃん、なんさい?」と訊くと「2さい!」と答えることができていたのですが、最近は「ママ、なんさい?」と反撃してくるようになりました。
娘にウソを教えるのもなんなので「ママは、さんじゅう××さいだよ〜」と答えるのですが、おタマはそんなに大きい数字をまだ理解できないので、「ママ、さんさい」と受け止めてしまっております。
「ちがうよ、さんじゅう××さいだよ〜」と何度訂正しても、「うん、ママ、さんさい」と言って納得している様子。
どうやら、わたしよりちょっとたくさんのものを知っているママは、わたしよりちょっとだけ年上らしい。
ということみたいです。
せっかくなので、しばらくはおタマにとって「3歳のママ」でいようと思います(というか訂正させてくれないんだから仕方ないよね)。
さて、今日も元気に「ミッフィーのぼうけん」英語アニメのディクテーションをしていきます。
今回は、ちと難易度が高めでした。しばらく聴き取りやすい回が続いていたので、なかなかの手応えを感じましたが頑張りましたよ〜。
※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。
英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜
「ベラのあかちゃん」9月9日放送
ここはミッフィーたちの「遊びのおうち」。
Miffy: Here you are. Today's special. Play house pasta!
(どうぞ。今日のおすすめ、あそびのおうちパスタ!)
Melanie: My favorite.(これ大好きなの。)
そこへ、ぶたのグランティが息せき切って駆けつけます。
Grunty: Miffy, Melanie, (??)(ミッフィー、メラニー、すごいニュースがあるの!)
Miffy: What is it, Grunty?(どうしたの、グランティ?)
Grunty: The... the milk!(ミ、ミルクが!)
Miffy: You'd like some milk? Here you are.(ミルクがほしいの? どうぞ。)
Melanie: We're playing cafe's.(カフェごっこをしているの。)
最初のグランティのせりふが、さっぱり聴き取れませんでした(和訳は吹き替えから)。聴き取りに手こずるのはいつも、この舌ったらずのグランティですねえ…。
Grunty: No, Barbara's shop has run out of milk.
(違うの、バーバラのお店のミルクが売り切れたの。)
Melanie: Oh, well, that's not very exciting, Grunty.
(あ、そうなの、それってあんまりわくわくしないね、グランティ。)
Grunty: That was exciting. It's why there's no milk.
(わくわくするの。大事なのは、どうしてミルクが無くなったかなのよ。)
Miffy&Melanie: Why?(どうして?)
Grunty: Bella's had a baby!(ベラに赤ちゃんが生まれたの!)
Miffy: I love babies!(赤ちゃん大好き!)
Melanie: Me too! But who's Bella?(私も! でも、ベラって誰?)
Grunty: I'm not sure. But she's had a baby! We have to go and see.
(私もわかんない。でも赤ちゃんなのよ! 見に行かなきゃ。)
"run out of..."は「…を使い果たす、切らす」という意味のイディオムですね。
どうしてグランティがそれを「すごいニュース」だと言っているかというと…赤ちゃんが産まれたんだそうです!
でも、人間の赤ちゃんは産まれてすぐに牛乳なんぞ飲まないぞ…? ということで、既にオチが見えちゃったような気もしますが…。
Miffy: Wait! We should take presents for the baby.
(待って! 赤ちゃんにプレゼントを持っていかなきゃ。)
Grunty: Maybe we can find something in Barbara's shop. But just not milk.
(たぶん、バーバラのお店で何か見つかるわ。ただしミルクはないけど。)
Melanie: Oh, I know! We can give them some of our own baby things!
(あ、そうだ! 私たちが赤ちゃんの頃のものをあげればいいんだわ!)
Miffy: Good idea! If we like them, maybe the baby will like them too!
(いい考えね! 私たちが好きなものなら、赤ちゃんも気に入ると思うわ。)
Grunty: Let's go and look!(見に行こう!)
少女達、盛り上がってますねー。
誰かもわからない人の出産直後にアポなしでワラワラと押しかけるもんじゃないぞ〜、という経産婦の独り言はさておいて…。
ミッフィーたちが赤ちゃんの頃に使っていたもの、どんなプレゼントが見つかるのでしょうね?
Mother: How about this? You used to love this bottle.
(これはどう? あなた、この哺乳瓶が大好きだったのよ。)
Miffy: OK.(いいね。)
Melanie: Miffy!(ミッフィー!)
Grunty: Miffy, we're there.(ミッフィー、来たよ。)
Miffy: Coming!(今行く!)
ミッフィーが見つけたのは"baby bottle"。哺乳瓶のことですね。他に"nursing bottle""feeding bottle"などとも言います。
メラニーとグランティも、プレゼントを決めたようです。
Miffy: Look what I found.(私が見つけたもの、見て。)
Grunty: Oh, that's a great present, Miffy.(わあ、とってもいいプレゼントね、ミッフィー。)
Melanie: And so is this!(そして、これもね!)
Miffy: Oh, it's so soft and cuddly.(わあ、とっても柔らかくて可愛い。)
Melanie: It's my own baby blanket. My mom says I looked very cute wrapped up in it.
(私の赤ちゃんのときの毛布なの。ママが、私がこれにくるまれてるのがとっても可愛かったって。)
Grunty: And I played with this when I was a baby.(で、私は赤ちゃんのときにこれで遊んでたの。)
メラニーが言っている"so is this"というのは、"so+動詞+主語"と倒置形を用いて「〜も同じだ」ということを表現する構文です。相手の行ったことに同意するときに"So do I."などと言ったりもしますね。
メラニーが出してきた赤ちゃん用毛布にミッフィーは"It's so soft and cuddly."とコメントしています。形容詞"cuddly"は動詞の"cuddle"(抱きしめる、抱いて可愛がる)がもとになっていて、「抱きしめたいほどかわいい」というような意味になります。恐らくこの場合は、毛布を指した表現なので「柔らかく包んでくれそうな」というニュアンスも含んでいるものと思われます。
余談ですが、赤ちゃん用の抱っこひもで"Cuddle Me"(私を抱きしめて)という可愛い名前の商品があったりしますね。
更に、メラニーの台詞"(My mom says) I looked very cute wrapped up in it."について。
"wrap up"は「包む、くるむ」という意味のイディオム。それが過去分詞形になって"wrapped up (in it)"で「(毛布に)包まれる」と受け身の形になります。
これが"I looked very cute"の後ろにくっついて、「どんなときに私が可愛く見えたのか→毛布に包まれているとき」と説明をつけ加える構文になります。
分詞構文というやつですね。いまは中学校で習うのかな?
そして、グランティが取り出したのは小さなボール。頭の上に乗せて、曲芸のように器用にボールを転がしています。
Miffy: Wow, you were a clever baby, Grunty.(わあ、あなたって賢い赤ちゃんだったのね、グランティ。)
Grunty: No, silly. I just learned this trick last week.(まさか。この技は先週覚えたばかりなの。)
Melanie: Let's go and find Bella's baby!(ベラの赤ちゃんを見つけに行こう!)
グランティの言っている"silly"は「ばかな、愚かな」という意味の形容詞ですが、ここでは「そんなアホな!」と軽くツッコミを入れるようなニュアンスですね。
"trick"は「いたずら」という意味がハロウィーンでお馴染みですが、この場合は「妙技、芸当」という意味。
こんなスゴ技ができる赤ちゃんはいないよねー。と、みんなでひとしきり笑ったところで、いよいよ赤ちゃんに会いに行くことになりました。
噂のベラさんの居場所は、どうやらFarmer John(牧場のジョンおじさん)が知っているようです。
Miffy: Hi, Farmar John. We've come to visit Bella's baby.
(こんにちは、ジョンおじさん。ベラの赤ちゃんに会いに来たの。)
Farmer: Well, you won't find her in the farmhouse. She's in the barn.
(うーん、母屋の方にはいないと思うよ。納屋にいるんだから。)
Children: The barn!?(納屋に!?)
Farmer: Of course! Best place for'em. Come on all and I'll show you.
(もちろんさ! 彼らにはそこが一番だよ。おいで、見せてあげよう。)
"farmhouse"は「農場主の家」ということで、ジョンおじさんのおうちを意味していると思われます。
"barn"は「納屋、家畜小屋」のことですね。
ジョンおじさんの言っている"for'em"というのは"for them"の省略形です。"Best place for'em."で「彼らには最適な場所だ」となります。
出産を終えたベラが納屋にいると聞いて驚く3人。さて、ベラの正体は如何に!?
Farmer: Here you are.(ここだよ。)
Grunty: Farmer John! Your cow has shrunk!(ジョンおじさん! あなたの牛さんが縮んじゃった!)
Farmer: Ha-ha, no, she hasn't shrunk. Bella is just fine. Aren't you, Bella?
(ハハハ、違うよ、彼女は縮んでなんかいないよ。ベラは元気さ、そうだろ、ベラ?)
大きなう乳牛がいるはずの納屋に子牛がいたので、グランティはびっくり!
"shrunk"は「縮む、小さくなる」という意味の動詞"shrink"の過去分詞形。
牛が縮むなんてわけはなく、ちゃんと大きな母牛が後ろから出てきました。
Miffy: Bella's a cow!(ベラって牛さんだったのね!)
Melanie: Oh, so this is Bella's baby.(ああ、それでこっちがベラの赤ちゃん。)
Farmer: She is indeed. Ah, isn't she a beauty?(その通りさ。ああ、とっても可愛いと思わないかい?)
乳牛のベラが出産したのなら、町のお店で牛乳が無くなったというのも納得ですね。
乳牛は産前60〜90日くらいの間、お乳を出さない時期があるのだそうです(雪印メグミルクのサイトより)。
ジョンおじさんは子牛のかわいさを"beauty"と表現しています。英語の"beauty"や"beautiful"という言葉のもつニュアンス、日本語の「美しい」という表現と少しズレがあるようで、この場合のように赤ちゃんの可愛さ、いとおしさを表現するのにもよく使われます。日本語では赤ちゃんを「美しい」とはあまり言わないですよね。
Grunty: She's so cute. What's her name?(すごくかわいい。名前はなんていうの?)
Farmer: Hmm, she hasn't got one.(うん、まだ名前はつけていないんだ。)
Miffy: Oh, no.(あっ、大変。)
Melanie: What is it, Miffy?(どうしたの、ミッフィー?)
Miffy: A baby cow isn't going to like our presents.(赤ちゃん牛は、私たちのプレゼント気に入らないかも。)
Farmer: You brought presents? That's jolly kind of you, girls.
(プレゼントを持ってきてくれたのかい?それはとても親切なことだね、君たち。)
Why, this blanket will be just the thing to keep her warm and snug at night.
(ああ、この毛布は彼女が夜を暖かく、気持ちよく過ごすのにちょうどいいよ。)
Melanie: Oh?(そう?)
そうそう、ミッフィー達は「人間用の」赤ちゃんグッズを持ってきていたのでした。
ジョンおじさんの言っている"That's jolly kind of you."の"jolly"はもともと「陽気な、愉快な」という意味をもつ形容詞ですが、この場合は副詞として「非常に、とても」という意味で使われています。"very"より強調的なニュアンスを持つ表現で、プレゼントを持ってきてくれた3人への深い感激を表しているようです。
その次に出てきた"why"は疑問詞ではなく、間投詞で「おや、まあ」と意外な発見や認識をしたときに使われる表現です。
"snug"は「心地いい、(衣類などが)ぴったり合った」という意味の形容詞。
メラニーの毛布は子牛にとってもちょうど良かったみたいですね。
グランティの持ってきたボールも、子牛のおもちゃとして役に立っているようです。
Farmer: And she likes her first toy.(そして、初めてのおもちゃも気に入ったみたいだ。)
Grunty: Oh.(わあ。)
Melanie: Oh, so cute.(ああ、とっても可愛い。)
Farmer: You see? They're perfect present.(どうだい? 完璧なプレゼントじゃないか。)
Miffy: Apart from my present. The baby cow doesn't need a baby bottle.
(私のプレゼント以外はね。赤ちゃん牛は哺乳瓶なんて要らないもの。)
Farmer: Oh, well, I wouldn't be so sure about that, Miffy.
(さあどうかな、私はそうとも限らないと思うがね、ミッフィー。)
"apart from..."は「…と離れて、…を除いて」という意味のイディオム。他の2人のプレゼントはちょうど良かったけれど、ミッフィーの持ってきた哺乳瓶は役に立ちそうにない…ということをミッフィーは言っています。
それに対し、ジョンおじさんは"I wouldn't so sure about that."と反論。これは直訳すると「私はそれに関して、確信が持てないだろう」ということで、「哺乳瓶が役に立たないなんて決めつけることはできないよ、ひょっとしたら役に立つかもしれないよ」と遠回しに言っているのですね。
試しに赤ちゃん牛に哺乳瓶を使ってみると、しっかりミルクを飲んでくれました!
Miffy: Ah, look!(あ、見て!)
Melanie: She's so cute.(なんて可愛いの。)
Grunty: She's giving you a thank you nuzzle.(あなたに、ありがとうのナズル(鼻すりすり)をしてる。)
"nuzzle"は動詞で「(動物が)鼻をこすりつける」という意味。ここでは名詞として使われていますね。
この言葉に、ジョンおじさんがピンと来たようです。
Farmer: Nuzzle! That's it! Well done, Grunty.
(ナズル! それだ! よくやったぞ、グランティ。)
Grunty: What for?(何が?)
Farmer: You found a perfect name for her. Nuzzle! Nuzzle the baby cow.
(君はちょうどいい名前を見つけてくれたよ。ナズルだ! 赤ちゃん牛のナズル。)
Miffy: Here you go, Nuzzle.(どうぞ、ナズル。)
Melanie: Drink up, Nuzzle. (飲んでちょうだいね、ナズル。)
Grunty: Hello, Nuzzle.(こんにちは、ナズル。)
プレゼントがしっかり役に立ち、名付けにまで関わることができた3人。よかったね。
みんなでナズルの名前を優しく呼びあう姿が微笑ましいです。おしまい。
さて、毎度ギリギリの更新でお送りしておりますこのディクテーション企画。
なんと!今回の更新で、企画開始から一周年を迎えました!
企画を始めたときは「5分アニメとはいえ、せりふを全部聴き取るなんて出来るものだろうか…?」と不安になったり、「無理になったらすぐやめよう」と思っていたりしたものですが、細々とここまで続けてくることができました。
更新をお休みしたのは、年末の帰省シーズンに1回、録画ミス(笑)で1回の計2回のみ。
ここまで楽しんで続けることができたので、これからも「ミッフィー」の放送がある限りはなんとか続けていきたいと考えております。
このブログを定期的に読んでくださっている方が現在どのくらいいらっしゃるのか、私にはアクセス数からなんとなく推しはかることしかできませんが…。
これからも、「自分のためにやっているブログが、どこかの誰かの役にも立ちますように」という思いを胸に、マイペースで更新してまいります。
今後とも、どうぞ、よしなに。
では、また近いうちにお会いしましょう。