「ミッフィーのぼうけん」で英語リスニング&ディクテーション! 12月9日放送「ミッフィーとふしぎなあしあと」
こんにちは。
2歳3ヵ月の娘は日本語習得、そして3X歳3ヵ月の私は英語・スペイン語・ロシア語習得に日々、励んでおります。マミです。
最近、娘・おタマの日本語力が目覚ましい向上を遂げておりまして。「娘の日本語力に負けないロシア語/スペイン語力をキープすること」を目標に私も学習に励んでおりましたが、やっぱり子どもの成長は速いものですね。
語学を習得するうえで、多くの人がつまづくのが「動詞の活用」(どの言語でも難しい…)だと思うのですが、日々めきめきと日本語の力をつけているおタマ、
「おトイレ行くよ〜」「行かない!」(カ行五段活用)
「ほうれん草食べようよ〜」「食べない!」(バ行下一段活用)
「上着着るよ〜」「着ない!」(カ行上一段活用)
「おかたづけするよ〜」「おかたづけしない!」(サ行変格活用)
と、動詞の未然形活用を着々と自分のものにしつつあるのです。カ行変格活用以外は完璧。これ、あんまり日本語文法に関心のない人にとっては「当たり前に使えるもの」のように感じられるかもしれませんが、使い分けるのってけっこう難しいんですよ。イヤイヤ期バンザイ! ってなもんです。
語学オタクをやっていると、こういう子どもの成長も生暖かい目で見守れるところが良いですね。この調子でイヤイヤ期を乗り越えていきたいと思います。
そんなわけで、ロシア語力・スペイン語力はそろそろおタマの日本語力に負けそうな私ですが、英語力ではまだまだ追いつかれないよう頑張りますよ〜。
毎週恒例「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションで、英語力に磨きをかけてまいりましょう。
※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。
英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜
Miffy and the mystery footprint(ミッフィーとふしぎなあしあと)
どうやら、お買い物に行っていたようですね。
Father: Oh, home at last. I never thought we get back from the shops. Driving in the snow is really tricky.
(ああ、ついに家だ。お店から帰って来られないかと思ったよ。雪道の運転は本当に難しい。)
Miffy: And slow. Look! Someone came to the house while we were out shopping.
(ゆっくり走るしね。見て! 誰かが、私たちが買い物している間にうちに来たみたい。)
Father: Oh, how do you know?(おや、どうしてわかるの?)
Miffy: Footprints! Look!(足跡よ! 見て!)
Father: Oh, so there are(?). I wonder who they're belong to.(ああ、本当だ。誰のだろう。)
そうそう、雪道の運転ってヒヤヒヤしますよね〜。
"tricky"は「こつのいる、扱いにくい」という意味の形容詞です。
ミッフィーの言っている"while we were out shopping"は、"be out -ing"が「外に出て〜している」という意味なので、「私たちが外に出て買い物をしている間に」となります。
"footprint"は「足跡、足形」ですね。
ミッフィーが見つけた足跡に対するパパのリアクション、"so they are"と言ったのか"so there are"と言ったのかが判然としないところですが、「あっ、本当だ」と相手に同意する意味で言っているのだと思います。
その後の"I wonder who they're belong to."というせりふの"they"は「足跡」のことで、直訳すると「足跡が誰に属しているのか気になる」となります。
さて、ミッフィーの家に来たのは誰なのでしょうか?
Miffy: They're almost the same size as mine.(私の足とだいたい同じサイズね。)
Father: This might help us figure out who was here. Look what I found slipped under the door.
(誰がここにいたのか、これを見たらわかるかもしれないよ。ドアの下に挟まれているのを見つけたんだ、見て。)
Miffy: It's a Christmas card! From Grunty. These are her footprints!
(クリスマスカードだ! グランティからだわ。彼女の足跡だったのね!)
パパのせりふ、"figure out"は「理解する、わかる」という意味のイディオム。
"This might help us figure out who was here."で「これ(カード)が、ここに誰がいたのかを私たちが理解する助けになるかもしれない」ということですね。
"slip under the door"で「〜をドアの下に滑らせる」ということ。ここでは過去分詞形で「ドアの下に滑らせた(カード)」と形容詞のように使われています。
足跡は、どうやら友だちのグランティのものだったようです。
Father: Mystery solved. Right, inside, Miffy. Oh, it's freezing out here. Eh? Where are you off to now?
(謎は解けたね。よし、中に入ろう、ミッフィー。おお、外にいると寒いな。ん? 今度はどこに行くの?)
Miffy: I've got a card to give to Grunty.(グランティにカードをあげるの。)
Father: But she could be anywhere.(でも彼女はどこにいるかわからないよ。)
Miffy: I don't know where Grunty is, but her footprints do. I just have to follow them.
(私はグランティの居場所を知らないけど、足跡が知ってるわ。だどって行けばいいだけよ。)
パパはミッフィーに"where are you off to (now)?"と言っています。"off"には「出発して、立ち去って」という意味があるので「どこへ向けて出発するの?」という意味でよく使われるフレーズです。
"she could be anywhere"で「彼女はどこにでもいる可能性がある」、つまり「どこにいるかわからないと言っています。
グランティの居場所は、足跡をたどって行けばわかる、とミッフィー。なんだかミステリーみたいになってきましたね。
足跡をたどると、図書館に着きました。
Miffy: Aha! Grunty! Grunty!(ここだ! グランティ! グランティ!)
Grunty: Miffy!(ミッフィー!)
Miffy: Thanks for your card, Grunty. I wanted to give you mine.
(カードをありがとう、グランティ。私のもあげたかったの。)
Grunty: Oh, thanks, Miffy. But how did you know I'd be in the library?
(わあ、ありがとう、ミッフィー。でもどうして私が図書館にいるってわかったの?)
Miffy: I followed the footprints in the snow. It was fun.
(雪の足跡をたどっていったのよ。面白かったわ。)
Grunty: Wow! Can I play? I'll follow your footprints.
(うわあ! 私もやってみていい? あなたの足跡をたどろう。)
ミッフィーは図書館に着いたとき"aha!"と言っています。日本でも「アハ体験」という言葉が流行ったことがありますが、"aha"は「ははあ、わかったぞ!」と何かを発見した喜びを表現するのに使われる間投詞です。
「足跡をたどる」なんて面白そう! というグランティですが、ミッフィーの足跡をたどってもしかたありませんよね。
Grunty: Oh, wait. You're already here.(あ、待って。あなたはもうここにいるね。)
Miffy: You can't follow mine, Grunty. But we can follow those.
(私のをたどることはできないわ、グランティ。でもあれならできる。)
そう言ってミッフィーは、近くにある変わった足跡を指差しました。
Grunty: I wonder who they belong to. There the smallest(?)!
(誰のだろう。とっても小さいね!)
グランティが、「とっても小さい」何だと言っていたのかは聴き取れませんでした。
でも、小さな足跡に「どんな生き物だろう?」とワクワクしていることは伝わります。
Miffy: Oh! Where did they go?(あ! どこに言ったのかな?)
足跡をたどっていくと、木のそばで足跡が途絶えてしまいました。
「ピヨピヨ」という鳴き声に声をあげると、そこには…?
Grunty: They're his footprint! Hello, Mr. Robin.(彼の足跡だったのね! こんにちは、コマドリさん。)
"robin"は「コマドリ、コマツグミ」。鳥の一種ですね。足跡は、鳥がピョコピョコと地面を跳ねていくときについたものでした。
コマドリさんは飛んでいってしまいます。
Miffy: Well, we can't follow you up there.(ああ、お空にはついて行けないわ。)
Grunty: Wow. Look at this one, Miffy. It's really big!
(わあ。これを見て、ミッフィー。すっごく大きい!)
今度はグランティが、何か変わった足跡を見つけたようですよ。
Miffy: What would make that funny swishy line?
(この変てこな、シュッとした線は何でできたんだろう?)
Grunty: Maybe it's a snake, or the tail of a monster!
(たぶんヘビじゃないかな、それか怪物のしっぽ!)
Miffy: Let's follow the trail and find out what it really is.
(跡をたどって、本当は何の足跡なのか見つけましょう!)
Grunty: Ah... OK.(うーん…わかったわ。)
"swish"は「(むちや杖などを)ヒュッと振る」という意味の動詞。そこに-yをつけて、"swishy"で「シュッと音をたてるような」という形容詞になります。
ここでは、大きなものを地面にシュッとすりつけたような跡のことを表現していますね。
"trail"は「(通った)跡、軌跡」という意味の名詞です。
この跡をたどってみよう、とやる気満々のミッフィーですが、グランティはちょっとびびっていますね。
さて、跡をたどっていくと…大きな木を引きずりながら運ぶ、くまのボリスがいました。
Miffy: It's Boris!(ボリスだわ!)
Boris: Huh?(ん?)
Grunty: Boris, you're not a snow monster.(ボリス、あなたは雪の怪物じゃないね。)
Boris: Well, I should hope not. I'm trying to get this Christmas tree home. It's heavier than I expected.
(うーん、そうじゃないといいな。僕はこのモミの木を家にもって帰ろうとしてるんだ。思ってたより重いんだよ。)
ボリスは、クリスマスツリーにするモミの木を運んでいたところでした。
Grunty: That strange trail is where you were dragging the tree!
(あの不思議な跡は、あなたが木を引きずったところだったのね!)
Miffy: Here, we'll help you.(ほら、手伝ってあげる。)
Boris: Thanks, girls. That'd be great.(ありがとう、君たち。とっても助かるよ。)
女子二人に手伝ってもらって、ボリスはようやく木を家まで運ぶことができました。
Boris: There. Perfect! Oh, and not a moment too soon. Hey, would you like to help me decorate the tree before Barbara gets home.
(よし。完璧だ! ああ、なんとか間に合ったな。ねえ、バーバラが帰ってくる前に、ツリーを飾るのを手伝ってくれないかな?)
Miffy&Grunty: Yes, please!(わあ、やらせて!)
ボリスが言っている"not a moment too soon"というのは直訳すると「早すぎることはないタイミングで」となりますが、転じて「手遅れになる前に、ぎりぎりで間に合った」という意味で安堵とともによく用いられる決まり文句です。
モミの木を運ぶ前にクリスマスになっちゃったら大変ですもんね。
ボリスは、ガールフレンドのバーバラが帰ってくる前に、ツリーの飾り付けもしてしまいたいようです。女子二人は大喜び。
次はミュージカルパートです。
Miffy: Hanging baubles on the tree(ボールを木に吊るそう)
Grunty: Lots of fun for Miffy and me(ミッフィーと私、とっても楽しい)
Miffy: Some go high(上に飾って)
Grunty: Some go low(下に飾って)
Miffy&Grunty: Careful, Boris, take it slow(気をつけて、ボリス、ゆっくりね)
"bauble"は、クリスマスツリーによく飾られている「球状の飾り」のこと。
"some go high/low"は直訳すると「上に行くものもあり、下に行くものもある」ということで、これは「上にも下にも、満遍なくオーナメントを飾りましょうという意味で言っています。
踏み台に登ったボリスが転びそうになって、二人は"take it slow"と言っています。「ゆっくりやってね、気をつけてね」という意味の表現ですね。
Boris: There. All done.(よし。完成だ。)
Barbara: Boris, is that you?(ボリス、いるの?)
ちょうど飾り付けが終わったところで、バーバラ(仕事の帰りかな?)が帰ってきました。
Boris: Ah, just in time. Quick!(ああ、いいタイミングだ。早く!)
Barbara: Boris?(ボリス?)
Miffy&Grunty: Surprise!(サプライズ!)
飾り付けまですっかり完成したツリーを見て、バーバラは感激!
Barbara: Oh, it's wonderful! What a lovely surprise!
(まあ、すごいわ! なんてすてきなサプライズなの!)
Grunty: I'm glad we followed footprints, Miffy.(足跡をたどって良かったね、ミッフィー。)
Miffy: Yes, you never know where they might take you.
(そうね、どこに連れていってもらえるか、わからないもの。)
ミッフィーの言っている"you never know ..."というせりふの"you"は、文字通りの「あなた」を指しているわけではなく、一般的に「人は誰でも、みんな」という意味をあらわす「総称のyou」です。足跡をたどってどこに行き着くか(where they might take you)なんて「誰にも」わからない、だから面白いんだ、と言っているわけです。
Barbara: Well, you haven't follow my footprints yet. But I suggest you do.
(さて、あなたたちはまだ私の足跡をたどってないわね。やってみたらどうかしら。)
Miffy: Why?(どうして?)
Barbara: Because that's heading to the kitchen. The hot chocolate!
(だって、それはキッチンに向かってるからよ。ホットチョコレートを作るわ!)
Grunty: Yippie!(わーい!)
Miffy: Hot chocolate, my favorite!(ホットチョコレート大好き!)
最後に、バーバラの足跡をたどればホットチョコレートにありつける! と大喜びの子どもたち。
クリスマスが楽しみですね。おしまい。
最近また更新がギリギリになっちゃっていますが、英語以外の記事も少しずつ書き進めています。…といいながら、次回もまた「ミッフィー」になりそうな予感。
まあ気長にお付き合いいただければ幸いです。
それでは、また近いうちにお会いしましょう〜。
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