かあさんは雨女

語学と育児、その他いろいろ。

育児しながら資格試験。〜ロシア語能力検定3級受検記録 その②〜

受けてきました! ロシア語能力検定!!

結果はどうあれ、出産後から半年以上かけてこまごまと準備をしてきたので、

一区切りついてなんだかスッキリしています。

 

というわけで、今日は9ヵ月の娘・おタマを連れて、ちょこっと遠方への資格試験受検記。

ロシア語能力検定の内容についても、忘れないうちにメモしておきます。

 

試験会場ですが、私のいる街では開催されていないため(田舎なのです…)、

電車に乗って金沢の会場へ行ってまいりました。

娘はナコ太さん(夫)に預けてくることも考えたのですが、離乳食が順調に進んでいるとはいえ、

まだまだ授乳が必要なため、ナコ太氏とともについて来てもらいました。

産後4ヵ月頃までは時々搾乳したり、粉ミルクを作ったりして哺乳瓶で飲ませていたのですが、

しばらく完全母乳で過ごしていたところ、いつしか哺乳瓶を頑なに拒否するようになってしまいまして…。

それに気づいたのが7ヵ月頃だったかしら。

哺乳瓶を忘れないように、時々使ってあげれば良かったのかも…と思っても後の祭り。

完全に卒乳するまでは、おいそれと人に預けられなくなってしまった…。とほほ。

でも、娘に必要としてもらえるのも悪くないものです。えへへ。

 

すぐ話が横道に逸れるなあ。

そんなわけで、おタマにとっては初めての電車に揺られて行ってきました。

ぐずるかなあ?と思ったけれど、外の景色に見とれてみたり、持ってきた絵本で遊んだりと、

なかなかゆったりと過ごすことができました。

(このとき重宝したのが、丈夫な厚紙製の絵本!かじっても舐めても大丈夫なやつです。

ページをペラペラめくりながら絵を触ったりして、機嫌よく遊んでくれました。)

13時の試験開始に合わせて、11時に金沢に着き、お店が混む前に駅前で早めの昼食。

おタマは持ち込みの離乳食です。がっつり3パック(240g)食べた後で母乳も飲みます。

(お腹いっぱいだし、おっぱいいらないんじゃ…と思うかもしれませんが、

それで授乳なしにしたところ、ぐずって手がつけられなくなった過去があるのです…。)

12時に授乳を済ませ、ベビーカーで試験会場までゆっくりお散歩。

お腹もいっぱいになったおタマは、こちらの狙い通りウトウトし始め、

会場に着いた頃にはぐっすりお昼寝に入ってくれました。

ここでナコ太氏に育児の全権を委任(笑)し、私は試験開始です。

 

やっぱり、自分の身一つであちこち遊びに行っていた頃と比べて、

何をやるにも時間の余裕が必要です(当たり前ですが)。

でも、その分ギリギリになって焦ることも減ったので、

逆に気持ちにも余裕をもって行動できたかもしれません。

以前の私なら、事前に当日の流れを何度もシミュレーションしたり、

2時間前に会場近くまで来るなんて、考えられませんでしたから…。

 

試験会場は兼六園のそばの文教会館でしたが、私が試験を受けている間(2時間半!)も、

ナコ太さんがこども図書館に連れていったり、金沢城公園をぶらぶら散歩したりしてくれて、

のんびり2人きりのデートを楽しんでおったようです。お天気も良かったようで何より。

 

で、肝心の試験内容ですね。

残念ながら問題用紙は回収されてしまうので、記憶だけを頼りに振り返ってみます。

 

※結果が送られてくるときに問題と講評も同封されるので、そのときまた答え合わせになりますね。

 

ロシア語能力検定(以下露検)3級は、300点満点の絶対評価

文法(100点)・露文和訳・和文露訳・朗読・聴取(各50点)の5種類の試験があり、

そのすべてで6割以上の点数を取れれば合格となります。

この「すべての分野で6割」というのが、露検のトリッキーなところです。

いくら文法に強くても、いくらリスニングが得意でも、他の分野を落とせば問答無用で不合格。

そして、多くの受検者にとって関門となるのが、露訳朗読です。

私にとってもご多分に漏れず、この2分野が鬼門となりました。

なんとなく知っている表現でも、ノーヒントで書くとなると…??

あれ、スペルは?

格変化は??

前置詞はв/на、из/с、どっちだっけ…???

と、書きながらどんどん自信がなくなっていきます。

朗読についても、独学で学んでいると、ロシア語を口に出すことってなかなかないもので…。

今回の受検でも、この2分野でどれだけ得点できているかが、合否の分かれ目になりそうです。

 

各分野別に、2回分取り寄せた過去問と比較しながら振り返っていきます。

 

①文法

おおむね例年通りの流れなので、得点できているはず。

格変化/人称変化、動詞命令法、関係代名詞の格変化、数詞、単一比較級、移動の動詞、

の6分野でした。

・格変化…これはもう扱う動詞や人称代名詞の範囲がとっても広いので、

     常に人称変化を意識しながら学習していくしかないでしょう。

     例年に比べてやや複数形の格変化が多く、ちょっと戸惑いました。

・命令法…例年通り、全部複数形(丁寧形)の格変化。

     рассказать、помочь、приготовить、передать、бытьの5問(全部覚えてた!)。

     命令形だけでなく、それに付随する人称代名詞与格(誰々に、の形)の

     格変化も要求されます。

・関係代名詞…例年通り。которыйの格変化だけなので対策しやすいです。

・数詞 …おおむね例年通り? 数字+名詞をスペリングする問題が10問。

     「10本のペン」とか「40人の生徒」など数字がくっつくことで、

     なぜか名詞が多様に格変化しちゃうのがロシア語の憎いところなのです。(笑)

     複数生格が要求されることが多いですが、例外が多いので苦手…。

     対策問題集にも過去問にも出てきたрубль→рублей(複数生格)が今回も出現。

     один(一つの)なのに複数形одниになっちゃう形も、ほぼ毎回必ず狙われます。

    (одниは常に複数形で表記される名詞に接続。

     今回はодни очки(一組の眼鏡)でした。)

     годの複数生格、лет(全然違うやんけ!)も毎回出ていますね。

     そのほか、ручкаの複数生格→ゼロ語尾のручек。出没母音に騙された!

・比較級…быстро、хородно、хорошо、молодый、высокийの5問。

     (これも全部覚えてた。我ながらすごい。笑)

     不規則変化もありますが、全て対策問題集に載っていたので安心でした。

     хорошо→лучшеの特殊変化は特によく狙われるかな。

・移動の動詞…例年通り。定方向動詞、不定方向動詞の用法の違いを

      しっかり理解していれば問題なかったです。

      出てくる動詞も、最初のパートはидти/ходить、ехать/ездить、

      бежать/бегать、летить/летать、плыть/праватьの5種類、

      次のパートはнести/носить、вести/водить、везти/водитьの3種類のみなので

      対策しやすいです。

      不定形を人称変化させないといけないので不規則変化に注意ですが。

      後半パートは「運ぶ」がテーマ。нести/носитьは「(物を)身に着けて運ぶ」、

      вести/водитьは「(人を)連れて行く」、везти/возитьは「乗り物で運ぶ」。

      過去問を受けていて、「赤ちゃん(ребёнок)を抱いて歩き回る」に

      нестиを遣うことに衝撃を受けましたが、赤ちゃんは荷物扱い??

      (赤子をくっつけてあちこち歩き回っている身としては、

       わからんでもない理屈ですが…笑)

      で、この「赤ちゃん」が今回も出たので、よく狙われるパターンのようです。

 

ざっと振り返りましたが、文法は過去問でも8割前後は安定して取れていたので、

今回も問題なかったのではないかと思います(ほぼ例年通りの出題でした)。

4級では出なかった、格変化の複数形が少し準備不足でしたが(特に生格)…。

ロシア語は動詞だけでなく、形容詞も名詞も(固有名詞ですらも!)コロコロと格変化するうえに、

例外も多くて本当に苦労しますが、頻出範囲を絞って対策するのが吉かと思います。

何より「全分野で6割以上」の壁があまりに厚いので、文法がそこそこできたら

完璧を目指さずに他の分野の勉強を満遍なくするのが良いかと…。

私は今回、文法に力を入れすぎて他の分野がおろそかになってしまったので。

 

②露文和訳

例年通り、短いパッセージが2つ。過去2回と比べてやや易しかったように思います。

1つめはラグビーのお話。ラグビーの起源や、ボールはなぜあんな形をしているのか?など。

不思議なのは、語注。мяч(ボール)、держать(つかむ)に注がつきましたが、

いや知っとるがな! と声を出しそうになりました(笑)。

どちらも3級を受けるなら学習しておくべき単語のはず…。一生懸命覚えたのに〜。

そのわりに難解語はノーヒントでして、今回はнеправильный(正しくない、イレギュラーな)

という語が放置されておりました(手許の単語集には載っていない語です)。

まあ、前後の文脈で判断できるかどうかを試す、ということでしょうか。

実際私もこの語を知りませんでしたが、前後の流れから無難に訳せたように思います。

2つめのパッセージは、あるエンジニアの人がマンションを買って引っ越す話で、

新しい部屋にはキッチンやトイレがついていて、窓は南を向いていて…と説明していくもの。

こういった「私のまち」や「私の暮らし」のようなものを説明する文章が、

例年出される傾向にあるようです。

 

さて、まだ2つしか振り返っていませんが、ずいぶん長くなっちゃったので続きは次回。

これまでどんな対策をしてきたのかも、そのうち書きますね。

では、おやすみなさい。