かあさんは雨女

語学と育児、その他いろいろ。

「ミッフィーのぼうけん」で英語リスニング&ディクテーション! 3月17日放送「ミッフィーとちょうちょ」

こんにちは。語学大好きかあさん、マミです。

 

前回、「仕事復帰したらブログの更新どうしよう」てなことを書きました。

特に、今回もお送りする「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションは毎週企画なうえ、毎回書くのにそこそこの時間を費やしているので、働きながら同じペースで続けていくことは無理かしら…なんて思いながら、今週も録画した「ミッフィー」を流し見しておりましたところ。

 

ん…? このエピソード、なんだか見覚えがあるような…?

 

と思っていたら、この「ミッフィーとちょうちょ」というエピソード、再放送であることが判明いたしました。

で、4月分の放送スケジュールを見てみたところ、ぜんぶ再放送なんですね。このブログでディクテーションを始めたのは途中からなので、まだディクテーションしていないエピソードもありますが、観たことのあるお話ばかりでした。本家ヨーロッパで製作された「ミッフィー」のエピソードのストックがなくなってしまったのかしら…? もしそうならば、今後しばらくの間は再放送が続くのかもしれません。

 

ま、既にディクテーションやっちゃった回を再放送する週は、「ミッフィー」からちょっと離れて他の英語ネタをやったりスペイン語ライティングを増やしたりと、バリエーション豊かにやっていくことにします。特に英語は「ミッフィー」以外にも取り上げたいテーマが色々とあるので、これもいい機会かも…まあ詳しいことはまた改めて。

 

とりあえず、今回と次回の「としょかんでおてつだい」はしっかりディクテーション・解説をしていきますよ!

 

※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。

英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜

 

Miffy and the butterflyミッフィーとちょうちょ)

 

ミッフィーがお散歩していると、きれいなお花が咲いているのを見つけました。 

 

Narration: What a colorful bush you found, Miffy.
(カラフルな茂みを見つけたね、ミッフィー。)

Miffy: Yes, the flowers are lovely.(うん、お花がとってもきれい。)

 

"bush"は「茂み、やぶ、低木」。ここでは低く植え込みのようになった小さな茂みをさしていますね。

ミッフィーが花の香りをかいでいると、お鼻にちょうちょがくっついてきました。

 

Narration: Oh, my. I didn't know flowers have wings.
(おやまあ。お花が羽を持っているなんて知らなかったな。)

Miffy: Don't be silly. It's not a flower, it's a butterfly!
(おばかさんね。お花じゃないわ、これはちょうちょ!)

Narration: So it is. How pretty!(そうだね。かわいいね!)

 

"Don't be silly."は直訳すると「ばかを言うな」ですが、この場面のミッフィーのように、冗談を言った相手に「なんでやねん」とツッコミを入れるような使い方もできる表現です。

 

Miffy: Achoo! Oops, sorry, butterfly. Wait, come back!
(ハクション! わあ、ごめんなさい、ちょうちょさん。待って、戻ってきて!)

 

ミッフィーがくしゃみをすると、ちょうちょは驚いたのか飛んでいってしまいました。

くしゃみの表現は"achoo/atchoo/atishoo/ahchoo"など色々なスペルがあります。イギリス式つづりは"atishoo"だと辞書にありましたが、この場面では「アティシュー」と言っているようには聞こえなかったので"achoo"を採用してみました。

 

さて、ミッフィーはちょうちょを追いかけて家の近くまで来ました。パパが畑仕事をしています。

 

Father: I wish I had your energy, Miffy.(僕にも君みたいな元気があればなあ、ミッフィー。)

 

ミッフィーパパ、駆け回るミッフィーを見てしみじみとしたコメント(わかる…)。

"I wish I had ..."は「私に…があればいいのに」という仮定法過去の構文ですね。実際には無いものに対して「あったらいいのになあ」と願望の気持ちを述べる構文で、現在のことでも過去形を使うのがポイントです。

 

ミッフィーが引き続きちょうちょを追いかけていると、別のちょうちょが飛んできました。 犬のスナッフィーも一緒に追いかけます。

 

Miffy: Come down, butterfly! You're too high! Look, Snuffy, the butterfly found a friend!
(降りてきて、ちょうちょさん! 高すぎるわ! 見て、スナッフィー、ちょうちょさんがお友だちを見つけた!)

 

そして、そのちょうちょを追いかけて、友だちのメラニーが登場。二人とも夢中でちょうちょを追うあまり、お互いに気付かずぶつかってしまいました。

 

Melanie: Oh, sorry!(あ、ごめんね!)

Miffy: It looks like I found a friend too, Snuffy.(私もお友だちを見つけたみたいよ、スナッフィー。)

Melanie: Sorry I bumped into you, I was chasing the butterfly!
(ぶつかってごめんなさい、ちょうちょを追いかけていたの!)

 

"bump into ..."は「…にドシンと当たる、ぶつかる」という意味のイディオム。転じて「ばったり出くわす」という意味でも使われることがあります。

 

Miffy: Me too. Yellow one.(私もよ。黄色いちょうちょを。)

Melanie: I was chasing a red one. They're so pretty.
(私は赤いのを追いかけてたわ。とってもかわいい。)

Miffy: I know.(そうね。)

Melanie: They're off again. Quick!(また行っちゃう。早く!)

 

メラニーは"They're off again."と言っています。この場合の"off"には「出発して、立ち去って」という意味があり、「ちょうちょが飛んでいって、いなくなっちゃう」という意味を表しています。

 

二匹のちょうちょを追いかけながら、ミッフィーメラニーは歌をうたい始めます。

 

Miffy: Butterfly's fluttering up in the sky(ちょうちょがお空をパタパタ)

Butterfly's fluttering ever so high(ちょうちょが空高くパタパタ)

Melanie: Butterfly's fluttering yellow and red(ちょうちょがパタパタ、黄色に赤)

Butterfly's fluttering over my head(ちょうちょが頭の上をパタパタ)

 

"flutter"は「パタパタと羽ばたく、飛ぶ」という意味の動詞。

綴りも発音も似ていますが、"flatter"にすると「こびへつらう」という意味になってしまうので注意!(笑)

 

Miffy: Come on!(こっちよ!)

 

Miffy: Butterfly's fluttering around the sun(ちょうちょがお日さまの周りをパタパタ)

Butterfly's fluttering, chasing is fun!(ちょうちょがパタパタ、追いかけるのって楽しい!)

Melanie: Butterfly's fluttering, fluttering free(ちょうちょが自由にパタパタ)

Butterflies flap, flap, with Miffy and me(ちょうちょがパタパタ、ミッフィーと私も一緒)

 

"flap"は「パタパタ揺れる、はためく」という意味。

二匹のちょうちょは、再びミッフィーパパのいる畑に飛んできました。パパはデッキチェアで気持ち良さそうに昼寝しています。

 

Miffy: I think Daddy needed a rest.(パパ、疲れてたのね。)

Melanie: So did the butterflies.(ちょうちょさん達もね。)

 

メラニーが言っている"So did the butterflies."というのは、前の発言を受けて「so+助動詞/be動詞+◯◯(主語)」「◯◯も同じだ」という意味になる構文です。

"I love pizza!"(ピザ大好き!)→"So do I!"(私も!)ってな具合に使えます。

"Me too."ばかりでなく、こういった同調表現のバリエーションを増やしておくと日常会話に役立ちそうですね。

 

さて、ちょうちょさん達はミッフィーパパの両耳にそれぞれ止まって一休み。

ところが、スナッフィーがちょうちょに(パパに?)「ワンワン!」と吠えかけてしまいます。驚いたチョウチョは、パパの顔の周りをパタパタ…。

 

Father: What was that? A-a-a-achoo!(何だ? は、は、ハクション!)

Miffy&Melanie: Oh...(あっ…)

 

パパは思わずくしゃみをして、その勢いでデッキチェアがバタンと崩れてしまいました(地味に痛そう…)。ちょうちょも飛んでっちゃいましたね。

 

Miffy: Daddy! I nearly caught my butterfly and now you scared it off forever!
(パパ! ちょうちょを捕まえられるところだったのに、パパにびっくりして飛んでいっちゃった!)

Father: Oh, I wondered what that was on my nose.
(ああ、鼻に止まってるのは何だろうって思ってたんだ。)

Melanie: We've been chasing those butterflies for ages!

(ずーっとあのチョウチョさんたちを追いかけてたのに!)

 

パパが怒られるのは、なんだかかわいそうな気がするなあ…。

"nearly"は「もう少しで、ほとんど」という意味の副詞。もうほとんどちょうちょを捕まえられそうだったのに、パパのせいで逃げちゃった! とミッフィーは怒っています。

"scare ... off"は「…を(怖がらせて)追い払う」という意味のイディオム。

"forever"は「永遠に」ですが、ここではミッフィーが「ちょうちょさんが逃げちゃって、もう二度と戻ってこない!」ということを大袈裟に表現しています。

メラニーの言っている"for ages"というのも、文字通りには「何年も」という意味ですが、「ずーっと長い間、ちょうちょを追いかけていた」ということを誇張していう表現ですね。

 

Father: Oh, I'm sorry, girls. But you shouldn't really try to catch them.
(ああ、ごめんよ、君たち。でも、ちょうちょを捕まえようとしちゃいけないな。)

They're very delicate, you know.(ちょうちょはとってもデリケートなんだからね。)

Miffy: Oh.(そうなの。)

Melanie: But it's such fun to chase.(でも、追いかけるのはとっても楽しいわ。)

Father: Oh, I never said you shouldn't chase them. Just don't catch them.
(いや、追いかけちゃいけないなんて言わないよ。ただ、捕まえないようにね。)

You wouldn't want to hurt them, would you?(ちょうちょを傷つけたくはないだろう?)

Miffy&Melanie: No.(そうね。)

 

確かに、子どもがちょうちょを引っつかんだりすれば、すぐ羽がダメになったりしそうですよね。

(中学校国語でおなじみ、ヘッセの小説『少年の日の思い出』のクライマックスで、大切なちょうちょの標本を主人公がダメにしてしまう場面が思い浮かびますね…全然関係ないけど…。)

 

Miffy: But I can't chase my butterfly now anyway. It's gone.
(でも、どっちみち、ちょうちょさんを追いかけられなくなっちゃった。いなくなっちゃったもん。)

Father: Where did you see it first, Miffy?(どこで最初にちょうちょを見たの、ミッフィー?)

Miffy: Umm, over there.(えーっと、あのへん。)

Father: Well, maybe it's gone back there.(だったら、そこに戻ってきてるかもよ。)

Miffy: Oh, yes.(ああ、そうね。)

Melanie: Good idea!(いい考え!)

Miffy: Come on.(行きましょう。)

 

ちょうちょを最初に見た現場に戻ろう! というパパのアイデア。さっそくみんなで、冒頭に出てきた茂みのあたりに戻ってきました。

 

Miffy: You can't make any noise if you want to get (?) for butterflies.
(ちょうちょさんを見つけたかったら、音を立てちゃだめよ。)

Melanie: Where exactly did you see it?(どのへんでちょうちょさんを見たの?)

Miffy: I was smelling a flower like this.(こうやって花の匂いをかいでたの。)

 

ミッフィーの最初のせりふ、うまく聴き取れませんでした。意味は「ちょうちょの居場所を見つけたかったら…」というようなことを言っていると思うのですが。

"exactly"は「正確に、厳密に、まさしく」という意味の副詞。メラニーは、具体的にどこでどうやってちょうちょを見つけたの? とミッフィーに問いかけています。

ミッフィーは花の匂いをかいだ動きを再現してみせます。メラニーとパパもつられて、花の香りをスーっと吸い込んでいますが…?

 

Miffy&Melanie&Father: Achoo!(ハクション!)

 

3人、同時に大きなくしゃみが出ました。

その弾みで、茂みの中から色とりどりのちょうちょが飛び出します!(そんなこと、ある!?)

 

Miffy: Wow!(わあ!)

Melanie: I thought you said we have to be very quiet.
(とっても静かにしなきゃいけないって、言ってなかった?)

Miffy: Sometimes being very noisy can work too!
(とってもうるさくするのも、たまにはいいのかも!)

Father: Are they beautiful!(なんてきれいなんだ!)

Miffy: Like flying flowers!(空飛ぶお花みたい!)

Melanie: Oh, yes!(そうね!)

Father: Yes! Just like flying flowers.(そうだね! まさに空飛ぶお花だね。)

 

メラニーの言っている"I thought you said we have to be very quiet."というせりふ、関係代名詞(省略されていますが)を2回も使って、3重の構造になっている文ですね。

省略されている関係代名詞thatを補うと、以下のような文になります。

 

"I thought that you said that we have to be very quiet."

 

日本語に訳すときは、後ろから順に

私たちはとても静かにせねばならないと、あなたが言ったと、私は思った

と訳すとスムーズです。

 

ミッフィーの言っている"being noisy can work"について、ここでの"work"は「うまくいく、作用する」という意味なので、「騒がしくするとうまくいくこともあるのね」くらいの意味ですね。

パパのせりふ"Are they beautiful!"は、"They are beautiful!"という文の主語と動詞の語順が入れ替わり、倒置法の形になっています。「美しい!」という気持ちを強調するための表現技法です。

 

一時はちょうちょに二度と会えないかと思っていたけれど、こんなにたくさんのチョウチョに囲まれて、ミッフィーたちはとっても嬉しそうなのでした。おしまい。

 

さて次回ですが、今月分のスペイン語ライティングのネタがもう用意できておりまして、そちらの記事が完成するのが先か、次回の「ミッフィー」ディクテーションが先になるかは、まだ決まっておりません。

いずれにせよ、また近いうちにお会いしましょう〜。

 

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