かあさんは雨女

語学と育児、その他いろいろ。

「ミッフィーのぼうけん」で英語リスニング&ディクテーション! 10月14日放送「ミッフィーとドラゴン」

こんにちは。マミです。

 

最近、娘・おタマの昼寝時間がどんどん減ってきており、学習時間が以前よりとりづらくなっております。たっぷり昼寝できた日は夜ぜんぜん寝付いてくれなかったりするし…2歳になって、格段に体力がついてきたように思います。

娘の成長は喜ばしいことなんですがねえ…。なんとか私のひとり時間も確保していきたいものです。

世間では「育児は生後すぐの頃がいちばん大変」みたいに言われることが多いようですが、うちのおタマの場合、赤ちゃん期にはよく眠りよく飲み、離乳食もどんどん食べるわひとり遊びも上手だわ、で「育てるのが大変」と思ったことはほとんど無かったんですよね。むしろ「寝てばっかりだから暇だな〜」みたいに思っていたのですが、2歳を過ぎて元気いっぱい遊んでいられる時間が長くなり、イヤイヤ期も相俟って育児のハードさが格段に上がりましたよ。一緒に遊ぶにも、室内で手遊びするんじゃ満足できなくなって外を走りまわらなきゃならないので、追いかける私の体力がどんどん削られていく毎日です。

まあそうは言っても、3年間は育休をとってしっかり家で育てると決めたことではありますし、一時保育などのサービスをうまく活用しつつ、なんとかこの時期を乗り切っていきたいと思います。

 

さて、のっけから盛大に愚痴ってしまいましたが…。

今の私にとって、このブログを書くことも大切な気分転換のひとつになっています。日中は子どものペースに合わせて生活しているので、自分の中にある知識や未知の情報ととことん向き合って英語力を磨いていくプロセスは、私が私であるために何よりも大切な時間です。ちょっと大げさな言い方かもしれませんが、「語学が大好きな私」というアイデンティティを、母親としてのアイデンティティと同じくらい大切にしていきたいと思っているのです。

 

で、前置きが長くなってすみません。

今日は毎週恒例「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションです。

今回は、ミッフィーにとってのヒーロー的存在「パイロットのおじさん」が登場します。遠い国から、何やら珍しいお土産を持ってきてくれたようですが…?

 

※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。

英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜

 

Miffy and the Dragonミッフィーとドラゴン)

 

Narration: What is it, Miffy? What's that funny noise?
(どうしたの、ミッフィー? あの変わった音は何?)

Miffy: Here he is! It's Uncle Pilot.(彼が来たわ! パイロットのおじさんよ。)

 

いきなり、パイロットのおじさんが飛行機に乗って登場! カッコいいですねえ。

"funny"は「おかしい、滑稽な」という意味が有名ですが、この場合は"奇妙な、不思議な"という意味で使われていますね。

 

Uncle Pilot: Hello, Miffy!(やあ、ミッフィー!)

Miffy: Hello, Uncle Pilot!(こんにちは、パイロットのおじさん!)

Uncle Pilot: I got you a surprise.(君にサプライズがあるんだ。)

Miffy: I love surprises.(サプライズ大好き。)

Uncle Pilot: There. It's inside this box. Help me carry it to your house.
(ほら。この箱の中にあるんだ。君の家まで運ぶのを手伝ってくれ。)

Miffy: OK.(わかった。)

 

いつも外国を旅しているパイロットのおじさん。

パイロットといっても二人乗りの飛行機にいつも乗っているし、いったい何の仕事をしているんだろう…? フリーのジャーナリストとかかしら?

などという疑問はさておき、ミッフィーに何やら珍しいお土産を買ってきてくれたみたいですよ。

"surprise"は「驚かせる」という意味の動詞ですが、ここでは名詞として「驚かせるもの」といった意味で使われていますね。

 

Miffy: What is my surprise, Uncle Pilot?(サプライズって何なの、パイロットのおじさん?)

Uncle Pilot: I'll give you a clue. It's something to do with dragons.
(ヒントをあげよう。ドラゴンに関係のあるものだよ。)

Miffy: Dragons?(ドラゴン?)

 

"clue"は「手がかり、ヒント」という意味の名詞。

"something/anything to do with ..."で「…に関係がある」という意味のイディオムです。

ドラゴンに関係のあるものって? と不思議に思っていると、ミッフィーパパが登場します。

 

Father: Hello. I thought I heard your plane. How about a nice cup of tea?
(やあ。君の飛行機の音が聞こえたと思ったんだよ。おいしいお茶を一杯どうだい?)

Uncle Pilot: Oh, lovely.(ああ、いいね。)

 

"I heard your plane"を直訳すると「君の飛行機が聞こえる」となってしまいますが、「君の飛行機の音が聞こえる」という意味でちゃんと使えるんですねー。"the sound of"とか入れたくなっちゃうけど、なくても大丈夫。

ミッフィーパパとパイロットのおじさんは、お茶を飲みに行ってしまいました。

そこへ、友だちのメラニーが登場します。

 

Miffy: Hi, Melanie.(こんにちは、メラニー。)

Melanie: Hello, Miffy. Where's Uncle Pilot? Oh, what's that?
(こんにちは、ミッフィーパイロットのおじさんはどこ? あっ、これは何?)

Miffy: It's a surprise from Uncle Pilot. It's something to do with dragons.
パイロットのおじさんからのサプライズよ。ドラゴンに関係あるものなの。)

Melanie: Dragons? Dragons aren't real, are they?(ドラゴン? ドラゴンって実在しないでしょ?)

Miffy: Uncle Pilot said so.パイロットのおじさんがそう言ったんだもん。)

 

メラニーも開口一番「パイロットのおじさんは?」なんて、おじさん大人気ですね。

ドラゴンに関係のあるプレゼントといっても、ドラゴンは想像上の生き物なのに…? メラニー、いいところに気付いたぞ。

 

Melanie: It's a funny shape. Like a ... prickly egg.(変わった形ね。まるで…トゲトゲの卵みたい。)

Miffy: That's what it is. A dragon egg!(それだわ。ドラゴンの卵よ!)

Melanie: Ah, you might be right, Miffy.(ああ、そうかもしれないわ、ミッフィー。)

 

ここでの"funny"も冒頭と同じく、「奇妙な」という意味で使われています。

"prickly"は先週も出てきました、「とげだらけの、ちくちく刺す」という意味の形容詞です。"prickle"という動詞で「(とげで)刺す」という使い方も、のちほど出てきますよ。

ドラゴンに関係があって、ピンク色で、トゲトゲした丸いもの…。大人ならピンと来る人が多いかもしれませんが、ミッフィーメラニーは初めて見たそれを「ドラゴンの卵」だと思ったようです。

 

Miffy: Oh, if we can hatch it, we could see a real live dragon.
(あっ、もし私たちが卵をかえすことができたら、本物の生きたドラゴンが見られるかも。)

Melanie: Wow, dragons are big! I know, let's take it outside where there's more space.
(わあ、ドラゴンって大きいのよ! そうだ、外のもっと広いところに持っていこうよ。)

Miffy: Let's make a nest!(巣を作ろう!)

 

"hatch"は動詞で「(卵を)かえす、孵化させる」という意味。

"a real live dragon"という表現の中の"live"は「生きた、本物の」という意味の形容詞です。発音は「リヴ」ではなく「ライヴ」ですね。

ドラゴンを孵化させて育てよう! と意気揚々、外に飛び出した二人。果たしてどうなることやら…?

 

Miffy: When birds want eggs to hatch, they sit on them.
(鳥が卵をかえすときは、卵の上に座るのよ。)

Melanie: Ow! It's too prickly to sit on.(いたっ! トゲトゲすぎて座れないわ。)

Miffy: We'll just have to wait for it to hatch on it's own.
(卵が自分でかえるのを待つしかないわね。)

 

"on one's own"で「ひとりで、自力で」という意味。ミッフィーは「(卵を温めることはできないから)卵が自力でかえるのを待つしかない」と言っています。

そこへ現れたのは、食いしんぼのグランティ。何やら鼻をヒクヒクさせています。

 

Grunty: Hmm, what is that delicious smell?(うーん、この美味しそうな匂いは何?)

Miffy: Hello, Grunty.(こんにちは、グランティ。)

Grunty: Ow! That prickled my nose!(いたっ! 私の鼻が刺された!)

Miffy: Careful, Grunty. That's our egg.(気をつけて、グランティ。これは私たちの卵なの。)

 

この「ドラゴンの卵」、おいしそうな匂いがするんだそうです。

"prickle"は先ほども紹介した動詞で「(ちくりと)刺す」という意味ですね。名詞で「とげ、いが」という意味にもなる語です。

 

Grunty: An egg? I knew I could smell something delicious. Yum-yum-yum.
(卵? 美味しそうな匂いがすると思った。食べたいな。)

Melanie: Wait!(待って!)

Miffy: It's a special dragon egg.(これは特別なの、ドラゴンの卵なのよ。)

Grunty: Dragon? The big teeth, and fire? And... Run! Hide!
(ドラゴン? 大きな牙で火を吹くの? それって…逃げて! 隠れて!)

 

"yum-yum"は間投詞で「おいしい」という意味ですが、ここでのグランティのように「おいしそう」と食べる前に言うこともできる表現です。

「ドラゴンの卵」を食べてしまいそうなグランティですが、説明を聞いてびっくり。ドラゴンが孵化したら大変! とばかりに逃げだしてしまいます。

 

Father: Whoa there, Grunty. What's the rush?(おっと、グランティ。何を急いでるんだい?)

Grunty: They've got a dragon egg. It can hatch any second.
(ドラゴンの卵があるの。今にもかえりそう。)

Father: A dragon egg? Does this have anything to do with you by any chance?
(ドラゴンの卵? ひょっとして、君に何か関係あるのかな?)

Uncle Pilot: Ah, well, I might have said something.
(あ、そうだね、僕が何か言ったかもしれないな。)

 

"rush"は名詞で「慌ただしさ、急ぐこと」という意味。"What's the rush?"で「何をそんなに急いでいるの?」と訊くときの決まり文句です。

グランティの言っている"any second"は「すぐに、今にも」という意味のイディオム。

ドラゴンの卵? と聞いて何か思い当たったらしいミッフィーパパ、パイロットのおじさんにちょっと意地悪な質問です。

"anything to do with ..."は先ほども出てきた「…に関係のある」という意味のイディオム(疑問文なのでsomethingの代わりにanythingが使われています)。

"by any chance"は「もしかして、ひょっとして」という意味のイディオムです。

パイロットのおじさんが使っている"might have +過去分詞"という表現は「〜したかもしれない」と過去の可能性について言及する構文です。

 

パイロットのおじさんのちょっとしたいたずら心で、子どもたちを驚かせてしまったようですね。

 

Miffy: Hello, Uncle Pilot. We found your dragon egg.
(あ、パイロットのおじさん。ドラゴンの卵を見つけたわ。)

Uncle Pilot: This isn't a dragon egg, Miffy.
(これはドラゴンの卵じゃないんだよ、ミッフィー。)

Miffy: But you said my surprise was something to do with dragons.
(でも、サプライズはドラゴンに関係あるものだって言ったじゃない。)

Uncle Pilot: It is. This is a dragon fruit. The most delicious fruit there is. Come on, I'll show you!
(そうだよ。これはドラゴンフルーツっていうんだ。いちばん美味しいフルーツだよ。おいで、見せてあげよう!)

 

はい、お察しのとおり、ドラゴンの卵の正体は熱帯地方原産の果物、ドラゴンフルーツでした。

パイロットのおじさんが言っている"最上級表現+ there is"という表現、どうも耳慣れないような感じがするのですが、ネットで検索すると「存在するなかで一番〜なもの」というような意味で使われるフレーズのようです。

"the most delicious fruit there is"は「世界一美味しいフルーツ」といったところでしょうか。

うーん、ドラゴンフルーツは確かに美味しいけど、そこまでかなあ…? とか思ってしまうひねくれた私(笑)。さて、食べてみたみんなの感想は…?

 

Miffy: Hmm, you're right, Uncle Pilot. This is delicious!
(うーん、おじさんの言ったとおりだわ。とっても美味しい!)

 

ミッフィーたちはドラゴンフルーツを気に入ったようです。何よりですね。

 

Miffy: Next time you come, will you bring me another dragon egg? I mean, fruit?
(次に来るとき、ドラゴンの卵をまた持ってきてくれる? あっ、フルーツのことね。)

Uncle Pilot: No.(いいや。)

Miffy: Huh?(えっ?)

Uncle Pilot: I always bring you a surprise.(僕はいつもサプライズを持ってくるんだよ。)

Now you know what a dragon fruit is, it wouldn't be a surprise, would it?
(君はもうドラゴンフルーツを知ってしまったから、それじゃサプライズにならないだろう?)

Miffy: No, you're right.(そうね、その通りだわ。)

Uncle Pilot: Don't worry. I'll bring something just as spacial instead.
(心配しないで。代わりに、同じくらいとびっきりのお土産を持ってくるから。)

 

ドラゴンフルーツをまた持ってきてね、と言うのに、うっかり「ドラゴンの卵」と言い間違えてしまったミッフィー。"I mean ..."(私が言いたいのは…)というお決まりの表現を使って言い直しています。

いつもミッフィーの知らないものを持ってきて驚かせてくれるおじさん、次は何を持ってきてくれるのでしょうか…?

 

Uncle Pilot: Bye!(さよなら!)
Children: Bye!(さよなら!) 

 

そしてまた華麗に大空へ飛び立っていく、パイロットのおじさん。

いいなあ、私も旅したいなあ。

みんなでおじさんを見送って、今日はおしまいです。

 

次回は、スペイン語ライティングの記事か「ミッフィー」ディクテーションのどちらかをお届けいたします。

ではまたお会いしましょう〜。

 

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