かあさんは雨女

語学と育児、その他いろいろ。

「ミッフィーのぼうけん」で英語リスニング&ディクテーション! 2020年7月12日放送「ミッフィーときえたたまご」

こんにちは。語学大好きかあさん、マミです。

二人目の出産予定日が近づいてきてドキドキしている今日この頃。

元気にマイペースに、英語学習の方も進めていきますよ〜。

ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションをお送りいたします!

 

今日の登場人物は、ミッフィーとグランティ、その他たくさんの大人たち。

聴きとりは途中まで順調だったのですが、グランティが登場した辺りから、この子ブタさんの舌っ足らずなしゃべり方にまたしても悪戦苦闘してしまいました。

本当にこの子、何言ってるのかわかんないんですよ…。英語ネイティヴの視聴者も雰囲気と文脈で何となく意味を汲んでるんじゃないかって邪推してしまうくらい(涙)。

ですので、まあいつものように、聴き取れた分だけでも頑張って解説していきます〜。

 

 

※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。

英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜

 

  

Miffy's Egg Huntミッフィーときえたたまご)

 

ミッフィー、お店の前で虫眼鏡をのぞきこんで、何やら探偵のような振る舞いをしています。

 

Narration: Hello, Miffy. Have you dropped something?(やあ、ミッフィー。何か落としたの?)

Miffy: No, I'm trying to solve a mystery. Our eggs had disappeared.(ううん、謎を解決しようとしているの。卵が消えちゃったのよ。)

Narration: Goodness me! What a terrible crime!(それは大変だ! 恐ろしい犯罪だね!)

Miffy: It is! It means Daddy can't make his special scrambled eggs!(そうなの! パパの特製スクランブルエッグを作れないってことなんだもの。)

Narration: Do you have any suspects detected, Miffy?(誰か容疑者を探しあてたのかい、ミッフィー?)

Miffy: Uh-huh. Boris were supposed to deliver the eggs to our house, but he didn't.(うん。ボリスが卵を届けてくれるはずだったんだけど、来なかったの。)

Narration: So you've come to Barbara's shop looking for Boris. That's clever.(だからバーバラの店にボリスを探しに来たんだね。賢い手だ。)

Miffy: Yes. Time to go inside.(そうよ。さあ、入りましょう。)

 

ミッフィーの家に配達されるはずの卵が、来なかったとのこと。これは大事件です!

"Goodness me!"は「おやまあ!」「大変だ!」と驚いたときの決まり文句です。

"Oh, my goodness!"などと同じ使い方ですね。

 

卵を届けるはずだったのは、町の便利屋さん(?)的存在、くまのボリス。

その恋人のバーバラが経営しているお店で卵を扱っているはずなので、ミッフィーはそこまで探しにきたというわけです。

 

お店に入っても、店内をひたすら探るような動きをするミッフィー。バーバラは困惑してたずねます。

 


Barbara: Um, Hello, Miffy. Can I help you?(えーと、こんにちは、ミッフィー。何か手伝いましょうか?)

Miffy: Yes, I'm looking for eggs. Do you know where Boris is?(うん、卵を探してるの。ボリスはどこか知ってる?)

Barbara: You think Boris took your eggs?(ボリスが卵を盗んだと思ってるの?)

Miffy: No, not really. But Boris does sometimes forget things. He might have forgotten to deliver them.
(そうじゃないの。でもボリスは時々忘れっぽいでしょ。配達するのを忘れたかもしれないわ。)

 

確かに、ボリスはちょっとうっかりさんなんですよね。

"might have + 動詞の過去分詞形"で、「〜したかもしれない」と過去に起きた可能性を表す構文が使われています。

 

Barbara: You're right, Miffy. But he didn't forget this time.(そうね、ミッフィー。でも今回は忘れたわけじゃないのよ。)

Miffy: How do you know?(どうしてわかるの?)

Barbara: Well, normally the eggs are waiting for me when I get to the shop.
(ええ、普段は私が店に着くと卵はもう届いてるんだけど、)

But I didn't get any yesterday. Or today either. So Boris couldn't deliver them to you.
(昨日は卵がなかったの。今日も同じ。だからボリスは運ぶことができなかったのよ。)

Miffy: Hmm, this mystery is getting more mysterious. Where do you get the eggs from, Barbara?
(うーん、謎は深まっていくわね。卵はどこから手に入れるの、バーバラ?)

Barbara: From the farmer, of course.(農家さんからよ、もちろん。)

Miffy: Aha! Then I need to go to the farm and ask him where the all the eggs have got to. Bye!
(わかったわ。それじゃ、牧場に行って、卵がどこに行ったか聞かなきゃ。バイバイ!)

Barbara: Bye, Miffy. Good luck!(じゃあね、ミッフィー。幸運を!)

 

なんと、牧場から届くはずの卵が来なかったんですね。

"aha!"は「なるほど、わかった!」という感動を表す単語。

今度は"farmer"(農家、牧場主)のところへ行けば、卵のありかがわかる、とのことですが…?

 

ミッフィーが牧場に着くと、おなじみの牧場主・ジョンおじさんと、ミッフィーの友達・ぶたのグランティが何やら話をしています。

 

Farmer: I'm very sorry, Grunty.(本当にすまないね、グランティ。)

Grunty: But we always have eggs for breakfast on Sundays. Oh, hi, Miffy!
(でも私たち、日曜の朝ごはんはいつも卵を食べるのよ。あっ、おはよう、ミッフィー!)

Miffy: Hello, Grunty! Are you looking for eggs?(おはよう、グランティ! 卵を探してるの?)

Grunty: Yes! How could you know?(そう! どうしてわかったの?)

Miffy: Because I am as well!(私も同じだから!)

Farmer: It seems I owe you both an apology. You see my hens lay their eggs in this hen house.
(どうやら君たち二人に謝らなきゃならないようだね。うちのメンドリは、いつもこの鳥小屋で卵を産むんだよ。)

 

グランティも、ミッフィーと同じ理由で一足先に牧場へ来ていたようです。

 

"as well"はイギリス英語で「〜もまた同じである」という意味の表現です。辞書で成句検索してみると「北米では、フォーマルで古風な印象を与える表現」とありました。ミッフィーワールドらしい由緒正しい(?)イギリス英語、という感じでしょうか。

 

動詞"owe"は「〜(する義務、責任など)を負う」という意味なので、"owe +人+ an apology"で「〜(人)に謝らなければならない」という表現になります。

この他にも、"I owe you gratitude."で「あなたに感謝している」、"I owe you a grudge."で「あなたを恨んでいる」などという使い方も。

"I owe you my life."というと「あなたは命の恩人だ」なんて表現にもなりますね。

 

"hen"はメスの鶏をさします。オスの鶏は"rooster"といいますよ。

 

 

Grunty: So, the eggs are in there.(それじゃ、卵はこの中にあるのね。)

Miffy: Right.(そうね。)

Farmer: No, Grunty. When I checked on them yesterday, I found there was a leak in the roof!
(違うんだ、グランティ。昨日様子を見に来たら、屋根に穴が空いているのが見つかったんだ!)

Miffy: Oh, dear! I bet the hens don't like being rained on.(ああ、大変! メンドリさんたちは、雨が降り込むのが嫌だったんじゃないかな。)

Farmer: They don't. So I reckon they found other places to lay their eggs.(そうなんだ。だから、きっと他に卵を産む場所を探しに行ったんだと思う。)

Miffy: Come on, Grunty. Let's get detecting!(来て、グランティ。捜索するわよ!)

 

"leak"は「漏れ」や「漏れる穴」を表す名詞。鳥小屋の屋根に穴が空いてしまっていたんですね。

 

ミッフィーは"I bet ..."という表現を使っていますが、これは「…に賭ける」という意味が転じて「きっと…である」と確信に近い予想を表す表現です。

 

それに対して、牧場のおじさんは"I reckon ..."で返していますね。動詞"reckon"は元々「計算する」という意味で、そこから「〜だと憶測する」という意味で使われます。

 

さあ、ここからミュージカルパート。ミッフィーとグランティによるメンドリの捜索が始まります。


Miffy:

Hunting for eggs,(卵を探そう、)

Where can they be?(どこにあるの?)

Under a bush?(茂みの中?)


Grunty:

Next to the tree?(木のそば?)

Hunting for eggs,(卵を探そう、)

(???)

 


Miffy:

Hunting for chickens,(ニワトリを探そう、)

What can I hear?(何の音?)

Grunty, Listen!(グランティ、聞いて!)

 

 

グランティの(???)と書いてあるパートは、一文まるまる何言ってるか意味不明でした。

"hop in"(跳びこむ)という言葉が聴き取れたような気もしますが…。まあ何回聴いてもわかんないものはわかんないので、次にいきましょう。

 

鶏の鳴き声を聞きつけて向かった先には、お馬さんがいました。

 


Grunty: Horses don't cluck.(馬はコッコって鳴かないわね。)

Miffy: Oh, we found our first egg! Hurray!(あっ、卵を一つ見つけたわ! やった!)

Grunty: Yay!(わあい!)

 

"cluck"は「(メンドリが)コッコッと鳴く」という意味の動詞。

辞書には、「[関連]crow おんどりが鳴く」とありました。オスとメスで鳴き声を表す単語も違うんですねー。

そして、そこへ現れたメンドリ。卵を産んでいます!

これを皮切りに、次々と卵が見つかっていきますよ。

 


Miffy:

Hunting for eggs,(卵を探そう、)

Where can they be?(どこにあるの?)

 

Grunty: That's one.(ここにひとつ。)

 

Miffy: 

Hunting for eggs,(卵を探そう、)

For Grunty and me.(グランティと私のために。)

 


Grunty: Another one!(また見つけた!)

 

Miffy:

Hunting for eggs,(卵を探そう、)

To go in my tummy,(私のお腹に入れるために、)

One here for Daddy,(パパに一つ、)

There's one here for Mummy.(ママにも一つ。)

 


Grunty:

Hunting for eggs,(卵を探そう、)

And that's the one, look!(?)(一つあったわ、見て!)

Thank you, Miss Chicken!(ありがとう、ニワトリさん!)

Cluck, cluck, cluck, cluck!(コケコッコ!)

 

このグランティの(?)のついたせりふも、ちょっと自信がないところですが…。

ともあれ、ミッフィーたちは充分な数の卵と、牧場のメンドリたちを見つけたようです。

 


Farmer: Hmm, ah, here you go.(うーん、よし、いいぞ。)

Miffy&Grunty: We're back.(ただいま!)

Farmer: Oh, well done. You found my eggs. And my chickens too, by the look of it.
(おお、よくやったな。卵を見つけてくれたんだね。そして、見たところ、ニワトリも見つけたようだね。)

Miffy: Now all the mysteries are solved, we can finally have our breakfast!
(謎はすべて解決したわ。ついに朝ごはんが食べられる!)

Grunty: Hurray!(やったあ!)

 

"by the look of it"は「(周囲の)状況から判断すると」という意味のイディオムです。

ミッフィーたち、これから朝ごはんなんですね。

さっそく家に帰って、次のシーンではもうスクランブルエッグを食べていますよ。

 


Miffy: Hmm, thanks, Daddy. Your special Sunday scrambled eggs are the best!
(うーん、ありがとう、パパ。日曜日のパパ特製スクランブルエッグが一番おいしい!)

Poppy: Oh, oh yes, they really are delicious!(あらまあ、そうね、本当においしいわ!)

Grunty: Hmm, yummy.(うーん、おいしい。)

Mother: Very tasty.(とってもおいしいわ。)

Farmer: Thank you for inviting us all to share them, Miffy.(私たちをみんな招待してくれてありがとう、ミッフィー。)

 

日曜の朝食はパパが作ってくれるんですねー。卵だけってのが気になりますが(笑)。パンとかないのかな…。

そしてこの朝ごはんの席には、グランティ、牧場のジョンおじさんのみならず、グランティの叔母のポピーさんまでちゃっかりお呼ばれしちゃってます。

 

 

Grunty: Can we come and have them next Sunday too?(次の日曜日も食べに来ていい?)

Father: Go on then. But on one condition. You all get to do the washing-up.(いいとも。でも、一つ条件がある。お皿洗いは君たちがやること。)

Grunty: It's a deal.(交渉成立ね。)

 

グランティのお願いに、ミッフィーパパは"condition"を持ち出します。"condition"は「状態、状況、地位」など様々な意味をもつ語ですが、ここでは「条件、必要条件」という意味。

また来てもいいけど、見返りに皿洗いを手伝ってくれよ、というお返事なのですね。

それに対してグランティは"It's a deal."と返しています。"deal"は「商取引、契約」という意味の名詞なので、ここでは「交渉成立!」とか「話は決まりね!」といった意味となります。

 

みんなで和やかに笑い合って、おしまい。

 

 

さて、今日はこのへんで。

ロシア語やスペイン語の話題も少しずつアップしていきたいところですが、まあ体調と相談しながらやっていきますね。

といいながら、次は出産報告の記事になるやも…!? 身体を大事にしつつ、のんびり勉強していきます〜。

 

では、また近いうちにお会いしましょう〜。