英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!その⑥ 〜「ミッフィーのぼうけん」10月15日放送分〜
こんにちは。
娘・おタマは1歳2ヵ月になりました。
同月齢のお友だちの中には、あんよができるお子さんが11ヵ月くらいからぽつぽつと現れていますが、おタマは相変わらず、地に足ならぬ手足をつけて(笑)精力的に這い回っております。
とは言っても、つかまり立ちは日々少しずつ進化してきておりまして、壁を背にもたれかかるようにして立つことができるようになりました。先日などは、座椅子に三角座りをした私の膝を支えにヨイショっと立ち上がり、そのままクルっと背を向けて、おタマのお尻と私の膝だけが触れた状態でかなり安定して立っておりました。
「これ、そーっと私の膝をどけても、気づかず立っているんじゃないか…?」
そんな邪な(?)思いで、そーっとそーっと膝を娘のお尻から離すと…。
おタマ、2秒くらい同じ姿勢をキープしたあと、ぺちゃっと地面に崩れ落ちました。本人は何が起こったのかよくわからなかったようで、きょとんとした顔がかわいかったです。
しかし、うーん…。
今のは「立っち」と言えるのだろうか?
ま、おタマにはおタマのペースがありますので、急かすことなく見守っていこうと思います。
さて、毎週恒例の「ミッフィーのぼうけん」ディクテーションですね。
スペイン語検定受検が来週末に迫っていて、時間があまりないので、解説がいつもより少なめです。気になるところはコメントをいただければお返事いたしますよ。
※この「ディクテーション」シリーズの詳細や注意事項については、下記リンクをご覧ください。
英語リスニング・ディクテーションチャレンジ!〜「ミッフィーのぼうけん」より〜
「スナッフィーとひつじ」10月15日(日)放送分
Miffy: Wake up, sleepy bear, It's morning. Time to brush your hair. Did you have nice dreams?
(おはよう、ねぼすけのクマさん。朝よ。髪をとかす時間だわ。いい夢を見た?)
Miffy: Oh? Bear, was that you? Oh! Sheep! There're sheep outside.
(あら? クマさん、今の、あなた(の声)? あっ! 羊だわ! 外に羊がいる。)
ミッフィーが、ぬいぐるみのクマさんのお世話をしています。
このクマさん、調べてみたのですがどうやら名前はないようで、ミッフィーもただ"Bear"と呼んでいますね。
そして窓の外に、なぜかたくさんの羊。"sheep"は単数形でも複数形でも形が変わらない(単複同形)という性質をもつ名詞ですので、たくさんいても-sはついていません。
Father: Come back!(戻ってこい!)
Miffy: Morning, Mommy, morning, Daddy. Have you got us some sheep?
(おはようママ、おはようパパ。うちで羊を買ったの?)
Mother: No, they were here when we woke up. They must have escaped from the farm.
(違うのよ、私たちが起きときにはもう(羊が)いたの。牧場から逃げてきたに違いないわ。)
Father: Let's have another go rounding them up(?).(もう一度行って、羊を集めてこよう。)
Miffy: OK.(そうね。)
"must have+動詞の過去分詞"で「〜だったにちがいない」。
高校で習ったなあ。
参考までに、形の似た構文を復習。
"could have+動詞の過去分詞"は「〜だったかもしれない」
"should have+動詞の過去分詞"は「〜するべきだった」
どれも便利な構文ですね。
最後のパパの台詞がよく聴き取れませんでしたが、恐らく"round up"「(家畜などを)駆り集める、寄せ集める」という表現が使われたものだと思います。
Miffy: We did it!(やった!)
Mother: Well, thanks to you, Miffy. You two keep in here. I'll go and call farmer to come and collect them.
(あなたのお陰ね、ミッフィー。あなたたち二人はここにいて。私は牧場主を呼んで、羊を集めるように言うわ。)
Miffy: OK.(わかった。)
Father: Don't bother!(行くな!)
Miffy: Don't worry, Daddy. I'll get him back.(心配しないで、パパ。私が連れ戻すわ。)
"bother"は「悩ます、迷惑をかける」という意味をもつ動詞。"Don't bother!"で「余計なことをするな!」と叱りつける表現です。パパは逃げようとする羊を止めるためにこの表現を使っていますね。
Miffy: Here you go.(どうぞ。)
羊にお花を渡して気を惹こうとするミッフィーですが、犬のスナッフィーが吠えかかり、羊はまた逃げてしまいます。
Miffy: Oh! Snuffy! You shouldn't bark at your friend.
(あっ! スナッフィー! お友達に吠えちゃいけないわ。)
Miffy: Hey, little lamb. Come and meet my friend Snuffy. Come on!
(さあ、ちいさな子羊さん。来て、私の友だちのスナッフィーに会って。おいで!)
何とかスナッフィーにも羊と仲良くなってほしいミッフィーですが、うまくいきません。
Miffy: Oh, Snuffy!(もう、スナッフィー!)
Narrator: Is something wrong, Miffy?(どうかしたのかい、ミッフィー?)
Miffy: I need to get this lamb back home. But Snuffy is barking, keep scaring it away.
(私、この子羊を家に返さなきゃいけないの。でもスナッフィーが吠えて、怖がらせちゃう。)
恒例のナレーションとの会話。
天の声らしく(?)、困っているミッフィーにヒントを与えるナレーションさんです。
Narrator: Hmm, so when Snuffy barks, the lamb runs in the other direction.
(うーん、つまりスナッフィーが吠えると、子羊は逆方向に逃げるんだね?)
Miffy: Yes. Oh! So if Snuffy barks over there, the lamb runs at this way! Snuffy, go to the other side.
(そうよ。あっ! だから、スナッフィーがあっちに吠えると、子羊はこっちに逃げるのね! スナッフィー、反対方向に行くのよ。)
Narrator: Perhaps you could make it easier for her to understand what you want.
(たぶん、君がどうしてほしいか、彼女(スナッフィー)にもわかるように伝えられるんじゃないかな?)
Miffy: Umm… Oh! Maybe if I show you what I want. Like this, Snuffy. Follow me!
(うーん…あ! どうしてほしいか、見せてあげたらいいのかも。こうするのよ、スナッフィー。ついて来て!)
非常にどうでもよいことなのですが、「スナッフィー、メスやったんや…」と衝撃を受けた瞬間でした。英語だと、動物なんかでもhe/sheの使い分けで性別がはっきりわかっておもしろいですね。
Miffy: Quiet. Good girl, Snuffy. Now!(静かに。いい子ね、スナッフィー。今よ!)
Miffy: Come on, Snuffy!(そうよ、スナッフィー!)
特訓のかいあって、ミッフィーとスナッフィーのコンビで羊たちを思い通りに動かすことができるようになりました。
Mother: Well done, Miffy.(よくできたわね、ミッフィー。)
Miffy: You should thank Snuffy. She got the lamb to move the right way.
(スナッフィーに感謝すべきだわ。彼女が子羊を正しい方向に動かせたのよ。)
Farmer: Ha-ha. So Snuffy is a sheep dog, is she? In that case…
(ハハハ。じゃ、スナッフィーは牧羊犬かな? だとしたら…)
この牧場のおじさんの台詞、"Snuffy is a sheep dog, is she?"という文が気になりました。
最初は「付加疑問文?」と思ったのですが、もしそうなら、付加疑問の部分の肯定/否定が逆にならないといけないので、不自然に思えるのです。
つまり、
Snuffy is a sheep dog, isn't she?(スナッフィーは牧羊犬だよね?)
Snuffy isn't a sheep dog, is she?(スナッフィーは牧羊犬じゃないよね?)
のどちらかでないと、文法的にはおかしいと思うのですが…。
肯定/否定を逆にしないパターンの付加疑問文もあるのかしら…。ざっと調べてみたところ、そんなものは見当たりませんでしたが、ことばは生き物なので、実際にはこういう形もアリなのかもしれませんね。
さて、牧羊犬の訓練用の笛を取り出したおじさん。ミッフィーは興味津々です。
Miffy: A whistle? What's that for?(笛? 何に使うの?)
Farmer: If you're patient, you can train Snuffy with it. Let me show you.
(辛抱強くやれば、スナッフィーをこれで訓練できるよ。見せてあげよう。)
Farmer: Hmm, very good. Good girl, Snuffy.(うん、とてもいいね。いい子だ、スナッフィー。)
ちょっと訓練しただけで、牧羊犬としての仕事をどんどん覚えていくスナッフィー。有能すぎませんか?(笑)
さて、ミッフィーも犬笛の使い方をすぐにマスターし、スナッフィーとともにおじさんの牧場を目指します。
Miffy: Here. Good girl, Snuffy!(ここよ。いい子ね、スナッフィー!)
Farmer: That's it, Miffy. Well done.(そうだ、ミッフィー。よくできたね。)
Miffy: Snuffy! Come on, Snuffy!(スナッフィー! がんばって、スナッフィー!)
Farmer: Well, that explains that. I must've let the gate open when I fed them this morning.
(うん、これで説明がついた。今朝、羊たちに餌をやったときに、門を開けっぱなしにしていたようだ。)
Miffy: Don't worry. Snuffy knows what to do.
(心配しないで。スナッフィーが、どうすればいいか知っているから。)
おじさん、開けっ放しにされた牧場の門を見て"That explains it."と言っています。直訳すると「これがそれを説明している」ですが、疑問が解けたときなどに「なるほどそうだったのか、これを見てわかったぞ」という意味でよく使われるフレーズです。ミステリ向けの台詞かもしれませんね。
Miffy: Good girl, Snuffy. Well done.(いい子ね、スナッフィー。よくやったわ。)
Farmer: There.(よし。)
Miffy: Here's the whistle back.(笛を返すわ。)
Farmer: Why don't you keep it, Miffy? You and Snuffy make a good team.
(それは持っておきなよ、ミッフィー。君とスナッフィーはいいチームだ。)
Miffy: We do, don't we?(そうでしょう?)
ミッフィー、ペットシッターからアイスクリーム屋の店員、そしてついには羊飼いまで、様々なスキルを身につけていきますね(笑)。様々なことに果敢に挑戦していくスタンスは見習いたいものです。
先ほど説明した「付加疑問文」が、"We do, don't we?"という形できれいに用いられて、今回はおしまいです。
今回は冒頭で述べたように、省略バージョンでお届けしました。
また、来週はスペイン語検定の追い込みがあるので、ひょっとすると「ミッフィー」はお休みするかもしれません。代わりにスペイン語検定対策の記事を書くか、それともしれっと「ミッフィー」をやることになるか、それは来週の私のコンディションしだいでございます。
ともあれ、無理なく、楽しんで学習してまいります。
ではまた、近いうちに。