「ミッフィーのぼうけん」で英語リスニング&ディクテーション! 12月2日放送「ミッフィーのゆきあそび」
こんにちは。語学大好きかあさん、マミです。
すこしご無沙汰してしまいました。またいつも通りのブログ記事をお届けできるようになって嬉しい限りです。
季節はすっかり冬ですね。私の住む北陸でも、そろそろ雪の季節かしら…? と冬支度を整えているところです。
そして、我らがミッフィーの世界でも大雪が降ったようですね。今回は「雪遊び」がテーマのお話。「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションをお届けいたします。
※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。
英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜
Miffy's Winter Fun(ミッフィーのゆきあそび)
雪が積もっています。
ミッフィーと友だちのメラニー、グランティは、外で雪合戦をしているようですね。
Miffy: Run!(逃げて!)
Melanie: Got you!(当てたわ!)
メラニーはミッフィーに雪玉を当てて"Got you!"と言っています。動詞"get"には様々な意味がありますが、ここでは「(弾丸・打撃などが)当たる・当てる」という意味で使われています。
飛んできた雪玉が雪の中を転がっていくのを見たミッフィー、「雪玉は転がすと大きくなる」ということに気付いたようです。
Miffy: Oh! It's got bigger. Look!(わあ! 大きくなった。見て!)
Melanie: Wow.(すごい。)
Grunty: Wow, that's clever, Miffy.(わあ、上手ね、ミッフィー。)
Melanie: Hey, if we make it really big, we could build a snow bunny!
(ねえ、これをすっごく大きくしたら、雪うさぎが作れるんじゃない?)
Miffy: Oh yes, great idea!(わあ、そうね、いい考え!)
"clever"は「りこうな、頭のよい」という意味をもつ形容詞ですが、他にも様々なニュアンスを含んでいて、「器用な、巧みな、抜け目ない」という意味もあったりします。
ここでは、雪を転がすことで効率よく雪玉を大きくすることができるのを見たグランティが「いい方法を思いついたね!」とミッフィーを褒めるような意味で使われているのだと思います。
雪だるまなどを「作る」ときの動詞は、"make"よりも"build"が使われます。雪だるまは大きいので「建設する」というわけですね。
"snow bunny"は文字通り「雪でできたうさぎ」。日本語で「雪うさぎ」にしちゃうと、丸っこい大福もちのようなあの独特のフォルムが頭に浮かんじゃいますが、ミッフィーたちが言っているのはもちろん「ミッフィーのような形をした、うさぎ型の雪だるま」のことですよね。
ミッフィーたち、さっそくうさぎの雪だるまを作り始めました。
Miffy: This will be the snow bunny's head.(これは雪うさぎの頭。)
Melanie: And we're making a snow bunny's tummy.(それで、私たちが作ってるのは雪うさぎのお腹。)
Miffy: Oh, this is heavy.(わあ、重い。)
Grunty: Here. Let me help.(ほら、手伝うよ。)
"tummy"は「お腹」(stomach)の幼児語。ここでは、雪うさぎの「胴体」を指します。
みんなで協力しながら、雪うさぎの身体のパーツが出来上がっていきますよ。
Miffy: There.(よいしょ。)
Melanie: And snow bunny eyes.(それと、雪うさぎの目。)
Miffy: And a snow bunny mouth.(これは雪うさぎの口ね。)
Melanie: Perfect. What a brilliant bunny!(完璧だわ。なんてかわいい雪うさぎ!)
Grunty: It looks like you, Miffy!(あなたに似てるね、ミッフィー!)
Miffy: Ha-ha, oh, yes!(ふふふ、本当ね!)
雪だるまに長い耳と目、それにバッテンのお口をつけて、ミッフィーそっくりの雪うさぎができあがりました。
そこへ、ミッフィーパパが家から出てきました。
Father: Brrr.(ブルブル。)
「うーっ、寒いなあ、ブルブル」という気持ちをことばで表現したいときは、ミッフィーパパのように勢いよく唇を震わせて"brr"と言いましょう。
Miffy: I know. Let's hide!(そうだ。隠れて!)
雪うさぎの後ろに隠れたミッフィー、パパに声をかけます。
Miffy: Hello, Daddy.(こんにちは、パパ。)
Father: Hello, Miffy. Eh?(やあ、ミッフィー。えっ?)
娘だと思って振り返ったパパ、そこに雪だるまがあったのでびっくり。
Miffy: Boo!(ばあ!)
Father: Oh!(わっ!)
Miffy: Surprise!(サプライズ!)
「ばあ!」と相手を驚かせるときの表現は"Boo!"です。ちなみに、「いないいないばあ」は"Peek-a-boo"(ピーカブー)といいます。
Grunty: This is Miffy. And this is Snow Miffy.(これがミッフィーで、こっちはスノー・ミッフィーよ。)
Father: Oh, yes. Well, if you'll excuse me, Miffy--(ああ、そうか。うん、失礼するよ、ミッフィー…)
ミッフィーパパ、納得したと見せかけて、雪うさぎに向かって話しかけるというボケをかまします。お茶目なパパですねえ。
Father: Oh, oops, if you'll excuse me, Miffy. I'd better go post my letters.
(おっと、こっちだった、失礼するよ、ミッフィー。手紙を出しに行くんだ。)
Grunty: Bye.(さよなら。)
Miffy: Bye, Daddy.(またね、パパ。)
Melanie: Bye.(さよなら。)
"if you'll excuse me"というのは直訳すると「あなたが私を許してくださるなら」という意味ですが、その場を立ち去るときなどに「では失礼しますね」といったニュアンスで使われる定型表現です。小さな娘が相手でも、きちんと礼儀正しく(あえて仰々しく?)接しているステキなパパです。
Melanie: Let's build another snow bunny!(もうひとつ雪うさぎを作りましょうよ!)
Miffy: A snow daddy one!(雪うさぎのパパがいいわ!)
Grunty: A great big one!(すっごく大きいの!)
今度はさっきよりも大きな雪玉を作っています。胴体の上に頭を乗せるのにも一苦労ですね。
Miffy: We'll help you, Melanie.(手伝うわ、メラニー。)
3人がかりで何とか乗せようとしますが…?
Miffy: Almost.(あとちょっと。)
Melanie: Quick!(早く!)
危うく頭が転げ落ちそうになって、慌てて支え直します。
Miffy: Phew. Right. Now the ears.(ふう。いいわ。今度は耳ね。)
Grunty: Let me help. La-la-la...(手伝わせて。ランランラン…)
"phew"は、安堵・疲れ・息切れなどの「ため息」を表す擬音語です。
顔のパーツをつけようとしたグランティ、雪だるまの頭を落っことしてしまいました。
Miffy: Oh, no!(あっ、大変!)
Grunty: Oops... Sorry, Miffy.(ああっ…ごめんね、ミッフィー。)
Miffy: It's OK, Grunty. It was only an accident.
(いいのよ、グランティ。ただのアクシデントだもの。)
Grunty: So, what should we do now there(?)?(それで、これからどうしようか?)
グランティのせりふは少し聴き取りに自信がありませんが、副詞"there"には「その点で、そこで」といった意味があるので、「頭が落ちちゃった、ここからどうしよう?」と困ったようなニュアンスを表しているのではないかと思いました。
どうやら大きな雪だるまを作るのは難しそうですが、ミッフィーたちはどうするのでしょうか?
Miffy: Hmm... I know. We need more snow!(うーん…そうだわ。もっと雪がいる!)
Grunty: But what are we making, Miffy?(でも何を作るの、ミッフィー?)
Miffy: Here's a clue. Chuff-chuff-chuff-chuff, choo-choo!
(ヒントよ。シュッシュッシュッ、ポッポー!)
Grunty: A train! A snow train.(機関車ね! 雪の機関車だわ。)
Miffy: That's right!(そのとおり!)
Melanie: Brilliant!(すごい!)
蒸気機関車の音も擬音語で表現されています。蒸気を吐きだす「シュッシュッ」という音は"chuff chuff"、「ポッポー」とう汽笛は"choo choo"です。今回はオノマトペが多いなあ。
ちなみに「汽車」は"locomotive"、特に「シュッシュッポッポ〜」と音を出す蒸気機関車は"steam locomotive"といいますが、このアニメでは単純に"train"となっています。"train"は一般的には「電車」を指しますが、この場合のように「列車」一般を広く指す意味でも使われる、ということでしょう。
予定変更したミッフィーたち、大きな雪玉を横につなげて機関車の形にしていきます。
Melanie: Phew.(ふう。)
Grunty: Quick! Let's catch the train before it leaves the station.
(急いで! 駅を出る前に電車に乗っておかなくちゃ。)
Miffy: Yes!(そうね!)
"catch"は「(列車などに)間に合う」の意味でも使われる動詞です。
ミッフィーたちは雪の機関車に乗り込みました。
Melanie: Oh, we haven't got a driver.(あっ、運転士がいないわ。)
Grunty: Oh.(あ。)
Miffy: Yes, we do! Daddy, Daddy! Will you be our driver, please?
(いいえ、いるわ! パパ、パパ! 運転士になってくれない?)
Father: Oh, I've always wanted to be a train driver.
(おお、ずっと機関車の運転士になってみたかったんだ。)
Children: Hurray!(やったあ!)
ちょうど帰ってきたミッフィーパパ、運転士の役を快く引き受けてくれました。
Father: Welcome aboard the snow train, stopping at all stations to Miffy's house. Choo-choo!
(雪の機関車へようこそ。ミッフィーの家まで各駅に停まります。ポッポー!)
Miffy: Choo-choo!(ポッポー!)
パパ、運転士になりきった口調でアナウンスをします。ノリノリですね。
"welcome aboard"は、乗り物の乗務員などが「ご乗車ありがとうございます、ようこそ」といった意味で乗客に言う定型表現です。
Miffy: Chuff-chuff, here we go!(シュッシュッ、さあいこう!)
Grunty: Chuff-chuff, through the snow!(シュッシュッ、雪の中を!)
Melanie: Chuff-chuff, speeding(?).(シュッシュッ、突き進め!)
メラニーのせりふは、グランティの笑い声がかぶっていて聴き取り不能でした。恐らく3人で脚韻を踏んで("go"と"snow")、詩の一節のようにワクワク感を表現しています。
Father: Chuff... chuff... home at last.(シュッ、シュッ…さあ、家に着いたぞ。)
パパはゆっくりと停車した後、エンジン(?)を止めるような「プシュー」という音まで正確に表現していますが、スペルがわかりませんでした。"pshhhh"みたいな音だったと思うのだけど、検索してもヒットせず。オノマトペって難しいなあ。
雪の機関車を降りたパパ、雪の中で転んでしまいましたよ。
Father: Oh, oh...oh!(あっ、うわあ!)
Miffy: Daddy!(パパ!)
子どもたちに起こされて、ちょっと恥ずかしそうなパパ。
Father: Thanks, girls.(ありがとう、君たち。)
Grunty: Hey, look!(ねえ、見て!)
見ると、パパが転んだ雪の跡が、見事にウサギ型になっています。
Miffy: Wow, a snow Daddy! You made a lying-down snow Daddy!
(わあ、雪のパパだわ! 寝転がったスノー・パパができた!)
Father: Oh yeah! Hey, let's make a snow Grunty.(わあ、本当だ! さあ、スノー・グランティも作ろう。)
Children: Yes!(わあい!)
"lie down"は「横たわる」という意味のイディオム。ここでは"lying-down"と形容詞のように使われています。
みんなもパパに続いて、雪で自分の型を作ってみることにしました。
Miffy: One, two, three!(1、2、3!)
Father: I'm making a snow Daddy!(スノー・パパができたぞ!)
Grunty: And I'm making a snow pig!(私はスノー・ピッグを作ったわ!)
Miffy: Wow!(すごい!)
みんなで雪の中に倒れ込んで、大笑い。おしまい。
ちょうど週明けくらいから、日本でも日本海側を中心に雪が降るみたいですね。まあたくさん降ると色々と大変なこともありますが、私もミッフィーたちのように雪を思いっきり楽しむぞ! という気持ちで過ごしたいものです。
さて、次回はまた「ミッフィー」ディクテーションになるかと思います。他の話題に関する記事も色々と準備中なのですが、体調と相談しながら、少しずつ進めてまいります。
では、また近いうちにお会いしましょう〜。
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