かあさんは雨女

語学と育児、その他いろいろ。

英語リスニング・ディクテーションチャレンジ! 〜「ミッフィーのぼうけん」7月15日放送分〜

こんにちは。語学大好き新米かあさん、マミです。

 

すっかり夏ですねー。

外に出ると照りつける日差しに3秒くらいでヘトヘトになってしまう私、歓声をあげて突っ走る1歳11ヵ月児・おタマを追いかけるのも一苦労でございます。

 

そんな私ですが、クーラーの効いた部屋でゆったりと大好きな語学を勉強するのが至上の楽しみ。

今日も「ミッフィーのぼうけん」英語ディクテーションをお届けしてまいりますよー。

 

…とは言ったものの、今回の「ミッフィー」、難易度がかなり高めでした。

聴き取れなかった箇所がかなり多く、また諸事情があっていつもより時間がとれなかったので、記事自体も省略バージョンになっております。どうかご了承くださいませ。

 

※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。

英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜

 

 「グランティはおこりんぼう?」7月15日放送 

 

ミッフィーと友だちのダン、メラニー、グランティが、遊び場でにぎやかに遊んでいます。

 

Miffy: Come catch me!(こっちよ、捕まえてごらん!)

Dan: You're "it" now, Miffy.(こんどは君が鬼だよ、ミッフィー。)

 

鬼ごっこをしているようですね。

日本語でいう「鬼ごっこの鬼」は、英語では"it"と呼ばれます。

 

Miffy: Touch, Grunty!(タッチ、グランティ!)

 

タッチされたのに、しょんぼりと座ったまま動かないグランティ。

どこか具合が悪いようです。

 

Miffy: Aren't you going to chase us?(私たちを追いかけないの?)

Grunty: No. I don't feel like it today.(ううん、今日はそんな気分じゃないの。)

Miffy: Oh, OK. Um, we can play cafe. That's your favorite.
(ああ、わかったわ。うーん、カフェごっこでもしましょうか。あなたの好きな遊びよ。)

Dan: Oh, yes. They're fans of(?) your sticky buns. They're yummy.
(うん、そうだね。君の菓子パン、美味しいんだよね。)

 

ダンのせりふは聴き取れませんでした。こうは聞こえたものの文法がおかしいですね。

"sticky bun"というのは、"sticky"(ベタベタした)がついた"bun"(菓子パン)ということで、砂糖のアイシングのような手にくっつくコーティングがしてあるお菓子のことをいうようです。

 

Grunty: Not today. I don't want to play anything.(今日はやめとく。遊びたくないの。)

Miffy: Oh, dear.(うーん、困ったわ。)

Grunty: Everything's fine.(何も問題ないから。)

Miffy: It doesn't sound like it. In fact, you sound a little bit grumpy.
(そんなふうに見えない。実際、あなたはちょっと怒ってるように見えるわ。)

Grunty: I'd not sound... Ouch! Ow...(そんなこと…痛っ! いたた…)

 

"grumpy"は「不機嫌な」という意味の形容詞。

大丈夫、と言っていますが、明らかに様子のおかしいグランティです。

 

Miffy: What's wrong?(どうしたの?)

Grunty: It's not me that's grumpy. It's my tooth! I've got a grumpy tooth.
(怒りんぼなのは私じゃなくて、歯なの! 歯が怒ってるの。)

Melanie: Maybe you haven't been brushing your teeth properly.
(歯をきちんと磨かなかったんじゃないの?)

Grunty: I do. I brush them twice a day. It's not my fault my tooth's become wobbly.
(磨いてるわ。1日に2回磨いてるもん。歯がぐらぐらするのは私のせいじゃない。)

Dan: It can't be fun having a grumpy tooth.(怒りんぼの歯があると、楽しくないよね。)

Melanie: And it's not(?) for having a grumpy Grunty.
(グランティが怒りんぼなのも、楽しくないね。)

Miffy: Poppy will know what to do.(ポピーおばさんが、どうすればいいか知ってるはずよ。)

 

"a grumpy tooth"というのは面白い表現。歯が痛くて、怒っているみたいなんですね。

"wobbly"は「ふらつく、ぐらつく、不安定な」という意味の形容詞。

子ども時代を思い出すと、確かに歯がぐらぐらしていると気持ち悪かったなあ。糸を歯に結びつけて母に引っ張ってもらったりしていたけど、今時は やらないかなあ…?

 

最後のメラニーのせりふは聴き取り不能でした。ダンのせりふにかぶせて「怒りんぼの歯もイヤだけど、怒りんぼのグランティも良くないよね」てなことを言っているようです。

困った一行、グランティの保護者のポピーおばさんにアドバイスを仰ぐことにしました。

 

Poppy: Oh, I see. Yes, that does look so.(ああ、わかったわ。うん、これはそうみたいね。)

Melanie: Is it because she hasn't been brushing her teeth properly?
(歯をちゃんと磨かなかったからなの?)

Poppy: No, it's just one of Grunty's milk teeth's coming loose.
(違うわ、グランティの乳歯がひとつ抜けかかってるだけよ。)

 

乳歯のことを"milk tooth"というのですね。そのまんまやな。

ちなみに永久歯は"permanent tooth"だそうです。

"loose"は「ゆるんだ」という意味の形容詞なので、歯が"coming loose"というのは「ぐらぐらして抜けかかっている」ということですね。

 

Melanie: I remember. Teacher told us all about it. Our milk teeth come out to make room for grown-up teeth.

(思い出した。先生が教えてくれたわ。私たちの乳歯が、大人の歯のスペースを空けるために抜けるの!)

Miffy: Of course!(そうだった!)

Grunty: Oh, I remember! So, I'm a grown-up!(ああ、思い出したわ! それじゃ、私はもう大人ね!)

Poppy: Not quite yet, Grunty.(それはまだだわ、グランティ。)

Grunty: Do I have to see the dentist?(歯医者さんに行かなきゃだめ?)

Poppy: No, it'll come out on it's own time. Best thing you can do is find something to take your mind off it.
(いいえ、そのうち抜けるわ。一番いいのは、気を紛らわすために何かすることね。)

 Miffy: And I know just the thing.(それなら、何をすればいいかわかるわ。)

 

歯が生え変わったら大人になれる…と喜ぶグランティ。確かに、乳歯が生え変わると少し誇らしい気持ちになるんですよね。

歯はそのうち抜けるから、なるべく気にしないように…という伯母さんからのアドバイス

"take one's mind off ..."で「…を忘れる、注意をそらす」というイディオムが使われています。

そういえば、"Can't Take My Eyes Off You"(「君の瞳に恋してる」)という往年の名曲がありましたね。これも「君から目をそらせない(つまり、君にくぎづけ)」という似た意味のイディオムです。

邦題は「君の瞳〜」ですが、原題では「僕の瞳」が君から離せない、となっているわけですね。

 

気を紛らわすために、楽しい遊びをしよう…ということで、子どもたちは歌ったり踊ったり。

次に出てくるのは子どもたちが歌っている歌の詞ですが、子どもの遊び歌って意味がとりづらい(というか、あまり意味がないものが多い)ので、ディクテーションが合っているかどうか定かではありません。悪しからず。

 

 Children: Monkeys skip, monkeys hop(おサルさんがスキップ、おサルさんがジャンプ)

Monkey, monkey, take your stop(?)(おサルさん、おサルさん、一休み)

One little monkey spins like a top(ちっちゃなおサルさんがコマみたいに回って)

Round and round and then goes.... hop!(ぐるぐる、ぐるぐる…それから、ジャンプ!)

 

ここで出てくる"top"は「頂上」ではなく「コマ」という意味。くるくる回るおもちゃのコマのことですね。

"hop"は「ぴょんぴょん跳ぶ」という意味の動詞なので、訳は「ジャンプ」としておきました。

 

Grunty: That was fun. Oh, an apple. Ow!(楽しかった。あ、リンゴ。いたっ!)

 

気が紛れたグランティ、落ちてきたリンゴにかぶりつきます。

 

Miffy: What happened? Oh, look!(どうしたの、あ、見て!)

Grunty: My grumpy tooth came out!(怒りんぼの歯が抜けた!)

 

なんと、かぶりついた歯がリンゴに刺さったまま抜けてしまいました。んなアホな!

そこへポピーおばさんが通りがかります。

 

Poppy: Oh, well done, Grunty. I told you it will come out on it's own. Now you can use it(?) for the tooth fairy!
(よくやったわ、グランティ。そのうち抜けるって言ったでしょう。これで、歯の妖精を呼べるわね。)

Grunty: Tooth fairy?(歯の妖精?)

Poppy: Yes, you pop it under your pollow tonight, and the tooth fairy will come and swap it for a coin.
(そうよ、今夜、枕の下にそれを置いておくと、歯の妖精が来てコインと交換してくれるの。)

Grunty: A coin? For a tooth? Wow!(コイン? 歯と? すごい!)

 

ポピーおばさんの最初のせりふは聴き取り不能。"you can need it for ..."と言っているようにも聞こえたのですが、それでは意味がとおりませんね。

"tooth fairy"(歯の妖精)の言い伝えについては、初めて知りました。欧米で広く親しまれている文化のようです。

日本では、上の歯なら床下に投げ入れ、下の歯は屋根の上に投げて「ネズミの歯と変えとくれ!」とおまじないをするんですよね。いまの子もやるのかなあ。

 

Melanie: I think my tooth might be a bit wobbly too.
(私の歯も、ちょっとぐらぐらしてる気がする。)

Poppy: Don't worry, Melanie, you'll get your turn. You all will.
(心配しないで、メラニー、そのうちあなたの番が来るわ。あなたたちみんな、ね。)

Grunty: Can I go to bed now, Aunt Poppy?(もう寝てもいい、ポピーおばさん?)

Poppy: Well, it is getting a bit late. I'll put the barrow away, and we'll think about getting ready for bed.
(そうね、もう遅い時間になってきたものね。手押し車を片付けたら、ベッドの準備を始めましょうか。)

Miffy: Lucky you, Grunty.(よかったね、グランティ。)

Grunty: See you tomorrow.(また明日ね。)

Melanie: Good luck with the tooth fairy, Grunty!(歯の妖精が来てくれるといいね、グランティ!)

 

歯の妖精が来るなら早く寝たい! と、素直なグランティ。

"barrow"は「手押し車」のこと。自分の作業を早く片付けてグランティに付き合ってくれる、やさしい伯母さんです。

 

そして次の日。ミッフィーとダンが、ボール遊びをしながら学校にやって来ました。

 

Dan: Got it. Here, Miffy!(よし。こっちだよ、ミッフィー!)

Miffy: Here you go, Dan!(こっちよ、ダン!)

 

そこへメラニーも登場。

 

Dan: Hi, Melanie.(こんにちは、メラニー。)

Miffy: Hello!(こんにちは!)

Melanie: Hi! I wonder if the tooth fairy (?) to Grunty last night.
(こんにちは! 歯の妖精がグランティのところに来たか気になるわ。)

Miffy: I hope so.(来てるといいね。)

Dan: We'll find out soon enough. Here she comes!(きっとすぐにわかるよ。ほら、彼女が来るよ!)

 

メラニーのせりふ、動詞のところがどうしても聴き取れませんでした。

「来る」という意味のことを言ってるんだろうけど、"fit"みたいな言葉にしか聞こえない…。うーん。

 

歯の妖精、来たかなあ? と噂をすればグランティ、息せき切って登場です。

 

Grunty: She came! She came! The tooth fairy came!

(来たわ! 彼女が来た! 歯の妖精が来た!)

Miffy: Did she leave you a coin?(コインを置いてってくれた?)

Grunty: She did, and I used it to buy these! Ta-da!
(くれたわ、それを使ってこれを買ったの! ジャーン!)

Miffy: Sticky buns!(菓子パン!)

 

妖精(たぶんポピーおばさん)が置いていったコインで、さっそく菓子パンを買ったグランティ! 行動が早い!!

 

Dan: Yay! Buns!(やった! パンだ!)

Grunty: There's one each, to say sorry for being so grumpy yesterday.
(一人に一つね、昨日、怒りんぼになっちゃったお詫びに。)

 

ちゃんと全員分パンを買ってきたグランティ、えらい。

(でもコイン1枚でこんなに買えるもんかしら…?)

昨日、不機嫌になっちゃったことを気にしていたんですね。

"one each"は「一人に一つ」という意味のイディオムです。

 

Melanie: Um... ow!(おいしい…いたっ!)

Miffy: What is it, Melanie?(どうしたの、メラニー?)

Melanie: My teeth fell out.(歯が抜けたわ。)

Grunty: Wow!(わあ!)

Melanie: I said it was wobbly.(グラグラしてるって言ったでしょ。)

Grunty: Yes, you can bring us sticky buns tomorrow!(そうね、明日菓子パンを持ってきてもいいよ!)

Miffy&Dan: Grunty!(グランティったら!)

 

こんどは、菓子パンにかぶりついたメラニーの歯が抜けました。

次はメラニーが菓子パンを買ってくる番ね! とグランティがとぼけて、おしまい。

 

 

さて、今回はかなり端折ったバージョンになってしまいました。

時間は有限ですね。無理のない程度に、今後もペースを調整してまいります。

 

では、また近いうちにお会いしましょう〜。