スペイン語認定試験 "DELE" 受検準備、はじめます。
こんにちは。語学だいすき新米かあさん、マミです。
(娘ももうすぐ2歳なので、そろそろ「新米」を卒業してもいいかしら…?)
近頃は、英語、スペイン語、ロシア語、そしてちょこっとフランス語学習の合間に、漢字検定1級の受検準備も着々と進めております。
10年前に1回取っただけの漢検準1級! その内容もすっかり忘れてしまっているので、いちから復習やり直し…です。でも、漢字の勉強ってやっぱり楽しい。そういえば私、国語科教員だしね(英語科じゃないんだぜ!)。
ふだんは生徒の前で偉そうに漢字の講釈を垂れていますが、そんな私でも知らない漢字がザクザクと出てくる1級テキスト、なかなかに刺激的です。日本で使われる常用漢字は約2000字、そして1級の出題範囲は6000字。うーん、尽きないかんじが素晴らしい。時間をかけて少しずつ攻略してまいります。
そんなこんなで色んな分野をつまみ食いしておりますが、そろそろスペイン語学習の目標も具体的に定めたいなー、西検4級とって半年以上経つしなー、ということで、次のステップに進むことにいたしました。
今回は、タイトルにも書いたとおり、スペイン語の認定試験 "DELE" の準備について少し書きたいと思います。
"DELE"。
発音は読んで字の通り、「でれ」。
"Diplomas de Español como Lengua Extranjera"(外国語としてのスペイン語認定)の略です。
スペイン政府が直々に実施しており、スペイン語圏への留学や就職の際にも役立てることのできる信頼度の高い試験なのです(英語でいうとTOEFLみたいな感じ)。日本を含め世界100カ国以上で受検することができます。
ちなみに、日本語での正式名称は「スペイン語認定証」というそうです(セルバンテス文化センター公式サイトより)。
私のこれまでのスペイン語学習は、主に西検(日本で作られている試験)のレベルに沿ってやってきたのですが、4級に合格したところで頭打ちになってしまいました。
※そのあたりの事情については、こちらの過去記事をどうぞ。
スペイン語話者への道。 〜後編・私のスペイン語学習法〜 - かあさんは雨女
この記事にも書きましたが、過去問すら入手不可能な西検3級を受けるよりも、国際的に認められていて教材もたくさんあるDELEの受検に踏み切ったほうが色々とメリットがあるように思われたのです。
では、どのレベルを受けるのか。
DELEのレベル分けは、
A1(入門)、A2(初級)、B1(中級)、B2(中上級)、C1(上級)C2(最上級)
の6つ。
私のスペイン語は中級に差しかかったところで、推定語彙数は2000〜2500。このレベルならB1を受けるのが妥当かと考えています。
上にもリンクを貼ったセルバンテス文化センター(日本でDELEの実施・運営をしている団体)の公式サイトによると、
日常での身近な事柄や学習・仕事に関する既知の内容を理解することができる。大抵の状況で適した応対ができ、既知のテーマや個人的に興味があること、経験、出来事、希望、願望、計画、意見など簡単に表現することができるレベル。
というのがB1のレベルだそうです。
うん、少し難しそうだけど、今の私に合っているかも。
(※私はまだ解いていませんが、DELEを運営する本家スペイン語サイトにてモデル試験をダウンロードすることもできます。レベルチェックをしたい方は是非。)
初めて受ける試験なので、本来ならばA2くらいから始めて様子を見るべきなのでしょうが、DELEは実施会場が少ないため泊まりがけで受けに行かねばならず、さらに受検料は1万円越え。そうそう気軽に受けられるものでもないので、少し上を狙って長期戦で準備していまいります。
受けるのを決めたら、次は学習法です。
日本語で書かれたテキストもあることはあるようなのですが、そうすると数も限られてしまうし、ここはやはり思い切ってスペイン語オンリーの教材を買ってみることにしました。
ネットで調べてみたところ、問題集はひとまずコレが良さそう。(リンク先はAmazonです)
Preparacion DELE: Libro + CD - B1 (New Edition 2013)
スペイン語や英語のサイトも色々と見て、いちばん出現率が高かった問題集です。
スペインのウェブ書店から直接取り寄せることも考えましたが、送料がバカ高くなっちゃうので、結局Amazon日本版で買う方が安いという結論になりました。
本体2967円、別売の解答集は964円です(今のところ買ったのは本体だけです)。
クリックして2週間ほどで届きましたよ。
本の概要などは上記Amazonページでも見られるので、具体的にどんな内容の本なのか、ここで少し紹介していきます。
写真は目次。
DELEの本試験と同じ形式(問題数や西作文の語数指示まで全く同じ!)の模擬試験(Examen)が8つ収録されており、それぞれ「読解、聴解、作文、会話」の4つの科目(Prueba)が含まれています。
そして、この問題集に特徴的なのが、試験の一つひとつにテーマが定められていること。
例えばExamen 1では、「人物:身体、性格、人間関係」というテーマが設定してあります。試験形式は本試験と同じですが、扱うトピックがすべて人物や人間関係に関わるものになっているわけです。
Examen 2の「生活と家具」では、会話の問題に「引っ越し業者が自分の家財道具を壊してしまった。面接官を引っ越し社の社員だと想定し、事情を説明して弁償を要求しなさい」などかなり実用的なものもあり、これは練習しがいがありそうだ…とドキドキしております。
更に、各試験の最初のページには、そのテーマに沿った語彙リストがあります(上記のExamen 1なら、家族や職場の人間関係を表す語や身体的特徴を描写する表現などなど)。ざっと100語ぐらいずつあるので、かなり役立ちそうです。
肝心の試験内容については、これからゆっくり解きながら吟味してまいります。私のレベルだと1冊解き終わるまでにかなり時間がかかりそうですが、無理のないペースで楽しんでやっていければと考えております。
ひとまず現物を見てから決めようと思っていた解答集も、注文することにしました。
さあ、B1を受けられるレベルに達するまでに何年かかるかな…?
情報が少ないなか手探りで前進しておりますので、補足やアドバイスなどある方がおられましたら、お気軽にコメントいただけるとたいへん嬉しいです。
さて、次回は毎週恒例企画の「ミッフィー」英語ディクテーションをお送りいたします。
それと、5月に受けたTOEICの結果がでましたので(実はあまり芳しいスコアではなかったのですが…泣)、こちらもまた改めて報告いたします。
では、またお会いしましょう。