「ミッフィーのぼうけん」で英語リスニング&ディクテーション! 11月11日放送「バレリーナになったグランティ」
こんにちは。語学大好きかあさん・マミです。
先日「うちの2歳児おタマが昼寝しなくなってきて大変だ…」というようなことを愚痴りましたが、ここ最近は、ほぼまったく昼寝をしない日が続いています。
毎日あった私の「昼休み」が消えてしまったので日中のハードさは増したものの、そのぶん夜に早く寝つくようになり、以前は早くても21時を過ぎないと寝なかったのが、今では20時半にはグッスリ眠るようになりました。
それに伴い、おタマの昼寝中にまとめてやっていたロシア語・スペイン語・漢検1級の学習も、夜の時間に移行することに。まあおタマの睡眠時間はトータルでどんどん減っていってはいますが、時間の使い方を工夫することで何とか「じぶん時間」をしっかりと、かつ無理なく確保していきたいと思っております。
何よりも、寝かしつけのストレスがほとんど無くなってラクになったなあ。
昼寝のある生活から昼寝しない生活への移行期には、「昼寝の寝かしつけのストレス」→「昼寝から起こすストレス(苦労して寝かしつけるほど眠りが深くなり、起こすとおタマの機嫌も最悪なのです)」、そして「夜なかなか寝ないストレス」の三つを毎日繰り返していたので…。
生活リズムで煮詰まったときは、ガラッとスパッと変えてしまうのがいちばんかもしれませんね。
さて、前置きが長くなりました。
今日も元気に「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションをお届けいたします。
今回は、ミッフィーたちがアリスおばさんにバレエを習う回…のはずですが、だんだんカオスな展開に…! 当ディクテーション史上、最もツッコミどころの多い回かもしれません。大阪出身の私のツッコミも冴えわたりますよ!(ウソです)
※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。
英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜
Grunty the Ballerina(バレリーナになったグランティ)
今日の舞台は、アリスおばさんのおうち。
おばさんはピアノを弾いていますね。
Miffy: Melanie!(メラニー!)
Melanie: Miffy!(ミッフィー!)
Alice: Ah, hello, Miffy. Just in time. Ready for your ballet lesson?
(ああ、こんにちは、ミッフィー。時間通りね。バレエレッスンの準備はいい?)
Miffy: Yes, Aunt Alice.(うん、アリスおばさん。)
Alice: OK, Ballerinas. Let's try a pirouette.
(それじゃ、バレリーナたち。ピルエットをやってみましょう。)
"in time"で「時間通りに」というイディオム。
"ballet"は「バレエ」です。フランス語がもとになっていて、最後の"t"は発音しません。
今回はバレエのレッスンがテーマなので、"ballet"の他にもフランス語がたくさん登場しますね。"pirouette"もその一つで、片足だけで何度もクルクルと回転するバレエ技術のことです。
アリスおばさんは色んなことを器用にこなす人だけど、まさかバレエの指導までしてくれるなんて!
…と思って見ていると、ミッフィーとメラニーは「ピルエット」といいながら両脚でドタバタと楽しそうに回転しています。どうやら半分はお遊びみたいですね。本気でバレエをやっている人が見たら怒られそうな雰囲気だな…(汗)。
Alice: And now I want to see skipping ballerinas.(今度は、スキップするバレリーナを見たいわ。)
今度は「スキップ」。これも立派なバレエ用語らしいです。
ミッフィーとメラニーは、楽しげにピョコピョコと跳ねまわっています。あんまりバレエには見えないけど、本人たちがニコニコしているので何よりです。
Alice: Well done, Miffy and Melanie.(よくできたわね、ミッフィーとメラニー。)
Miffy: It's Grunty!(グランティだ!)
それで褒めてもらえるんか〜い!! とツッコミを入れたくなる、ゆるゆるレッスン。
そこへ、窓の外にちょこんと顔を出したのは、友だちのグランティ。
Alice: Come on in, Grunty.(入っておいで、グランティ。)
Grunty: Hello. Can Miffy and Melanie come out to play, please?
(こんにちは。ミッフィーとメラニーと外で遊んでもいい?)
Alice: Ah, well, we've almost finished our ballet lesson. Just a few moment is---
(ああ、そうね、バレエのレッスンがもうすぐ終わるから、少しだけ待って…)
Grunty: Oh...(ああ…)
グランティの"Can Miffy and Melanie come out to play?"は直訳すると「ミッフィーとメラニーは外に出てきて遊ぶことができますか?」という意味。ミッフィーとメラニーを外に連れ出してもいい? とアリスおばさんに許可を求めているのですね。
それに対してアリスおばさん、"we've almost finished our ballet lesson"と答えています。
"almost"は「ほとんど、もう少しで」という意味の副詞ですが、「もう少しである状態に達していない」というニュアンスを含みます。
(ちなみに、逆に「もう少しである状態に達しそう」なときは"nearly"を使います。)
ここでは、アリスおばさんは「もう少しで終わるんだけど、今はまだレッスン中だから待っていてね」と言いたいわけです。
(っていうか、バレエのレッスン、これだけでもう終わっちゃうんだ…笑)
この言葉を聞いたグランティ、ため息をついて落胆してしまいました。
Alice: Tell you what. Why don't you join in? That can be fine too.
(いいことを思いついた。あなたも一緒にやったら? それも素敵かもしれないわ。)
Grunty: But I've never done ballet before.(でも、私バレエなんてやったことない。)
Alice: Well, don't worry, Grunty. I'm sure you'll pick it up in no time.
(あら、心配しないで、グランティ。すぐにできるようになるわ。)
Miffy: We'll help you.(私たちが教えてあげる。)
アリスおばさんの"Tell you what."は"I'll tell you what."を省略した形。この場合の"what"というのは"something"と似た意味で、「私はあなたに何か伝えることがある」という意味が転じて「私にいい考えがある」というニュアンスで使われる定型表現です。
"pick ... up"は「(知識や情報を)得る、身につける」という意味のイディオム。
一緒にバレエレッスンをやらない? というアリスおばさんの誘いに戸惑うグランティですが、ミッフィーたちの助けを借りて挑戦してみることにしたようです。
Melanie: Miffy!(ミッフィー!)
Miffy: First, we do a plié.(最初に、プリエをするわ。)
Grunty: A what?(何をするって?)
Miffy: A plié. You bend your knees.(プリエよ。膝を曲げるの。)
今度は"plié"ですね。バレリーナがよくやる、立ったまま両膝を外に曲げるポーズです。
ミッフィーとメラニーがお手本を見せているようですが、足が短いうえにワンピースで隠れてしまっているので、まったくプリエをしているように見えません!(笑)
そしてグランティがプリエの真似をしようとした途端、グ〜っとお腹の虫が鳴いちゃいました。
Grunty: I think my tummy's hungry.(私、おなかすいちゃったみたい。)
Miffy: My tummy's hungry too.(私もおなかすいた。)
Melanie: And mine.(私も。)
Alice: Well, it is almost lunch time.(そうね、そろそろお昼の時間ね。)
Why don't you two teach Grunty some more dance steps while I get lunch ready?
(私が昼食を作る間に、あなた達がグランティにもう少しステップを教えてくれるかしら?)
Children: Yes!(わあい!)
Melanie: I know. I'll play the piano.(そうだ、私がピアノを弾くわ。)
Miffy: Watch, Grunty. Whee!(見て、グランティ。わーい!)
"tummy"は"stomach"(お腹)を意味する幼児語。
"get ... ready"で「〜を用意する」という意味のイディオムです。
グランティたち、空きっ腹ですが、ごはんができるまでもう少しがんばるみたいです。
Miffy: Careful, don't flap your arms, Grunty.(気をつけて、腕をパタパタさせないで、グランティ。)
Grunty: I can't do ballet like you, Miffy.(あなたみたいにバレエを踊れないわ、ミッフィー。)
Miffy: Just keep trying. Let's skip like this.(そのまま続けてみて。こんなふうにスキップするの。)
"flap"は「(翼・旗などを)パタパタ揺らす、はためかす」という意味。
グランティはなかなか身体のバランスが取れず、手足をバタバタさせてしまっています。
しかし、しつこいようだけど、ミッフィーの「お手本」はやっぱりどう見てもバレエには見えないや…(笑)。
Miffy: Now it's your turn, Grunty. Don't flap your arms this time, OK?
(今度はあなたの番ね、グランティ。今度は腕をパタパタさせないでね、いい?)
なかなかうまく動けないグランティ、転びそうになってボヨ〜ンと飛び跳ねてしまいました。
Miffy: That's funny, Grunty. You're doing a boing-boing-dance.
(おもしろいわ、グランティ。ボヨヨンダンスね。)
"boing"という擬音語、辞書には「金属製のばねの反動や振動を示す音」と書かれていました。日本語のオノマトペでいうと「ボヨン」とか「ビヨーン」みたいなことですね。
ミッフィーもグランティの真似をして飛び跳ねます。すっかりバレエとかけ離れたダンスになっちゃいましたが、子どもたちはどんどんヒートアップしてボヨヨ〜ンと跳ねまわっています。
一方、キッチンでごはんを作っているアリスおばさん。ミッフィーたちのボヨヨンの衝撃がここまで伝わってきて、ジャムの瓶が落ちそうになっています。ものすごい振動だなおい!
Alice: Uh! Oh my, what's that noise? Hmm, stopped now?
(あっ! あらまあ、この音は何? うーん、今度は止んだ?)
不審に思ったアリスおばさんが見に来てみると、3人がボヨヨンダンスを踊り狂っているところでした。
Alice: Oh, what a lot of boings!(まあ、ボヨヨンがたくさん!)
Melanie: We want to show you something, Aunt Alice.(いいもの見せてあげる、アリスおばさん。)
Miffy: Now, you play the piano.(さあ、ピアノを弾いて。)
Alice: Well, here goes.(じゃあ、いくわよ。)
"here goes"というのは、「さあ始めるぞ!」と宣言するときの定型表現。
アリスおばさんの伴奏をバックに、子どもたちは意気揚々とボヨヨンダンスを披露します。
壁にかかっている写真(絵?)や家具まで一緒に揺れていますね。ミッフィーたちの勢いがすごいのか、それとも家がもろいのか…?
ちなみに壁の写真は、絵本「うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん」に登場するミッフィーの祖父母のポートレートですね。細かいところで原作へのリスペクトが表現されています。
Alice: Bravo! Bravo! I've never seen anyone dance like that!
(ブラボー! ブラボー! こんなダンス、見たことないわ!)
Miffy: Grunty showed(?) us.(グランティが教えてくれたの。)
Grunty: Yes, and I could show you as well, Aunt Alice. Come on, boing boing boing!
(そうよ、アリスおばさんにも教えてあげる。さあ、ボヨヨン、ボヨヨン!)
アリスおばさん!! バレエの先生のはずなのに、ボヨヨンダンスを賞賛しちゃっていいんだろうか!?
まあでも、子どもたちの自由な遊びを心から褒めたたえるミッフィーワールドの大人たちってステキですよね。子どもに何か教えているときに全然違うことをされたら、思わず怒ってしまいそうだけど…。ひょっとしたら、子どもと向き合う大人はみんな、アリスおばさんのようにあるべきなのかもしれないなあ。
ミッフィーの「グランティが教えてくれたの」というせりふ、動詞が"show"で合っているのかどうか今いち自信がありませんが、"show"には「やって見せる、教える」という意味もあるのでこのようにしました。
グランティに誘われて、アリスおばさんも一緒にボヨヨンと踊りだします。最後にはミッフィー達、家の外にまでボインボインと繰り出して、おしまい。いや〜ほんと、楽しそうで何よりです。
さて、次回はまた来週の「ミッフィー」ディクテーションになるかと思います。
更新が停滞気味の「ロシア語の部屋」のほうも、ぼちぼち少しずつ進めていきますよ〜。
では、また近いうちにお会いしましょう。
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