「ミッフィーのぼうけん」で英語リスニング&ディクテーション! 5月6日放送「ミッフィーのどきどきキャンプ」
こんにちは。語学大好きかあさん、マミです。
ずいぶんご無沙汰してしまいましたが、令和になって最初の記念すべき投稿です。
「令和」という単語が一発変換できないのがなんだか新鮮ですね。と思っていたら、二回目は一発変換できました。やるな、いにしえのMacBook。
当ブログでは、英語アニメ「ミッフィーのぼうけん」のせりふを聴き取って解説するという企画を毎週欠かさずやっていたのですが、このところ再放送が続いてお休みしておりました。
代わりに他の英語の話題を何かやろうかな〜…と思っていたのですが、習慣となっていたものが突然なくなってしまうと、なかなか次の習慣が定まらないものですね。
そうこうしているうちに、前回放送のときはうっかり録り逃してしまったエピソード「ミッフィーのどきどきキャンプ」が放送されたので、これはディクテーションしておくべし…! ということになった次第です。
ちなみに来週放送予定のエピソード「ミッフィーのカート」も、ディクテーション企画が始まる前に初回放送されたものなので、ディクテーションを実施していきますよ〜。
GW最終日にキャンプの話題って…ちょっと複雑な気持ちにならなくもないですが(笑)、ミッフィーたちのキャンプの様子を見守ってまいりましょう〜。
※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。
英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜
Miffy's Camping Adventure(ミッフィーのどきどきキャンプ)
グランティの伯母のポピーが、テントを組み立てています。
Miffy: Hi, Poppy. Wow! Is that a tent?(こんにちは、ポピーおばさん。わあ、これがテント?)
Poppy: Hello, Miffy. Yes, it'll be lovely and cozy for you and your friends.
(こんにちは、ミッフィー。そうよ、あなたとお友だちにとって素敵で居心地のいいテントになるわ。)
ミッフィーたちのためにテントを用意していたんですね。
そこへ、メラニーとグランティもやって来ました。どうやら3人でキャンプをするようです。
Miffy: Hello, Grunty. Hello, Melanie.(こんにちは、グランティ。こんにちは、メラニー。)
Melanie: Hi, Miffy. We're getting ready for our camping adventure.
(こんにちは、ミッフィー。キャンプの冒険に行く準備中よ。)
Grunty: Yes! It's gonna be so much fun.(うん! とっても楽しくなりそう。)
Miffy: But do we have to camp outside all night?
(でも、一晩中外でキャンプしなきゃならないの?)
Melanie: There's nothing to be scared of.(なにも怖がることはないのよ。)
Grunty: It's easy, Miffy. I camp outside loads of times.
(簡単よ、ミッフィー。私、外でキャンプなんて何度もしてるもの。)
Miffy: OK, If you say so.(そうね、あなたがそう言うなら。)
"camp"という語、英語では「キャンプをする」という動詞として使われることが多いようです。
日本語でいう「キャンプ」を表したいときは、それに-ingをつけて"camping"という形にします。
一晩中、野外のテントに泊まるなんて…と尻込みしているミッフィーですが、グランティは"I camp outside loads of time."と言っています。
"loas of ..."は「たくさんの…」という意味の表現。"a load of ..."ともいいます。"lots of"と"a lot of"の関係に似ていますね。
つまり、"loads of time"で「何度も何度も」と回数の多さをあらわす表現になるというわけ。注意したいのは、"loads of time"と-sをつけ忘れると、「たくさんの時間」という全く別の意味になってしまうことです。
ちなみに、この"loads of times"の意味を調べるためにgoogleで検索していたら、この表現についてスペイン語話者の方が質問しているサイトを見つけました。→こちら
私はスペイン語も学習しているので、"muchas veces"や"un montón de veces"という解答を見て「なるほど、『何度も』という意味か…」と理解することができました。こういう時、語学オタクで良かった〜〜って思います。語学って楽しいよね!!
話が横道に逸れました。
ミッフィーはグランティたちの助けを借りて、キャンプを乗り切ることができるのでしょうか??
Poppy: You will be fine, Miffy. Melanie and Grunty will be right here with you and I'll be just inside the house.
(大丈夫よ、ミッフィー。メラニーとグランティが一緒にいるし、私だってすぐそこの家にいるわ。)
Grunty: Look!(見て!)
ポピーおばさん(とグランティ?)の家のすぐそばでキャンプするんですね。それなら子どもたちだけのキャンプでも安心!
と、ポピーおばさんが持ってきてくれた果物かごから、リンゴが転げ落ちてしまいました。
Miffy: Oh, yum(?).(あ、おいしそうなリンゴが。)
ここはミッフィーが何と言っているのか、いまいち自信がありません。
ふつうに考えれば「あ、大変、落としちゃった」的なことを言っているような気がするのですが、どうも"yum"(おいしい、おいしそう)と言っているように聞こえて…。
「おいしそうなリンゴなのに、落としちゃったら大変だ!」ということかしら?
そこへ、犬のスナッフィーが登場。リンゴをくわえて走っていっちゃいました。
Miffy: Oh, Snuffy. That's for our midnight feast!
(わっ、スナッフィー。それは私たちの夜中のお楽しみよ!)
Poppy: I think Snuffy wants to go camping too.(スナッフィーも一緒にキャンプしたいみたいね。)
"feast"は「祝宴、大宴会、ごちそう」という意味なので、"midnight feast"で「真夜中の宴会」。う〜ん、楽しそうな響き!
夜中に甘いものを食べることも、キャンプの時ばかりは大人たち公認なのでしょうね。
大人たちも晩酌は大好きですが、ミッフィーたちのような子どもにとっては尚更、「夜中に友だちと甘いものを食べる」なんて超特別な体験! スナッフィーに奪われる訳にはいきません(笑)。
Melanie: Snuffy!(スナッフィー!)
Miffy: That's my apple!(私のリンゴよ!)
いたずらっ子のスナッフィー、リンゴがすっかりお気に召したようです。
Miffy: Snuffy!(スナッフィー!)
Poppy: Um, I think Snuffy should keep that apple, now she's licked it.
(うーん、このリンゴはスナッフィーにあげましょうか、もう舐めちゃったものね。)
Miffy: Snuffy!(スナッフィーったら!)
"keep"は、この場合は「自分のものにする」という意味。確かに、犬が舐めちゃったものはもう食べられませんね。
Grunty: I can't wait to have our midnight feast.(夜中のお楽しみが待ちきれない!)
気を取り直して、子どもたちは日が暮れるまでゆっくりと遊びます。日没を気にしなくていいというのも、特別感があって楽しそう。
Miffy: You're it.(あなたがオニね。)
Melanie: Got you!(つかまえた!)
Poppy: Right, girls. Bedtime!(さあ、あなたたち。寝る時間よ!)
Miffy: Here I come!(いま行くわ!)
過去のディクテーションでも何度か登場しましたが、"it"は鬼ごっこなどの「鬼」を意味します。
相手にタッチしたときに"Got you!"(つかまえた!)というのも、子どもの遊びではおなじみの表現。
あっという間に日は暮れて、いよいよキャンプの時間になりました。
Miffy: But... can't you stay with us a little bit longer, Poppy?
(でも…ポピーおばさん、もう少し長く私たちと一緒にいてもらえない?)
Poppy: Well, there isn't room in the tent for me, but this should help you get settled.
(あら、テントに私が入るスペースはないわ、でもこれで少しは落ち着けるはずよ。)
Miffy: Oh, how pretty.(わあ、すてき。)
動詞"settle"には「落ち着かせる」という意味があるので、ポピーおばさんの
"this should help you get settled"
というせりふは、直訳すると
「これが、あなたたちを落ち着かせる手助けをするはずだ」
となります。
そう言ってポピーおばさんが取り出したのは、明るい光を放つランタン。こういうのがあると安心感がありますよね。
ミッフィーが言っている"How pretty!"というのは、ここでは「かわいい!」という意味ではなく、「すてき!」とか「いい感じ!」くらいのニュアンスです。
Poppy: There. It'll shine on you all night long. Now, into the tent. I'll see you in the morning.
(これでいいわ。一晩中あなたたちを照らしてくれるから。さあ、テントへ。朝にまた会いましょうね。)
Melanie: Night, Poppy.(おやすみ、ポピーおばさん。)
Miffy: Night-night, Poppy.(おやすみなさい、ポピーおばさん。)
Grunty: Night-night, Poppy.(おやすみなさい、ポピーおばさん。)
Poppy: Sleep tight! Good night, girls!(よく眠るのよ! おやすみ、みんな!)
「おやすみ」のあいさつと言えば"good night"がおなじみですが、それを省略した"night"という形や、"night-night"という繰り返しも「おやすみなさい」の意味でよく使われます。
"night-night"は小さい子どもが使う表現という印象で、大人でも恋人同士なんかだと愛情をこめて(ちょっとかわいい感じで)使ったりしますね。
"sleep tight"は「ぐっすり眠る」という意味のイディオム。この場面のように、命令形で「しっかり休んでね」というときによく使われます。
Grunty: Time for a midnight feast!(夜中のお楽しみの時間よ!)
Melanie: Hurray!(やったあ!)
すぐに寝るのかと思いきや、そうそう、お待ちかねの宴会の時間なのでした! 楽しそうで何よりです。
さて、夜も更けて、みんなが寝静まった頃。
ホーホーという不気味な音が聞こえ、ミッフィーは飛び起きてしまいました。
Miffy: Did you hear that?(いまの聞こえた?)
Grunty: It's just an owl. Nothing to be scared of. Go back to sleep.
(ただのフクロウよ。怖がらなくていいの。眠りましょう。)
やっぱりミッフィー、外で眠るのはちょっと怖いようです。
そこへ、何か獣が吠えるような声が聞こえてきました。
Melanie: Did you hear that?(聞こえた?)
Miffy: What is it?(なんだろう?)
Grunty: I don't know...(さあ…)
3人が外に出ると、テントに映る巨大な影!
Melanie: Oh, dear...(わあ、大変…)
Grunty: It's a monster!(モンスターだ!)
ま、どう見ても犬の影なんですけどね。
ランタンの光の加減で、影が実物より大きく映っていたのでした。
Miffy: That's not a monster. It's Snuffy! Hello, Snuffy.
(モンスターじゃないわ。スナッフィーよ! こんばんは、スナッフィー。)
Melanie&Grunty: Snuffy!(スナッフィー!)
Grunty: She came camping after all! Whoa!(結局、キャンプしに来ちゃったのね! わっ!)
え、犬って夜行性なん?(そんな訳ない…?)
真夜中なのに、スナッフィーめっちゃ元気です。元気があり余ってグランティにとびつき、びっくりしたグランティがテントに倒れ込んでしまいました。
Miffy&Melanie: Snuffy!(スナッフィーったら!)
そこへ、ポピーおばさんが慌てて飛び出してきました。子どもたちだけでキャンプさせているときに何かあったら一大事ですもんね。
Poppy: Girls, are you all right? What's going on?(みんな、大丈夫? どうしたの?)
Grunty: We were fast asleep --(私たち、ぐっすり寝てたんだけど…)
Miffy: And then we heard noises --(そしたら物音が聞こえて…)
Melanie: We thought it was a monster!(モンスターだと思ったの!)
Grunty: But Miffy knew it was Snuffy!
(でも、ミッフィーがそれはスナッフィーだってわかったの!)
Miffy: And then, um...(それで、えっと…)
"fast asleep"は「熟睡して」という意味のイディオム。
口々にミッフィーたちが説明して、最後に気まずそうに潰れたテントを見つめます。
Poppy: My, my! you really have had a camping adventure, haven't you?
(あらまあ! 本当にキャンプの大冒険をしたってわけね?)
Miffy: We were having so much fun, but now the tent's broken, I suppose it's all over.
(とって楽しかったけど、でもテントが壊れちゃったから、キャンプはもうおしまいね。)
Poppy: Well, I don't think so, not yet. I've got a brilliant idea.
(あら、そんなことないわ。すばらしい考えがあるの。)
"My, my!"というのは"Oh, my God!"と同じように驚きを表す表現。主に女性が使うものです。
"I suppose ..."は「私は〜だと思う」と控えめな主張を表す構文です。
ポピーおばさんの「すばらしい考え」とは?
場面が変わり、子どもたちはテントの中で寝袋に入っています。あれ、テントは壊れたんじゃ…?
Poppy: Here you are, some chocolate milk.(どうぞ、チョコレートミルクよ。)
Miffy: Thanks, Poppy.(ありがとう、ポピーおばさん。)
Melanie: Thank you.(ありがとう。)
Grunty: Thanks, Poppy. We don't want Snuffy knocking down on a new tent.
(ありがとう、ポピーおばさん。新しいテントは、スナッフィーに壊してほしくないわね。)
"knock down"は「壊す、解体する」という意味のイディオム。
どうやら、ポピーおばさんが新しいテントを用意してくれたようですね。
Poppy: She's fast asleep, just like you three should be. Good night, girls.
(スナッフィーはぐっすり眠ってるわ。あなたたちも同じようにしなきゃね。おやすみ、みんな。)
Girls: Night-night.(おやすみなさい。)
なんと、ここはポピーおばさんの家の中。イスで骨組みをつくり、布をかぶせた即席のテントなのでした。
おばさんのせりふ"She's fast asleep, just like you three should be."は、直訳すると
「彼女(スナッフィー)は熟睡しているわ、ちょうどあなたたちが(熟睡)するべきなのと同じようにね」
となります。日本語にするとだいぶ変てこですね。ま、「スナッフィーもぐっすり寝てるから、あんたたちも寝なさい」くらいの意味ってことです。
Miffy: I can't wait to go camping outside again. Can we do it tomorrow night, Grunty?
(また外でキャンプをするのが待ちきれない。明日の夜もやってみない、グランティ?)
ランタンもついていて、即席テントだけど良い雰囲気がでています。
ミッフィーは楽しくなってグランティ達に話しかけますが、二人はもうすっかり夢の中。
Miffy: Grunty? Melanie? Night-night, sleepy heads.
(グランティ? メラニー? おやすみ、おねむさん達。)
"sleepy head"は「お寝坊さん、眠そうな人」というお茶目な表現。
ミッフィーも横になって、大冒険の夜は静かに更けていきます。おしまい。
久しぶりのディクテーション、やっぱりだいぶ時間がかかってしまいました〜。
次回も「ミッフィー」ディクテーションをお送りすることになると思います。スペイン語ライティングもやりたい! そして、運命のТРКИテストの準備に追われつつ、ゆるいペースでちまちま更新しております「ロシア語の部屋」もよろしく〜。
では、また近いうちにお会いしましょう〜。
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